一般社団法人全国保健師教育機関協議会 アクションプラン2015 アクションプラン2015 【スローガン】 公衆衛生看護学をコアとする保健師教育の充実と 教員の質向上を図り、さらに上乗せ教育を目指そう! さらに上乗せ教育を目指そう! 教員の質向上を図り、 【アクションプラン】 Ⅰ.基本方針 「全国の保健師教育機関の発展と、保健師教育の充実を図り、公衆衛生の向上に寄与する」という 本会の目的に添い、国の動向を踏まえながら、わが国の保健師教育のあり方や教育体制の検討、教育成 果の検証や教員の資質向上、国家試験問題の質向上による保健師免許の質の確保、そして、会員校の拡 大に伴う組織のあり方を検討するとともに、上乗せ教育1が実現できるように、教員の業績を含めた資質 向上や教員確保の推進に力を注ぎます。 本協議会は、平成 23 年に一般社団法人化した後、事務局体制の拡充整備を行い、アクションプラン の下で委員会活動の機能強化を図ってきました。平成 27 年 1 月現在の会員校数は 177 校となり、委員 会活動のさらなる成果が求められています。全国的には、地域看護学と選択制による充実した保健師教 育が行われるようになり、 「保健師になりたい」と希望する学生に対して公衆衛生看護学を教授していく ことが可能となりました。大学院での教育も、平成 27 年度は 7 校に増加します。大学院での保健師教 育課程を質・量ともに充実させるため、将来を見据えて活動します。 Ⅱ.委員会方針 1.<教員研修委員会> 公衆衛生看護学を教授する教員の質向上を支える研修体制を検討し、研修を企画実施する 1)求められる教員像の提案とキャリアラダーの精選 2)公衆衛生看護学の新しい内容や教育方法を取り入れた教員研修会の企画・評価 2.<保健師教育検討委員会> 教育体制や教育評価の調査を継続し、保健師教育のあり方について検討する。 1)全保教版ミニマム・リクワイアメンツ 2014 の教育評価への活用の検討 2)教育体制及び教育評価に関する全国調査の継続と分析 3.<国家試験対策委員会> 保健師国家試験の質向上に向け、現行出題基準の見直しと厚生労働省へ提言を行う。 1)保健師国家試験の出題内容に関する全国調査と意見書の提出 2)現行の出題基準のチェックおよびブロック研修への支援 4.<広報委員会> 全保教の活動や成果を会員校や社会に周知するとともに、情報発信を推進する。 1)ホームページ・ニューズレター・メールマガジンの効果的な活用 2)委員会の活動成果の蓄積のあり方を検討する 5.<将来計画委員会> 三役を委員(必要時は拡大)とし、本協議会の組織体制や活動方針について検討する。 Ⅲ.ブロック活動方針 委員会と連動した活動により、教員の資質向上や会員校の拡大に向けて努力する。 1)教員研修委員会の方針に沿って、ブロック研修を企画・実施する。 2)ミニマム・リクワイアメンツ・活用手引きの普及、実習 5 単位の情報交換を行う。 3) 国家試験問題のクリティークや問題作成の素材収集などを行う。 4)広報委員会と連携し、ブロック活動の情報発信や会員校の情報共有に努める。 1 アクションプラン 2010(平成 22 年度日本保健師連絡協議会総会で表明)では、 「1.一校でも二校でも大学院で保健師 教育が行えるようにする。そのステップとして、学士課程で選択制を取る大学を後押しする」でした。2014 年 12 月現 在、既に大学院での保健師教育を開始した大学が 5 校、平成 27 年に開設予定が 2 校、更に、28 年度に開設予定が 3 大 学以上と、着実に増加しています。また、学部選択制移行の大学は 83%であり、目標は確実に達成されています。※
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