国際コミュニケーション学部 (こども教育専攻) 平成 23 年度卒業 田所 昂 今、私はさいたま市立上木崎小学校で 6 年生の担任をしています。さまざまな環境で生活している、個性 豊かな 34 名の宝ものたちと、 「卒業」という 1 年間のゴールを目指して真正面から向き合い、大切な日々を 共に過ごしています。小学生からの夢だった小学校教諭となって 4 年。昨年度、初めての卒業生を出しまし たが、まだまだ勉強不足なことが多く、学びの日々を過ごしています。 学生時代、学校ボランティアで学んだこと 私は大学生活の 4 年間で様々な教育現場で活動させていただくことができました。教授の先生方からのご 支援をいただいたり、時には自らお願いにあがったりとつながり方は様々ですが、どこの現場でも貴重な体 験をさせていただきました。児童との関わり方、授業づくりのコツ、教科指導以外の大学では見えにくい様々 な教師の仕事内容、現場の先生方の想いや考え…など、数えきれないほど学ばせていただきました。 その中でも私の中で一番大きかったのが、児童との関わり方です。一つの学校には十人十色の児童たちが いて、それぞれ違った関わり方が必要となり、常にいろいろな目で児童を見とることが大切であるというこ とを実感できました。そしてそんな児童たちと関わる中で「自分だったらこう指導する」 「自分だったらこう 関わってみる」と考えることができました。その体験がますます、 「小学校の先生になりたい」という想いを 強くしていきました。 ☆学生ボランティアとして受け入れていただいた小学校 埼玉県 さいたま市立高砂小学校 富士見市立関沢小学校 東京都 千代田区立和泉小学校 江戸川区立清新第二小学校 小学校教師の仕事は大学時代に思っているものよりも、当たり前ですが細かな仕事が多く、より責任感の ある職です。大学卒業後 1 年目の先生も 10 年目の先生も同じ一人の教師として見られます。私も最初は戸 惑いや驚きの連続でした(今でもありますが…) 。そんな時、 「あの先生はこんなことしてたな。」 「あの子に 似てるな。 」と学生ボランティアで学ばせていただいたことや、出会った児童との出来事を思い出しながら、 指導にあたることができました。また、授業づくりでは引き出しの数が多いほど、児童を引きつけ「分かり やすく、おもしろい授業」を目指すことができます。この時も学生ボランティアで参観させていただいた授 業の一つひとつが私の引き出しに変わり、今向き合っている児童に還元することが出来ています。
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