秋山 義紀

国際コミュニケーション学部
(こども教育専攻)
平成25年度卒業
秋山
近況
義紀
私は、川越市立仙波小学校の3年生、40人学級を担任しています。今までの2年間を
振り返り、今年は学級経営に力を入れて取り組んでいます。具体的には、子ども同士のつ
ながりが薄いという児童の実態から「おはよう」と「ありがとう」という二つの言葉を子
どもたちに特に意識させ、ゲームやアクティビティを通して、子ども同士でかかわる機会
を多く設定しています。
学生時代
学校ボランティアで学んだこと
学生時代に行っていた学校ボランティアを行う良さは、大きく2つあると考えています。
1つ目は、学生時代に教師仕事や指導法、考えなど、幅広く学校を知ることができたこと
です。2つ目は、学校ボランティアで掲示物を見たり、授業の仕方をメモしたりしていた
ことで、初任者の時に感じる『不安』は少なく済んだように思います。これらを一言で表
現するならば、学校ボランティアで学んだことは、
「学校現場のイメージをもつことができ
たこと」、そして、学校現場に出る時の「不安軽減」にもつながるということです。
教員となって活かされていること
学校ボランティアの経験が今に活かされていることは、掲示の工夫、宿題の点検の仕方、
プリントの配り方・集め方。掃除当番や給食当番などの仕組みづくりです。今挙げた項目
は、『子どもとかかわる』という点ではかけ離れていることに思われるかもしれませんが、
これらのことを効率よく行うことで子どもとかかわる時間を生み出すことができます。逆
を言うと、ここの工夫がなければ今の学校現場では、一人一人の子どもと十分にかかわる
ことは難しいと思います。私は、これらのことを様々な学校へ出向くことができる学生の
時期に学ぶことができました。そのため、多くの引き出しをもって現場に出ることができ、
今も、学生の時に得たものを活用して取り組んでいます。
学校ボランティアで子どもとかかわることはもちろん大切なことですが、教師の仕事の
工夫・考えを『見る・聞く・知る』ことは、ぜひ意識してもらいたいです。