感染症発生状況 - 盛岡市医師会

感染症発生状況
平成 28 年 4 月 27 日
幼稚園・保育園・認可外保育施設の長 様
盛岡市保健福祉部子育てあんしん課長
平成28年4月18日(月)~4月22日(金)の定点における発生状況をお知らせします。
定点23園の対象人数(定員)は2,515名です。
この週の延べ欠席者数
725名
1日あたりの延べ欠席者数
145名(前々週の1日あたりの延べ欠席者数
136名)
欠席理由の主なもの(下記の人数は延べ人数です。
)
症状では 熱(209名)
,下痢(61名)
,体調不良(39名),嘔吐(35名)
疾病ごと インフルエンザ(166名),感染性胃腸炎(34名),溶連菌感染症(30名)
,
水痘(29名)
風邪,感染性胃腸炎は昨週並です。
インフルエンザ,水痘,溶連菌感染症,感染性胃腸炎,流行性角結膜炎が目につき
ます。
大型連休に入る前に,感染症の疑いのある人と接触のあった方はかかりつけ医と相
談することをおすすめします。
旅行などをする際には保険証,体温計を忘れずに持ちましょう。
【症状別の発生状況】
インフルエンザ
盛南地域で減少。玉山,厨川,都南地域で増加しました。
感染性胃腸炎
都南地域で減少。玉山,河北地域で増加しました。
溶連菌感染症
厨川,河北,盛南地域で減少。都南地域で増加しました。
水痘
河北,都南地域で増加しました。
【県の状況(4/11~4/17)】
インフルエンザは,減少から増加に転じました。4月中旬から,学校等休業措置の報告
が増加し,年齢層別でも14歳以下が前週より増加しました。医療機関での簡易キットの検
査結果ではB型が流行しています。症状がある場合にはマスクなどの咳エチケット,こま
めな手洗いなどによる感染予防対策が重要です。
感染性胃腸炎は,増加し,県央,中部及び釜石地区で定点あたり患者数10人を超えまし
た。ノロウイルス及びロタウイルスによる集団感染事例が,保育園や老人福祉施設等で発
生しました。予防には,塩素系薬剤(ハイター等)による患者の吐物や便の処理及び石け
んと流水による手洗いが重要です。
溶連菌咽頭炎は,この週も盛岡市及び二戸地区で警報値(定点あたり患者数8人)を超
えています。感染後,急性腎炎を併発することがあるので,7~10日間の抗菌剤内服が重
要です。
【 盛岡市医師会(感染症対策委員会) 】
質問・相談先 盛岡市医師会幼稚園保育園部会
電話 625-5311 ファックス 651-9822
【 担当 盛岡市役所子育てあんしん課育成係 電話 613-8347(内線 2552)ファックス 652-3424 】