アバイアの採用で学内ネットワークを2日間で刷新 鹿児島国際大学が推進する教育改革をICTで支援 学校法人津曲学園 鹿児島国際大学 業種▶教育 展開範囲▶教育インフラ 学校法人津曲学園 鹿児島国際大学 所 在 地 鹿児島県鹿児島市坂之上8-34-1 創 立 1932年3月(鹿児島高等商業学校) 大 学 設 置 1960年4月(鹿児島経済大学: 経済学部・経済学科) 学 部 経済学部、 福祉社会学部、 国際文化学部 U R Lhttp://www.iuk.ac.jp/ Avaya Fabric Connectは、 新しい技術の導入なので、 何らかのトラ ブルはあるだろうと覚悟していました。しかし大きな問題もなく、 すんな りとネットワーク環境を刷新できました。 逆に拍子抜けするほど順調に作 業できました。 日本で初めて世界自然 遺 産に登録さ 世界的な視野で考え、地域社会の発展 のための科目を中心としたカリキュラム れた屋久島や稀少な野生動植物の宝庫 に寄 与できる人材を 養 成 することを目 で編 成される共 通 教育と、コース制の である奄 美群島などの世界に誇る自然 指しているのが鹿児島国際大学である。 採 用で学生の キャリアデザインに対応 環 境を有し、桜島や霧島などの火山の 鹿 児島国際大学は、1932年に九州 した科目を系統的に配置する専門教育 恩 恵 であり、その 数 全国2位の源 泉 数 の私学として初めて設 立された経 済 商 により、国際 社会および地域社会の発 を 誇 る温 泉 の 数々、 黒 豚、 薩 摩 揚 げ、 業関係の高等教育機関である鹿児島高 展に貢献する人材を輩出している。 焼酎などの豊かな食文化、西郷隆盛や 等 商業 学 校を前身とし、現在では、経 教育カリキュラムの一環として経済学 大久保利通など、日本近代化の礎となっ 済学部、福祉社会学部、国際文化学部 部 経営学科では、コンピュータ概論や た偉人や近代化産業遺 産、日本で唯一 の3学部を有する南九 州随一 の人 文 系 アルゴリズ ムとデー タ構 造、ビジネス のロケット発 射 場など、多くの 魅 力に 総合 大 学に成 長。世 界・日本・地 域に データ処 理、データベース論、プ ログ あふれる鹿児島県。この地で、 「東西文 おける経済社会の動向に関心と愛着を ラミングなどの履修 モデルおよびカリ 化の融合」と「地 域 社 会への貢 献 」を 持ち、地域社会の発展に貢献したいと キュラムにより、情報プロフェッショナ 建 学 の 精 神とし、今日、社 会・文化を 考えている学生を受け入れ、教養 教育 ル の育成にも注 力している。また経 済 課題 効果 ●学内LANが導入から6年以上経過 ●3日間の検証と2日間の移行作業で学内LANを刷新 ●ネットワーク環境の設定変更に工数と時間がかかる ●稼働後1年、ネットワークに起因するトラブルなし ●サーバー数の増加で配線が複雑化し保守作業が困難 ●Fabric Connectによりシンプルなネットワーク構成を実現 ●ネットワークの複雑化で保守工数が増加 ●サーバー間のトラフィックやレスポンスが向上 1 Avaya Fabric Connectは設定変更が容易で、 トポロジーにも依存しないので、 導入当日の構成変更も可能でした。 こうしたネットワーク環境は、これまでのネットワーク機器では 実現できませんでした。 学校法人津曲学園 鹿児島国際大学 総合企画部情報処理センター所長補佐 堀之内 英人 氏 学部以外の学生でも、授業のない時間 に振り返る。 チとサーバースイッチをリング構成で接 帯に開放されている情報処理教室やカ 「ある情報処理教室のネットワーク環 続しコア・ネットワークとした。このコ フェテリアに設置されているPCを自由 境の設 定 変 更依 頼があると、エッジス ア・ネットワークはリング構成により配 に利用することで、eラーニングや情報 イッチからコアスイッチまで、すべての 線を簡素化し、10Gを採用して帯域を 収集、各種コミュニケーションが可能。 設 定 変 更が必要であり、非常に多くの 確保、さらにファブリックを使った自由 これら鹿 児 島 国 際 大 学におけるICT環 作 業 工 数と作 業時間がかかっていまし 度の高いネットワークとなっている。そ 境の 構築 から管 理・運営までを担 当し た。また 教 育 改 革に伴うICT環 境 の 改 してコア・ネットワークから光ファイバー ているのが鹿児島国際大学総合企画部 善 を 行うため、よりシン プルな ネット で各校舎の集線スイッチ、フロアスイッ 情 報 処 理センター(以下、情 報 処 理セ ワーク環境が必要でした」 チにスター冗 長構成でつながり、その ンター)である。 