1 正方形の 4 個の頂点を,時計回りに順に A,B, 3 xy 平面上の点 P が原点 O(0; 0) から次の規則 C,D とする.頂点 A から出発して頂点上を時 に従って動くとする.表,裏がでる確率が等し 計回りに点 P を進めるゲームを行う.硬貨を 1 い硬貨を 2 枚投げて,表が 2 枚でたら右に 1 移 回投げるごとに,表が出たときには頂点 1 つ分 動し,裏が 2 枚でたら上に 1 移動し,表 1 枚裏 1 だけ点 P を進め,裏が出たときには頂点 2 つ分 枚でたら右に 1 移動し,さらに上に 1 移動する. だけ点 P を進めるものとする.ただし,点 P が 以下,この試行を繰り返す.従って,最初表 1 枚 頂点 D にとまった時点でゲームは終わるものと 裏 1 枚でたら点 P の座標は (1; 1) で,次に表 2 する. 枚でたら点 P の座標は (2; 1) である.このとき, 次の問に答えなさい. 硬貨を n 回投げ終えた時点で点 P が頂点 A に 到達する確率を pn とするとき,次の問に答えよ. (1) この試行を 3 回繰り返したとき,点 P の座標が (3; 3) である確率は ア イ である. (2) この試行を 4 回繰り返したとき,点 P の座標が (1) p2 ; p3 を求めよ. (3; 3) である確率は (2) p4 ; p5 を求めよ. (3) p12 を求めよ. ウ エオ である. (3) この試行を 5 回繰り返したとき,点 P の座標が (3; 3) である確率は ( 佐賀大学 2015 ) カキ クケコ である.また,そ のうち点 P が点 (1; 1) を通って座標が (3; 3) である確率は サ シスセ である. (4) この試行を 7 回繰り返したとき,点 P が (3; 3) 2 を通るか,(3; 3) である確率は A,B,C,D,E の 5 人をいくつかの組に分け ソタチ ツテトナ で ある. る.ただし,組同士は区別せず,どの組も 1 人以 上を含んでいるとする.このとき,以下の問い ( 東北薬科大学 2015 ) に答えなさい. (1) A が 3 人の組に含まれるような分け方は何通り 4 n を自然数とする.白玉 4 個と赤玉 8 個が入って いる袋から,玉を 1 個取り出し ,色を見てから あるか求めなさい. (2) A が 2 人の組に含まれるような分け方は何通り もとにもど す試行を n 回繰り返すとき,白玉が 偶数回出る確率を pn とする.ただし,0 は偶数 あるか求めなさい. (3) 5 人を組に分ける方法は全部で何通りあるか求 めなさい. と考える. (1) pn+1 を pn で表せ. ( 首都大学東京 2015 ) (2) 数列 fpn g の一般項を求めよ. (3) 極限 lim pn を求めよ. n!1 ( 日本女子大学 2015 ) 5 1 枚の硬貨を何回も投げ,表が 2 回続けて出たら 7 1 から n までの番号が 1 つずつ書かれている n 個 終了する試行を行う.ちょうど n 回で終了する の球が,袋の中に入っている.この袋の中から 確率を Pn とするとき,次の問いに答えよ. 3 個の球を同時に取り出す.このとき,以下の問 いに答えよ.ただし,n = 3 とする. (1) P2 ; P3 ; P4 を求めよ. (2) Pn+1 を Pn および Pn¡1 を用いて表せ.ただし, (1) n = 5 のとき,球に書かれている 3 つの数のう n = 3 とする. (3) n = 2 のとき, ち,2 つだけが連続している確率を求めよ. Pn 5 Pn+1 5 Pn が成り立つ 2 (2) 球に書かれている 3 つの数のうち,2 つだけが 連続している確率 p(n) を求めよ. ことを示せ. ( 大阪市立大学 2015 ) (3) 球に書かれている 3 つの数のうち,どの 2 つも 連続していない確率 q(n) を求めよ. (4) p(n) の最大値と,そのときの n の値を求めよ. ( 福井大学 2015 ) 6 n を 自 然 数 ,i を 虚 数 単 位 と す る .