平成 26 年度「土砂災害防止に関する絵画・作文」作文小学生の部 優秀賞(事務次官賞) 「私たちに出来ることを少しずつ」 いわした え り な 神奈川県 伊勢原市立伊勢原小学校 6年 岩下 江里奈 7月9日に長野県南木曽町でおこった土砂災害についてのニュースを見て、私は背筋が寒くなりました。 台風8号により、梅雨前線がしげきされ、1時間に 76 ミリメートルという大量の雨が降りました。そして土石流 が発生したために民家が流され、中学 1 年生の男の子が亡くなったのです。監視カメラには、土石流によ って木が折れ、その折れた木が流されていく様子がうつっていました。とてもおそろしい様子でした。まだそ のとき台風は長野県から遠かったのに、たった数時間で大量の雨が降り、土石流が発生して人の命をうば ってしまうなんて、信じられませんでした。 このニュースを見たとき、私は、伊勢原でもバケツをひっくり返したような大量の雨が降ることがあって、し かも、最近そういう雨の降り方が増えていることに気がつきました。そして、伊勢原でも南木曽町と同じように、 土砂災害がおきてしまうのではないかとこわくなりました。伊勢原に大きな川はないから土石流は発生しな いと思います。でも、伊勢原には大山があります。大量の雨が降ったときに大山で土砂くずれがおきるかも しれません。大山でなくても、高くなっているところが伊勢原には何か所かあります。私の家は、あまり、土 砂くずれの被害は受けませんが、友達の家が被害をうけるかもしれないと思うと心配になりました。土砂災 害はおこってほしくありません。 では、土砂災害を防ぐために、また、被害を最小限におさえるために、私たちにできることはなにかない のだろうか、と考え、土砂災害についていろいろと調べました。そして、私たちにもできることを2つ、見つけ ました。 1つ目は、土砂災害の被害を最小限におさえるために、自分の身を守ることです。まず、自分の住んでい るところが、土砂災害がおこったときにどれくらい被害をうけるか、ハザードマップなどで確認しておきます。 そして、大雨時や土砂災害警戒情報が発令されたときは早めに避難します。普段から土砂災害に備えて おくことで、自分の命を守ったり、けがを防いだりできます。 2つ目は、土砂災害を防ぐために、地球環境を守ることです。集中豪雨などの、土砂災害の原因となるよ うな異常気象には、地球温暖化が関係しています。地球温暖化の主な原因は、私たちが生活している中 で排出される二酸化炭素です。節電したり、植林活動に参加したりして、二酸化炭素を減らすことが出来れ ば、異常気象がおこらないため、大量の雨が1度に降ることが少なくなり、土砂災害を防げます。 これから私たちは、土砂災害を防ぎ、また土砂災害による被害を最小限におさえなければならないと思い ます。そのためには、自分が出来ることを少しずつやっていくことが大切です。
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