ま た 管 理 するサーバー 台 数 が 増 え、 先はハブや無線LANアクセスポイント、 管 理 が 煩 雑 化したことから、サーバー 各研究室のPCに直接つながるシンプル 構築から6年以上経過した 学内LANの更改が急務に を集 約すること、サーバー間の 通 信速 なネットワーク構成になっている。また 度を向上することも、ネットワーク環境 これまで各校舎に設置されていたサー の更 改の目的の1つ。堀 之内氏は、 「物 バー も含め、すべてのサーバーを 情 報 情報処理センターの主な業務は、12 理サーバーを追加することで、サーバー 処 理センターに集 約し、さらに仮 想化 環 境を拡張してきたので、構成や配 線 によりサーバーファームを構成している。 が複雑になり、メンテナンスやトラブル 情 報 処 理 セ ン タ ー のICT構 築 を サ 発生時の原因究明が困難な状況になっ ポ ート して い る ワ イ エ ム エ ス のITソ ていました」と話している。 リューション部 ネットワークデ ザイン 室の 情 報 処 理 教 室、2室のカフェテリ ア室(自習室)、貸出用ノートPC、学内 無線LAN(Wi-Fi)の運用・管理、学生 情報システム(学生ポータル)をはじめ グループ マネージャーである永田雄一 とする各種システムの保守・運用・管理 これまでの実績を評価して Avaya Fabric Connectを採用 氏は、Avaya Fabric Connectを提案 この学内LANが 導入から6年以 上 経 学 内LANの 更 改 は、2013年8月 (2009年12月にアバイアに 統 合)の 過したことから、新しいネットワーク環 より検 討を 開 始。ネットワーク仮 想 化 境に更 改することが必要だった。鹿 児 ソリュー ションとして「Avaya Fabric 島国 際 大 学 総合 企 画 部情 報 処 理セン Connect」の 採 用を 決 定し、2014年 ター所長補佐の堀之内英人氏は、当時 8月に新しい学内LANを本番稼働した。 のネットワーク環境について、次のよう 新し い 学 内LANは、2台 のコアスイッ などを行い。また、各種 サーバー群を つなぐ 「鹿児島国際大学学内LAN (以下、 学内LAN)」も運用している。 2 した理由を、次のように語る。 「以前の 学 内LANは、ノーテルネットワークス ネットワーク機 器で構 成 されていまし た。大きなトラブルもなく、安定性、信 頼 性も高かったのでネットワーク機 器 の更改だけでも良かったのですが、サー バーセグメントを整理したいという要望 もあったので、高い信頼性はもちろん、 環境を刷新できまし 柔 軟 な 管 理 が で き るAvaya Fabric た。逆に拍子抜けす Connectを提案しました」 るほど順調に作業で 新しい学内LANには、約1400台の きました。これまで デスクトップPCおよびノートPCがつな の経験からも、あり がっており、各情報処理教室、研究室、 えないほど短期間で 職 員 室、部局、カフェテリアなどにそ 導入作業が完了して れぞれ設置されている。また貸出用の います」 ノートPCも約300台用意されている。 通常、この 規 模 のネットワークを更 これらのPCでは、ファイルサーバや電 改する場合には、2週間程 度の 検 証 期 「こうしたネットワーク環 境は、これま 子メールが利用できるほか、学生ポータ 間を設けるが、今 回はワイエムエス社 でのネットワーク技 術では実現できま ルを利用して、教職員と学生のコミュニ 内のローカル 環 境で3日間の 検 証を実 せんでした」と語る。 ケーションや教職 員からの 各種 通 知の 施。本 番 稼 働時には、日本アバイアの 従 来 のネットワーク技 術では、コア 閲覧、休講情報、授業教材のダウンロー エンジニアも 待 機し、土 曜日、日曜日 スイッチとサーバーファーム、および各 ド、レポート提出、成績情報、出欠情報、 の2日間で 移 行 作 業 を完 了した。堀 之 教 室をつなぐプ ロトコルが 異 なってい 就 活情 報などが利用できる。さらに無 内氏は、 「機器の搬 入と設置で1日、設 たために、ネットワークの設定変更は、 線LANにつながった ハンディターミナ 定、火 入れ、テストで 半日、確 認 作 業 時間と工数がかかる作業だった。