集 合 I1 ; I2 ; I3 ; I4 ,および A を I1 = fk j k は n 以下の自然数 g I2 = f¡k j k は n 以下の自然数 g I3 = fki j k は n 以下の自然数 g 8 A さんは 5 円硬貨を 3 枚,B さんは 5 円硬貨を 1 枚と 10 円硬貨を 1 枚持っている.2 人は自分が I4 = f¡ki j k は n 以下の自然数 g 持っている硬貨すべてを一度に投げる.それぞ A = I1 [ I2 [ I3 [ I4 [ f0g れが投げた硬貨のうち表が出た硬貨の合計金額 とする.集合 A の要素が 1 つずつ書かれたカー ドが 4n + 1 枚ある.ただし,それぞれのカード に書かれている要素は異なるものとする.これ らのカード をよくまぜて,左から右に一列に並 べる.左から k 番目のカードに書かれた数を Xk が多い方を勝ちとする.勝者は相手の裏が出た 硬貨をすべてもらう.なお,表が出た硬貨の合 計金額が同じときは引き分けとし ,硬貨のやり とりは行わない.このゲームについて,以下の 問いに答えよ. とするとき,次の確率を求めよ. (1) A さんが B さんに勝つ確率 p,および引き分け (1) 積 X1 X2 X3 が 0 となる. となる確率 q をそれぞれ求めよ. (2) 積 X1 X2 X3 が実数となる. (3) 和 X1 + X2 が実数となる. (2) ゲーム終了後に A さんが持っている硬貨の合計 金額の期待値 E を求めよ. (4) X1 (X2 + X3 ) が 0 となる. ( 九州大学 2014 ) ( 愛媛大学 2015 ) 9 南北に平行に走る 5 本の同じ 長さの線分が等間 11 n を自然数とする.1 から 2n までの番号をつけ 隔で並んでいる.西から順に,各線分の南の端点 た 2n 枚のカード を袋に入れ,よくかき混ぜて n は,A0 ,B0 ,C0 ,D0 ,E0 であり,北の端点は, 枚を取り出し ,取り出した n 枚のカード の数字 A,B,C,D,E である.各線分を 4 等分する の合計を A,残された n 枚のカード の数字の合 点を,南から順に,1 番地,2 番地,3 番地と呼 計を B とする.このとき,以下の問に答えよ. ぶ.隣り合う線分の同じ 番地同士を結ぶ線分を (1) n が奇数のとき,A と B が等し くないことを 橋と呼ぶ.人は南の端点のいずれかをスタート 地点として北へ向かって歩き始め,橋に出会わ なければそのまま北へ向かって歩き続け,橋に出 会えば橋で結ばれた隣の線分に渡ってその線分 示せ. (2) n が偶数のとき,A と B の差は偶数であること を示せ. (3) n = 4 のとき,A と B が等しい確率を求めよ. を北へ向かって歩く.必要ならこれを繰り返し, 人は最終的に北の端点のゴール地点に到着する. D に家があるとする.5 つの各スタート地点か ら家に到着することができるそれぞれの確率を, 以下の場合に,求めなさい. (1) 同様に確からしく,1 番地に 1 本の橋を置く場合 (2) 同様に確からしく,たがいに独立に,1 番地に 1 本,2 番地に 1 本,3 番地に 1 本の橋を置く場合 ( 埼玉大学 2014 ) 10 大小合わせて 2 個のサイコロがある.サイコロ を投げると,1 から 6 までの整数の目が等しい確 率で出るとする. (1) 2 個のサイコロを同時に投げる.出た目の差の 絶対値について,その期待値を求めよ. (2) 2 個のサイコロを同時に投げ,出た目が異なる ときはそこで終了する.出た目が同じときには 小さいサイコロをもう一度だけ投げて終了する. 終了時に出ている目の差の絶対値について,そ の期待値を求めよ. ( 名古屋大学 2014 ) ( 神戸大学 2014 )
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