感染症発生状況 - 盛岡市医師会

感染症発生状況
平成 27 年4月2日
幼稚園・保育園・認可外保育施設の長 様
盛岡市保健福祉部子ども未来課長
平成27年3月23日(月)~3月27日(金)の定点における発生状況をお知らせします。
定点23園の対象人数(定員)は2,565名です。
この週の延べ欠席者数
366名
1日あたりの延べ欠席者数
73名(前々週の1日あたりの延べ欠席者数
66名)
欠席理由の主なもの(下記の人数は延べ人数です。
)
症状では 熱(112名)
,咳(20名)
,下痢(20名),体調不良(20名)
,嘔吐(15名)
,
疾病ごと 水痘(35名)
,感染性胃腸炎(35名)
,インフルエンザ(23名)
,
溶連菌感染症(19名)
風邪,胃腸炎はわずかながら見られます。
インフルエンザが,まだ地域を限定して流行しています。
水痘も併せて流行しています。
【症状別の発生状況】
水痘
河南地域で増加,都南地域で再び発生しました。
感染性胃腸炎
河北・厨川地域で増加しました。
インフルエンザ
河北・玉山地域で減少しましたが,厨川地域で増加しました。
溶連菌感染症
厨川地域で増加しました。
【県の状況(3/16~3/22)】
溶連菌咽頭炎は,前週より減少しましたが,依然として例年より報告数の多い状況が続
いています。地区別では盛岡市,県央および中部地区で,年齢別では,4~6歳に多くな
っています。突然の発熱,全身倦怠感,咽頭痛によって発症します。感染後,急性腎炎を
併発することがありますので,7~10 日間の抗菌薬内服が必要です。感染経路は,ヒトか
らヒトへの飛沫感染や接触感染ですが,食品を介する経口感染もあるといわれており,食
中毒事例も報告されています。予防には,患者との濃厚接触を避けること,うがいや手洗
いの励行が重要です。
感染性胃腸炎は,例年よりやや患者の多い状況が続いています。予防には,石けんと流
水を用いた手洗い,患者の汚物の適切な処理,食品の十分な加熱が重要です。
【 盛岡市医師会(感染症対策委員会) 】
質問・相談先 盛岡市医師会幼稚園保育園部会
電話 625-5311 ファックス 651-9822
【 担当 盛岡市役所子ども未来課管理係 電話 651-4111(内線 2552)ファックス 652-3424 】