赤塚征治さん(埼玉県・深谷市立岡部小学校3年)

第 24 回全国小学生作文コンクール
「わたしたちのまちのおまわりさん」
内閣総理大臣賞(低学年の部)
タイトル: おまわりさんが作る安全な道
氏名:赤塚 征治
小学校名:埼玉県 深谷市立岡部小学校 三年
ぼくの小学校は、大きな国道から少し入ったせまい道のそばにあります。広い道ではな
いのに、国道に通りぬけようとする車が、朝は、たくさん走りぬけます。防犯パトロール
をしているお母さんたちは、いつも、
「白い線の内側を歩くのよ。荷物は、車道と反対側の方に持つんだよ。」
と同じことをくり返し言います。それくらい朝、急いでいるたくさんの車は、ぼくたちの
歩くすぐ横を、スピードを出して毎日走るのです。
三年生になったぼくは、通学班に妹と近所のお友だちの二人の一年生が入り、副班長に
なりました。なれない一年生を後ろから見守り、少しきんちょうして歩いていると、通学
路を、おまわりさんがパトカーで走りパトロールをしてくれていました。パトカーが通学
路を走っていると、ふしぎと他の車は、エンジンの音も立てずに、ぼくらの横をしずかに
よけながら走ってくれるようになります。まるで、おまわりさんがパトロールをしながら、
新しい道を作っているように見えます。そして、それは、おだやかで安全な道です。
ぼくは、家に帰ってそのことをお母さんに話すと、危ない通学路を心配したお母さんた
ちや学校の先生方がおまわりさんに相談したら、すぐにパトロールを始めてくれたそうで
す。ぼくの小学校までの通学路には、他にも見通しが悪い場所や車のスピードが出やすい
りっ橋を下りたそばを通る所もあります。ぼくのまちのおまわりさんは、そういう道のパ
トロールを朝の大事なお仕事にしてくれています。
毎日、たくさん見守りがある、通学路。その中でも、おまわりさんの力は、すごいです。
ぼくは、そんなおまわりさんに、感しゃの気持ちをこめて、見かけると敬礼をします。返
してくれる敬礼は、ぼくのあこがれです。