図書館運営方法の見直し 資料 Ⅰ 平成 25・26 年度の取り組み 1 先進館視察 (1) 指定管理者制度導入館 吉川市 平成 26 年 3 月 27 日 宮代町 平成 26 年 3 月 27 日 (2) 一部委託制度導入館 鶴ヶ島市 2 平成 26 年 9 月 16 日 研修受講 (1) 入間地区公共図書館協議会館長研修 平成 26 年 7 月 9 日 毛呂山町立図書館 指定管理者制度導入館(毛呂山町立図書館・富士見市立図書館・所沢市立図書館) における課題 (2) 入間地区公共図書館協議会館長・職員合同研修会 平成 26 年 10 月 1 日 海老名市立図書館(指定管理者制度導入館)の今 3 図書館協議会での検討 平成 26 年 8 月 28 日 生涯学習センター会議室 「特異な館を真似るより、身の丈に合った運営をすべき」 4 来館者アンケートの実施 「別紙1」 平成 26 年 12 月 16 日~平成 27 年 1 月 31 日 5 ボランティアとの協議 (1) おはなし会ボランティア 平成 26 年 12 月 18 日 「市職員とボランティアによる学校訪問おはなし会は日高の特徴である、市だ から協力している、運営はこれまでどおり市直営がよい」 (2) 布の絵本製作ボランティア 平成 26 年 12 月 18 日 「日高市は、図書館がボランティアの面倒をよくみてくれる、市だから協力し ている、運営はこれまでどおり市直営がよい」 (3) 朗読ボランティア 平成 27 年 1 月 16 日 「図書館は貸本屋ではない、民営化すると、文化活動の方針など市のコントロ ールが利かなくなることが懸念される」 (4) 読書会(図書館サポーター) 平成 27 年 2 月 25 日 1 2 「民営化に反対の意見が多かったが、丸投げするのでなければ賛成との意見もあ った」 Ⅱ これから実現したい取り組み 1 開館時間の延長(サマータイム等) 2 館外返却(公民館・スーパー等) 3 月曜・祝日開館 4 貸出冊数の拡大 5 貸出期間の延長(延長方法の簡素化) 6 談話(飲食)スペースの確保(27 年度予算化) 7 学習スペース・読書スペースの確保(会議室の活用) 8 トイレ改修(27 年度設計予定) Ⅲ 指定管理者制度・一部業務委託の検討 1 指定管理者制度・一部業務委託に期待される効果 (1) 経営効率の高い選書 (2) 人件費の抑制 (3) 弾力的な職員採用 (4) ベテラン職員の育成 (5) 司書の確保 (6) 独自的な事業展開 (7) 接客の向上 2 指定管理者制度・一部業務委託における懸念 (1) 蔵書に偏りが生じ、公共図書館としての役割が低下する場合がある。 (2) 直営の場合であっても、臨時職員の比率が多い場合には、人件費抑制につなが らない場合がある。 (3) 弾力的な職員採用は、本人にとって希望する勤務体制とならない場合がある。 (4) 職員の退職が直営よりも頻繁になる場合がある。 (5) 成果が重視されるため過度な事業展開となる場合がある。 (6) ボランティアとの信頼関係が損なわれる場合がある。 (7) 指定管理者制度の議会否決や導入を疑問視する動きが高まりつつある。 Ⅳ 見直しの方向性 「Ⅱこれからの取り組み」を、現在の直営方式で実現するには、新たに多くの職員 を配置しなければならない。 むしろ民間企業における運営を導入することで、より効率的に実現できる可能性が 高い。特に、直営の固定的な勤務体制よりも、民間のフレキシブルな雇用に期待でき る。 2 しかしながら、全国各地で図書館の指定管理者制度が急速に広まり、昨今は、制度 導入の弊害も大きく取り上げられるようになっている(別紙3参照) 。 また、ボランティアとの意見交換では、指定管理者制度に対する不安の声が多く聞 かれた。 今後は、こうした状況に十分に配慮しつつ、費用負担の比較検討等を行い、指定管 理者制度または一部業務委託について、さらに具体的に検討を進めることとしたい。 3
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