保育施設感染症情報

感染症発生状況
平成 28 年 10 月 12 日
幼稚園・保育園・認可外保育施設の長 様
盛岡市保健福祉部子育てあんしん課長
平成28年10月3日(月)~10月7日(金)の定点における発生状況をお知らせします。
定点23園の対象人数(定員)は2,585名です。
この週の延べ欠席者数
513名
1日あたりの延べ欠席者数
102名(前々週の1日あたりの延べ欠席者数
74名)
欠席理由の主なもの(下記の人数は延べ人数です。
)
症状では 熱(255名)
,咳(104名),鼻水(27名),体調不良(26名)
疾病ごと 風邪(22名)
,とびひ(欠席4名,登園6名)
,ヘルパンギーナ(6名)
寒さが加わってきたことに比例し,風邪症候群が目に付きます。
インフルエンザが発生していますので,ご注意ください。
夏風邪の名残を秘めながら,僅かながらのウイルス性の感染症が流行しています。
【症状別の発生状況】
風邪
玉山地域で微減。河南,都南地域で増加しました。
とびひ
河北,河南地域で増加しました。
ヘルパンギーナ
厨川,河北,都南地域で新たに発生しました。
【県の状況(9/26~10/2)】
RSウイルス感染症は,前週よりも増加しました。患者は2歳以下がほとんどであり,初めて感
染した場合,細気管支炎や肺炎に進展することがあるので,注意が必要です。感染経路は飛沫及び
接触感染であり,石けんと流水による手洗いや咳エチケットなど,基本的な予防対策が重要です。
ヘルパンギーナは,大船渡地区で警報値(定点あたり患者数6人)を超えました。例年よりも遅
い時期まで流行が続いています。飛沫感染の他に,便中にウイルスが排出されることによる感染も
起こることから,石けんと流水による手洗いで手指を衛生に保つことが予防につながります。
マイコプラズマ肺炎は,定点あたり患者数1.21人と,前週0.68人より増加しました。潜伏期間は
2~3週間と長く,主な症状は,発熱や全身倦怠感,長く続く乾いた咳です。一般的に秋から冬に
かけて流行するので,注意が必要です。
台風による被害を受けた地域では,瓦礫や泥の撤去時に感染症に罹患しないように注意が必要で
す。石けんと流水を用いた手洗いや,作業時にはマスクや手袋を着用することが重要です。
ボランティアを計画している方は,感染症の持込や自身の感染に注意が必要です。体調管理に注意
し,消毒剤を持参するなど,手指衛生をはじめとした感染予防対策を心がけてください。
水害時の衛生対策と消毒方法について http://www.pref.iwate.jp/saigaijouhou/048398.html
【 盛岡市医師会(感染症対策委員会) 】
質問・相談先 盛岡市医師会幼稚園保育園部会
電話 625-5311 ファックス 651-9822
【 担当 盛岡市役所子育てあんしん課育成係 電話 651-4111(内線 2552)ファックス 652-3424 】