保育施設感染症情報

感染症発生状況
平成 28 年5月 27 日
幼稚園・保育園・認可外保育施設の長 様
盛岡市保健福祉部子育てあんしん課長
平成28年5月16日(月)~5月20日(金)の定点における発生状況をお知らせします。
定点23園の対象人数(定員)は2,515名です。
この週の延べ欠席者数
512名
1日あたりの延べ欠席者数
102名(前々週の1日あたりの延べ欠席者数
84名)
欠席理由の主なもの(下記の人数は延べ人数です。
)
症状では 熱(213名)
,下痢(56名)
,咳(42名),体調不良(37名)
疾病ごと 感染性胃腸炎(16名)
,溶連菌感染症(13名)
,流行性角結膜炎(10名),
気管支炎・肺炎(9名)
インフルエンザ,溶連菌感染症,感染性胃腸炎が僅かながら流行しており,収束状
況にはありません。
流行性角結膜炎が発生しています。夏風邪に移行する恐れがあります。
【症状別の発生状況】
感染性胃腸炎
都南地域で減少。河北地域で増加しました。
溶連菌感染症
厨川,盛南地域で減少。河北,都南地域で増加しました。
流行性角結膜炎
厨川,都南地域で増加しました。
気管支炎・肺炎
玉山,都南地域で増加しました。
【県の状況(5/9~5/15)】
インフルエンザは,すべての地区で前週より減少し,終息に向っています。今シーズン
は,4月から5月にかけてB型の流行があり,例年より患者数が多い状況が続いていまし
た。感染予防対策として,咳エチケットや手洗いは他の感染症にも有用ですので,引き続
き励行しましょう。
流行性角結膜炎は,久慈地区で2週続けて警報値(定点あたり患者数8人)を超えまし
た。感染経路は患者の涙や眼脂で汚染された手指やタオル類からの接触感染です。予防に
は手洗いおよびタオルなど眼に接触するものは個人用とすることが重要です。
溶連菌咽頭炎は,盛岡市及び二戸地区で警報値(同8人)を超えました。例年,初夏に
かけても流行するので注意が必要です。
感染性胃腸炎は,保育園等でノロウイルスによる集団感染事例が発生しており,集団で
生活する施設での感染予防対策の再確認が必要です。
熊本地震被災地へボランティアを計画の方は,感染症の持込や,自身の感染に注意が必
要です。体調管理に注意し,手指衛生などの感染予防対策を心がけてください(アルコー
ル 製 剤 の 持 参 等 )。 国 立 感 染 症 研 究 所 熊 本 地 震 ( 2016 年 4 月 ) 関 連 ポ ー タ ル サ イ
ト:http://www.nih.go.jp/niid/ja/kumamoto-earthquake201604.html
【 盛岡市医師会(感染症対策委員会) 】
質問・相談先 盛岡市医師会幼稚園保育園部会
電話 625-5311 ファックス 651-9822
【 担当 盛岡市役所子育てあんしん課育成係 電話 613-8347(内線 2552)ファックス 652-3424 】