感染症発生状況 - 盛岡市医師会

感染症発生状況
平成 27 年 10 月 15 日
幼稚園・保育園・認可外保育施設の長 様
盛岡市保健福祉部子ども未来課長
平成27年10月5日(月)~10月9日(金)の定点における発生状況をお知らせします。
定点23園の対象人数(定員)は2,565名です。
この週の延べ欠席者数
383名
1日あたりの延べ欠席者数
76名(前々週の1日あたりの延べ欠席者数
55名)
欠席理由の主なもの(下記の人数は延べ人数です。
)
症状では 熱(162名)
,咳(79名),鼻水(21名),体調不良(20名)
疾病ごと 手足口病(欠席34名,登園16名)
,水痘(10名),風邪(9名)
風邪,感染性胃腸炎は例週並みの流行です。
水痘はワクチン効果で激減していますが,わずかながらの流行があります。
とびひ,ヘルパンギーナなど夏の疾患がいまだに見られます。
インフルエンザワクチンのTV報道が先走りしています。惑わされず,広報,かか
りつけ医に相談しましょう。
【症状別の発生状況】
手足口病
都南地域で増加。厨川,河北地域で減少しました。
水痘
盛南地域で増加。河南地域で微減しました。
風邪
厨川,盛南地域で微減しました。
【県の状況(9/28~10/4)】
RSウイルス感染症は,7月から増加がみられ,報告数の多い状況が続いています。例年,
秋から冬にかけて流行します。本疾患の症状は鼻水や咳,発熱ですが,乳幼児では細気管支
炎や肺炎等を併発し,呼吸困難を引き起こすことがあるので,注意が必要です。予防には手
洗いや咳エチケットが重要です。
溶連菌咽頭炎は,二戸地区で警報値(定点あたり患者数8人)を超えています。秋から
冬にかけて報告数が多くなるので,注意が必要です。
感染性胃腸炎は,例年,10月下旬から冬にかけて患者数が多くなります。多くの細菌,ウ
イルスが原因となりますが,ノロウイルスやロタウイルスが大部分を占めます。予防には,
石けんと流水による十分な手洗いと,患者の汚物の適切な処理が重要です。
手足口病は,2週続けて減少しましたが,中部地区では警報値(同5人)を超えています。
予防には,石けんと流水による手洗い,排泄物の適切な処理などが重要です。
【 盛岡市医師会(感染症対策委員会) 】
質問・相談先 盛岡市医師会幼稚園保育園部会
電話 625-5311 ファックス 651-9822
【 担当 盛岡市役所子ども未来課管理係 電話 651-4111(内線 2583)ファックス 652-3424 】