2016年2月号

JA野菜ソムリエ通信
発行:JA福岡中央会
2016年2月号
旬 キャベツ
加熱しても煮崩れしにくい
冬キャベツは煮込み料理に最適です!
*キャベツレシピ*
「キャベツの重ね蒸し」
【 キャベツのパワー 】免疫力アップに!
キャベツは美肌効果のあるビタミンCやビタミン U とい
う珍しい成分を含んでいるのも特徴の一つです。
このビタミン U は、キャベジンといわれる成分で、胃腸
薬の名前に使われるほど、潰瘍の治癒に非常に効果が高
いと言われております。胃潰瘍、十二指腸潰瘍の薬とし
て知られていますが、抗潰瘍性ビタミンであるビタミン
U が、胃や十二指腸のただれた粘膜を修復し保護してく
れます。
材料:キャベ ツ大6~7枚・じゃがいも1個
・玉ねぎ1個・人参 1/2本・ベーコン 4枚
・固形スープ 1/2個・小麦粉 適量
A:白ワイン大さじ3・水大さじ3・塩・胡椒少々
作り方:①キャベツはラップに包んでレンジで
4分程加熱する。じゃがいも、玉ねぎ、人参は
薄い輪切り、ベーコンも切る。
②フライパンにキャベツを半量広げ、茶漉し
に入れた小麦粉を振り、じゃがいもを並べて
塩を振る。同様に重ねる時には小麦粉を振
り、玉ねぎ、人参、ベーコンを重ねて残りのキ
ャベツを敷く。
③A を加えて煮立ったら中弱火にして蓋を閉
めて 20 分程煮る。
レシピ:シニア野菜ソムリエ 久保ゆりか
*キャベツの選び方*
葉は緑色で、シャキっとしているもの。
根の色が真っ白か、赤かぶの場合は鮮やか
な紅色。ツヤがよく持った時にずっしりと重い
*キャベツの保存方法*
根と葉に分けて、乾燥しないように密封して
冷蔵庫で保存。
フライパンで作れます!!
野菜から出た旨みのスープもまるごといただきましょう。
【キャベツの調理のポイント】
キャベツには、ガンの予防に関係し、イオウ化合物の一つである
イソチオシアネートという成分を含みます。
イソチオシアネートは、発ガン物質が活性化するのを防止、また
発ガン物質を無害化する働きによって、発ガンを抑制すると考え
られています。
キャベツを煮るお料理の場合、煮汁に有効成分が溶けだしている
ので汁も一緒に摂るよう工夫しましょう!
【キャベツの部位によって栄養価が異なる!?】
キャベツの栄養面は、ビタミンCが100g中44mgときわだって豊富
ですが、この値は平均値で、部位によって差があります。
緑色の濃い外側の葉が一番多くのビタミンCを多く含み、次は芯
の周辺部分が高いです。
キャベツは、なるべく芯までまるごと食べるようにサラダの際
は薄く切ったり、加熱料理の際も全て使いましょう!
JAジュニア野菜ソムリエからメッセージ
JA粕屋ジュニア野菜ソムリエの藤川亜矢子(経済課)です。
冬キャベツは、11月から3月までの時期であるが、2月頃が一番甘くて美味しく、葉
が分厚くぎゅっと隙間なく詰まっているのが特徴です。加熱しても煮崩れしにくい為、
― お問い合わせ先 ―
ポトフやなべ料理、ロールキャベツなどの煮込み料理やスープにもおすすめです。
キャベツには、カルシウムを骨の中に効率よく取り込む働きをサポートする「ビタミ
J A
TEL
粕屋農業協同組合
かすやそだち課
092-938-3861
ンK」が豊富。妊娠中のお母さんにとって 胎児の発育や育ちざかりの子供たちにも
おすすめです。