長野地域UJIターン就職促進事業業務委託仕様書 1 業務名 長野地域UJIターン就職促進事業 2 業務目的 社会的な人口減少の傾向に加え、市外への人口流出が喫緊の課題となる中、東京圏をは じめとする地方への人口環流をつくるUJIターン就職促進の取り組みが求められている。 長野市では、平成26年12月に就職情報サイト「おしごとながの」の運用を開始し、平成 28年4月からは、近隣8市町村が加わり、広域化した情報発信を行う。このサイトを活用 し、東京圏でのUJIターン促進イベントを併せて実施することで、若者に長野地域の企 業やくらし方の魅力を知ってもらい、仕事の価値や働き方に目を向け、長野地域でのくら しを選択してもらうことを目指すものである。同時に、学生の母集団を形成し、長野地域 の魅力を情報発信してもらうことで、長野地域の産業に活力を与えるものである。 3 業務履行期間 契約を締結した日から平成29年3月31日までとする。 4 業務内容 業務遂行に当たっての共通事項は次のとおりとする。 ・イベント事業実施の際には、学生等が参加しやすい会場選定を行う。 ・学生等のイベント参加料及び、参加企業の負担金などについては、全て無料とする。 ・参加企業は、受託者が選定のうえ、市の承認を受け参加させること。但し、参加企業 に関しては、市からの情報提供も可能とする。 (1)イベント事業 就職、転職、あるいは移住を目的とした企業情報発信事業として、東京圏において若者 と長野地域の企業が交流するイベントの開催及び長野地域への企業見学ツアーを実施し、 長野地域企業と就職希望者のマッチング支援を行うこと。 各イベントには次の項目が含まれる。なお、各イベントの開催時期や場所についても提 案に入れること。 ・東京圏の大学、短大、専修学校等のキャリアセンターへの事業周知依頼 ・本事業の周知、認知度を上げるための情報誌や広告媒体等を活用した広報活動 ・企業への参加案内と参加者の集客(広報と企業依頼) ・イベント参加者申込用サイトの作成 ア 東京圏マッチングイベントの企画と実施 1 東京圏において、学生と長野地域企業の交流によるワークショップ等のイベント開催 ・長野地域において、ワークショップ実施前に、企業PR力強化セミナーを参加企業に つき1回は実施すること。 ・大学1~2年生を対象とし、参加定員20人程度で年2回以上実施すること。 ・大学3年生を対象とし、参加定員20人程度で年2回以上実施すること。 イ 東京圏合同面接会の企画と実施 UJIターン就職につなげるため、東京圏において、長野地域企業の合同面接会の開 催 ・大学4年生を中心とし、参加定員60人程度で年2回以上実施すること。 ・転職・移住を含め学生を除く東京圏在住者を対象とし、参加定員30人程度で秋以降 に1回実施すること。 ウ 企業見学ツアーの企画と実施 若者に長野地域の企業やくらし方の魅力を発見できる東京圏からのツアーを実施 ・プログラムの提供により企業参加を容易にし、企業や長野地域の魅力を体験できる こと。 ・参加者及び、協力事業者からの評価をまとめ、報告すること。 ・大学1年~3年生を対象とし、参加定員10名以上で年2回実施すること。 エ 各種イベントのフィードバック ・各種イベントの参加体験レポートをイベント参加者に依頼し、作成すること。 ・受託者は、上記レポートを文章校正し、「おしごとながの」及び各種支援サイトに アップする文章とイベント画像を本市へ提供すること。 ・イベント参加企業へのフィードバックを行うこと。 (2)「おしごとながの 」PR及びSNS連動事業 「おしごとながの」のPRと各種イベントの参加体験レポートの情報発信のため、SNS 専用のアカウントを作成し、運用を行うこと。アカウントは、業務終了後は本市へ無 償で引き継ぐこと。 ア 記事の作成及び掲載 ・(1)のイベント事業の告知や開催報告、参加者の声などの記事を作成し、SNSに掲 載する。(月1回以上) ・企業情報(就職情報)発信や長野地域でのくらし方の魅力等の記事を作成し、SNSに 掲載する。 イ SNS利用者の継続的な拡大 ・イベント事業での参加者等からの情報収集に基づき、個人特性や興味・関心に応じ、 適切な情報を配信すること。 ウ PRチラシの作成 大学、学生団体、高校、保護者などへの「おしごとながの」のPR及びSNS連動事業 2 の案内チラシを作成すること。チラシ作成の概要については次のとおりとする。 ・学生団体や大学生、高校生等、及びその保護者などに見やすいデザインや構成にす ること。また、当市に校正をすること。 ・A4、フルカラーとすること。 ・必要と思われる部数を印刷することとし、うち10,000枚を当市に平成28年7月25日 (月)までに納品すること。また、印刷データについてもCD-R等で納品すること。 なお、市に納品される10,000枚については、高校卒業式及び成人式等で配布する予 定。 エ SNSのアクセス分析と改善提案 ・定期的な分析と今後の情報発信に向けた提案をすること。 (3)東京圏就職支援コンシェルジュ事業 東京圏に常設の窓口を開設し、専任の者を1名以上配置し、東京圏のイベント参加者や SNS利用者と企業を結ぶマッチング支援を行うこと。なお、想定する業務は以下のとおり。 ・イベントの参加受付 ・イベント参加者の合同面接会への誘導 ・イベント参加者やSNS利用者の就職状況のヒアリング及び就職支援 (4)定期報告の実施及び報告書の作成・提出 ア 毎月10日までに活動状況や加入者数等の報告を行うこと。 イ 各イベント終了時に事業報告書及び改善提案を作成して報告すること。 (5)その他 本事業に効果的な企画等がある場合は、提案すること。 5 事業の達成目標 本事業の達成目標は以下のとおりとする。 (1)イベント事業の達成目標 ア 東京圏マッチングイベントの参加者数 のべ100人以上 イ 東京圏合同面接会イベントの参加者数 のべ150人以上 ウ 長野地域見学ツアーの参加者数 のべ20人以上 (2)長野地域就職者・移住者の達成目標 当事業を経由したUJIターン就職者 30人 6 著作者(提供写真等)について (1)本業務の実施により生じた著作権、肖像権その他権利は、全て当市に帰属するもの とする。 (2)作成のために撮影した写真及び作成したイラスト等は、全て当市に納品し、その利 用及び再編集は当市において自由に行うことができるものとする。また、当市及び関 3 係団体が成果品を使用するに当たって、著作者人格権に基づく権利については双方協 議するものとする。 (3)本業務の実施による成果物は、映像・画像・音楽等の著作権・肖像権上の権利関係 の処理を済ませた上で納品するものとする。なお、専用SNS等での公開期間については 「3 業務履行期間」中とする。 (4)第三者が権利を有している著作物を使用する場合は、受託者の負担で著作権処理を 行うものとする。 (5)著作権、肖像権に関する紛争が生じた場合は、受託者の責任において対応するもの とし、当市はその責任を負わない。 7 業務履行に当たっての留意事項 (1)打合せ 受託者は、当市担当者と緊密な連携により、十分な打合せを行うとともに、作業途中等 において、中間報告を求められたときは、直ちに報告を行わなければならない。 (2)費用負担 本業務の遂行に伴う費用は、本仕様書に明記がないものであっても、原則として全て受 託者の負担とする。また、本事業は、地方創生加速化交付金を活用して実施することから、 費用の所在を明らかにすること。 (3)資料提出及び報告等 本業務における仕様書に定めること以外にも、必要な資料や報告を求めた場合は、速や かに協力をすること。 (4)業務の再委託 一括再委託は、禁止する。一部再委託についても原則として禁止するが、業務の一部を 第三者に再委託したいとの申出が、その理由、再委託先、再委託業務の範囲を明らかにし た書面で事前になされた場合に限り、内容を精査し、適切と判断できれば、再委託承諾書 を交付し再委託を承認することができる。 (5)個人情報保護 受託事業者は、本業務において個人情報を取り扱う場合には、関係法令及び別紙1「個 人情報取扱特記事項」を遵守しなければならない。また、当市が求める場合には、個人情 報の管理状況を報告すること。 8 その他 本仕様書に定めのない事項及び疑義が生じた場合は、双方の協議により決定する。 4 (別紙1)個人情報取扱特記事項 (個人情報の改ざん、滅失及び損傷の禁止) 第1 受託事業者は、本業務を行うために当市から引き渡された個人情報を改ざん、滅失 及び損傷してはならない。 (個人情報の漏えいの禁止) 第2 受託事業者は、本業務に関して知り得た個人情報の内容を他に漏らしてはならない。 本業務の契約が終了し、又は解除された後においても同様とする。 (再委託の禁止) 第3 受託事業者は、当市が承諾した場合を除き、個人情報の取扱いを伴う業務は自ら行 い、第三者にその取扱いを委託してはならない。 (委託目的以外の個人情報の使用禁止) 第4 受託事業所は、本業務を行うため、個人情報を取り扱う場合には、本事業の目的以 外に使用し、又は第三者に提供してはならない。 (個人情報の複写及び複製の禁止) 第5 受託事業者は、当市が承諾した場合を除き、本業務を行うために当市から引き渡さ れた個人情報を、複写及び複製してはならない。 (事故発生時における報告義務) 第6 受託事業者は、本業務を行うために取り扱う個人情報の改ざん、滅失、損傷、漏え い等があった場合には、当市に直ちに報告し、その指示に従わなければならない。 (個人情報が掲載された資料等の返還義務又は廃棄義務) 第7 受託事業者は、本業務を行うため、取り扱う個人情報が必要でなくなった場合には、 当市の指示により、速やかに個人情報が掲載された資料等を返還しなければならない。 5
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