保育施設感染症情報

感染症発生状況
平成 27 年2月4日
幼稚園・保育園・認可外保育施設の長 様
盛岡市保健福祉部子ども未来課長
平成27年1月26日(月)~1月30日(金)の定点における発生状況をお知らせします。
定点23園の対象人数(定員)は2,565名です。
この週の延べ欠席者数
635名
1日あたりの延べ欠席者数
127名(前々週の1日あたりの延べ欠席者数
128名)
欠席理由の主なもの(下記の人数は延べ人数です。
)
症状では 熱(180名)
,下痢(71名)
,体調不良(45名),咳(44名)
,嘔吐(43名)
疾病ごと インフルエンザ(84名)
,感染性胃腸炎(57名)
,風邪(18名)
風邪症状は微減しましたが,水痘,感染性胃腸炎の流行は昨週並みです。
とびひが見られました。
インフルエンザは昨週の 1/2 程度(最盛期の 1/4 程度)の流行でしたが,
小中学生に再流行が見られますので,今後微増する恐れがあります。
【症状別の発生状況】
インフルエンザ
玉山・都南地域で微増,厨川・河北・盛南地域で減少しました。
感染性胃腸炎
厨川地域で増加,玉山・河南地域で微増しました。
風邪
厨川・都南地域で微増しました。
【県の状況(1/19~1/125)】
インフルエンザは,2週続けて減少しましたが,すべての地区で警報値(定点あたり患
者数 30 人)もしくは注意報値(同 10 人)を超えており,引き続き注意が必要です。二戸
地区では定点あたり患者数が 60 人を超え大きな流行となっています。年齢層別では,5
~14 歳の小中学生が 40%を占めているほか,60 歳以上が 11%と例年より多くなっていま
す。疑われる症状がある場合には早めに医療機関を受診する,他の人にうつさないため人
混みを避けるなどの配慮が勧められます。
感染性胃腸炎は,例年に比較して報告数の少ない状況で推移していましたが,この週は
昨年 10 月以降で最も多い報告数となりました。地区別では,県央,中部,奥州,一関で
多くなっており,ノロウイルスによる集団感染事例が,盛岡市および県央地区で報告され
ています。今後の発生動向に注意が必要です。予防には,石けんと水を用いた十分な手洗
い,食品の十分な加熱,塩素系消毒剤(ハイター等)による患者の汚物の適切な処理が重
要です。
伝染性紅斑(リンゴ病)は,二戸地区で警報値(同2人)を超えたほか,県央および中
部地区でも多くなっています。
【 盛岡市医師会(感染症対策委員会) 】
質問・相談先 盛岡市医師会幼稚園保育園部会
電話 625-5311 ファックス 651-9822
【 担当 盛岡市役所子ども未来課管理係 電話 651-4111(内線 2552)ファックス 652-3424 】