感染症発生状況 - 盛岡市医師会

感染症発生状況
平成 28 年3月 17 日
幼稚園・保育園・認可外保育施設の長 様
盛岡市保健福祉部子ども未来課長
平成28年3月7日(月)~3月11日(金)の定点における発生状況をお知らせします。
定点23園の対象人数(定員)は2,565名です。
この週の延べ欠席者数
559名
1日あたりの延べ欠席者数
111名(前々週の1日あたりの延べ欠席者数
138名)
欠席理由の主なもの(下記の人数は延べ人数です。
)
症状では 熱(152名)
,咳(48名)
,体調不良(37名)
,鼻水(10名)
疾病ごと インフルエンザ(185名),溶連菌感染症(21名),感染性胃腸炎(17名)
,
水痘(15名)
インフルエンザの流行は急降下中ですが,依然として流行しています。
学校等が春休みに入り少し減少することを願います。
感染性胃腸炎,風邪,溶連菌感染症,とびひ,リンゴ病,角結膜炎などが入り交り,
流行中です。
【症状別の発生状況】
インフルエンザ
河南地域で増加。その他の地域では減少しました。
溶連菌感染症
盛南地域で減少。河北地域で流行しています。
感染性胃腸炎
玉山地域で増加しました。
水痘
都南地域で増加しました。
【県の状況(2/29~3/6)】
インフルエンザは,県全体では前週に続いてやや減少しましたが,中部,一関地区では警
報値(定点あたり患者数30人)を超えた状況が続いています。なお,前週より患者数が増
加している地区は5地区あります。また,医療機関から報告のあった診断キットの結果で
は,前週よりB型の占める割合が増えています。春にかけてB型が流行する年もあるので,
今後も注意が必要です。予防には,手洗いと咳エチケットが重要です。
感染性胃腸炎は,奥州及び宮古地区で定点あたり患者数10人を超えています。宮古地区
でノロウイルスによる食中毒事例が発生しました。本疾患の感染経路は,経口感染で,患者
の便や吐物には大量のウイルスが排出されるため,それらの適切な処理と,石けんと流水
による手洗いが重要です。
溶連菌咽頭炎は,この週も,盛岡市及び二戸地区で警報値(同8人)を超えています。増
減していますが,例年より高い状況が続いており,春にかけて増加するので,さらに注意が
必要です。感染後,急性腎炎を併発することがあるので,7~10日間の抗菌薬内服が重要で
す。
【 盛岡市医師会(感染症対策委員会) 】
質問・相談先 盛岡市医師会幼稚園保育園部会
電話 625-5311 ファックス 651-9822
【 担当 盛岡市役所子ども未来課管理係 電話 651-4111(内線 2583)ファックス 652-3424 】