SPB ルにIC学生 証をかざ すことで、出 席 登 で半日というスケジュールです。稼働し は、基 本 情 報を 設 定して、どのポート 録も可能になっている。 て約1年になりますが、ネットワークに で使うかを 選 択するだけで、自動的に 起 因するトラブルは1度もありません」 データベースが出来上がり、ネットワー と話す。 クを構成できる。また障害発生時には、 容易な導入や高い安定性、信 頼性は どのル ートを経由すると最 適 かという もち ろ ん、 俊 敏 性 や 柔 軟 性 もAvaya ル ールも自動 的にデータベース化され 2日間で移行作業を完了 稼働から1年トラブルもなし することが可能になった。堀之内氏は、 Avaya Fabric Connect導入時のメ Fabric Connectを 採 用 し た 効 果 の1 るので、特殊なプロトコルを使うことな リットについて堀 之 内 氏 は、次のよう つ。2台 のコ ア スイッチとリング 構 成 く、信 頼 性 の高 い ネットワークを構 築 に語る。 「新しい技術の導入なので、何 で つな が るサーバーファーム、お よび できる。 らかのトラブルはあるだろうと覚悟して スター冗 長 構 成 でつな が る各 教 室は、 永田氏は、 「Avaya Fabric Connect いました。しかし三井情報(株)や日本 Shortest Path Bridging(SPB)と は、コアスイッチからエッジスイッチま アバイアの サ ポートもあり、特に大 き 呼ばれる1つのプロトコルで管理できる でのすべてが仮 想化されるので、設 定 な問題もなく、すんなりとネットワーク ので、柔 軟 な ネットワーク構 成を実 現 の 変 更 が発 生した場合でも、エッジス 従来はコアスイッチの設定を変更するのは心の準備が必要でしたが、 Avaya Fabric Connectはエッジスイッチの変更のみで対応できるので 管理が非常に楽になりました。 株式会社ワイエムエス IT ソリューション部 ネットワークデザイングループ マネージャー 永田 雄一 氏 3 イッチ の 変 更 の みで 対 応 で きる ので、 作 業が 非常に楽になりました。導入 当 日に構成を変 更した部分もあるほどで 本部や高校をスムーズに統合 マルチテナンシーにも期待 す。特に従 来 はコアスイッチ の 設 定を 2014年4月より、 津 曲 学 園 の 法 人 変 更するのは、心の準備が必要だった 本部が鹿 児島国際大学キャンパス内に ので、コアスイッチをさわらなくてよく 移設されたことで、ネットワーク構成の なったことがAvaya Fabric Connect 設 定 変 更 が必 要だった。また2015年 を導入した最 大の効果です」と笑いな にも、キャンパス内の工事があり、ネッ がら語る。 トワークの設定 変更が実施されている 一方、サーバーファームの高速化につ が、いずれの 作 業もスムーズに実 施さ いて堀之内氏は、 「大容量のファイルコ れたという。鹿 児島国際 大学では、今 ピーが 高速化するなど、利用者が 感じ 後もネットワーク環 境の設 定 変 更を計 るレスポンスも向 上してい ると思いま 画しているが、日本アバイアのサポート す。サーバー間のトラフィックはかなり とAvaya Fabric Connectの機能には 向上しており、もはやネットワーク環境 大きな期待を寄せている。 がボトルネックに なることは ありませ ん」と話している。 ソリューション Avaya Fabric Connect ●Avaya Ethernet Routing Switch 8800 ●Avaya Ethernet Routing Switch 3500 ©2015 Avaya Inc. AvayaおよびアバイアのロゴはAvaya Inc.の商標です。 その他のすべての商品は個々の商標権者に帰属します。 日本アバイア株式会社 〒107-0052 東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー 電話: (03) 5575-8700 ファックス: (03) 5575-8701 URL:http://www.avaya.com/jp mail:[email protected] ●Avaya Virtual Services Platform 4000
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