感染症発生状況 - 盛岡市医師会

感染症発生状況
平成 28 年1月 21 日
幼稚園・保育園・認可外保育施設の長 様
盛岡市保健福祉部子ども未来課長
平成28年1月12日(火)~1月15日(金)の定点における発生状況をお知らせします。
定点23園の対象人数(定員)は2,565名です。
この週の延べ欠席者数
347名
1日あたりの延べ欠席者数
86名(前々週の1日あたりの延べ欠席者数
61名)
欠席理由の主なもの(下記の人数は延べ人数です。
)
症状では 熱(99名)
,体調不良(39名),咳(31名)
,嘔吐(27名)
疾病ごと インフルエンザ(25名)
,溶連菌感染症(23名)
,風邪(18名)
,
感染性胃腸炎(16名)
4日間の集計ですが,昨週並みに各種感染症が流行しています。
とくにインフルエンザが動き出してきたようです。
学校が始まりましたので要注意です。頭シラミが発生しています。
【症状別の発生状況】
インフルエンザ
厨川,河北地域で増加しました。
溶連菌感染症
河北地域で増加。市内全域で僅かながら流行しています。
風邪
河北地域で微減。市内全域で僅かながら流行しています。
感染性胃腸炎
河南,都南地域で減少。厨川地域で増加しました。
【県の状況(1/4~1/10)】
インフルエンザは,定点あたり患者数が,流行開始の指標である1.0人を上回り2.40人と
なりました。県内10地区すべてから報告があり,流行の広がりをみせています。今後,新学
期の開始とともに本格的な流行が予想されます。手洗いによる予防と,咳エチケット(咳
やくしゃみを他人に向けて発しない・咳が出るときはマスクをする・手のひらでくしゃみ
や咳を受けたときはすぐに手を洗うなど)による周りへの感染防止に努めましょう。また,
予防接種は,効果が現れるまでに2週間ほどかかることから,流行拡大前の早めの接種が
望まれます。特に,65歳以上の方は,重症化を防ぐため,予防接種法に基づく定期のインフ
ルエンザ予防接種の対象となっていますので,早めに接種を済ませましょう。
感染性胃腸炎は,釜石地区で,定点あたり患者数10人を超えています。本疾患の主な原因
であるノロウイルスは,患者の便や吐物に多量に含まれており,少ない量でも感染するの
で,これら汚物の処理をする場合はマスクや手袋を使い,塩素系薬剤や熱(熱湯やスチーム
アイロン)による消毒が必要です。予防には,石けんと流水による手洗いが重要です。
【 盛岡市医師会(感染症対策委員会) 】
質問・相談先 盛岡市医師会幼稚園保育園部会
電話 625-5311 ファックス 651-9822
【 担当 盛岡市役所子ども未来課管理係 電話 651-4111(内線 2583)ファックス 652-3424 】