佐藤 由希さん(平成23年度卒業)

国際コミュニケーション学部
(こども教育専攻)
平成23年度卒業
佐藤 由希
近状:私は、現在ふじみ野市立上野台小学校で 3 年生を担任しています。
学生時代、学校ボランティアで学んだこと(体験した事)
学校ボランティアのよいところは、たくさんの学校や学年、学級に関われる事だと思います。その中
で、子どもたちの成長を感じ、学年に合った指導を行っている事がよくわかりました。朝、教室を回っ
てみると、1 年生には「○○ができるようになろう」などの具体的な励ましの言葉が書いてあったり、5、
6年生には「学校のために~」と言う意識を高める言葉が書かれていたり、普段の学校生活ではなかな
か見ることができない部分も勉強させてもらえました。
またボランティアの中で、何かに視点を絞ることで、自分の中にたくさんの「知識の引き出し」を作
ることができました。私は特に、先生方の子どもたちに対する声掛けを学んできました。具体的に褒め
ることによって、子どもたちの意欲を高めることができたり、個別に指導している際に「怒る」ではな
く「何がいけないことだったのか指導する」ことで、子どもを落ち着かせ考えさせることができたりす
ることを知ることができました。その言葉は、今でもメモとして大切に保管しています。
教師となって活かされていること
初任者のとき、改めて体験しておいてよかったと思うことがありました。それは「1 年間の流れをつか
める」と言う事です。初任者の初めのころは、どんなことをすればいいのか本当にわからないことだら
けで、不安で押しつぶされそうになったことがありました。特に行事のときは、忙しい中で何を準備し
ていいのかさえ不安になることがありました。しかし「これはボランティアで手伝ったことがある!!
そのときは、こんなものを先生方と一緒に作ったぞ。」と思えたとき、自分から考えて行動することが
できました。
また、日々の授業でもそうでした。様々な学年の授業を参観させてもらったり、指導ボランティアと
して参加させてもらったりしたときの様子を参考に、授業を組み立てることもしました。ボランティア
時代にもらった資料は、今でも見返し、自分の考えを付けたしながら活用しています。
「経験しなければわからない」ことがたくさん学べました。一歩を踏み出してみてください。