第1回アクションプラン検討会議事録 [303KB pdfファイル]

平 成 27 年 10 月 1 日 (木 )
福祉支援センター 第一会議室
午後 6 時 30 分~午後 8 時 30 分
三中地区 アクションプラン検討会
地域懇談会の振り返り
A 班:課題
・丘陵地であり、坂が多い地理的特徴(高齢者が移動にしにくい)
・高齢者の買い物難民。つながりを地域でつくるのが難しい
:アクションプラン
・世代を超えた交流(コミュニティの場を創出・MCAT と連携)
→①あいさつ運動(地域にどういう人がいるかを知る)
②お祭り等のイベント
・世代間の交流を増やすためのイベントを増やす必要がある。
・避難訓練を行い、交流を深める。
坂道が多い地形であり、指定の避難場所(夢が丘小等)まで高齢者が登っていくのは、
困難。緊急時には身近な広場に集まる等、一時避難所を設けることが必要である。
・カラオケ大会を行う。年齢関係なく参加できるため。
・買い物難民のお年寄りのため、車でまとめて買ってくるシステムが必要。
そのためには、車と自動車保険の用意が必要であるが、個人ではなかなか難しい。
・また、一人暮らし、買い物難民を車に乗せて買い物に連れ出すことで、出不精の防止、
生きがいの発見、認知症の防止に繋がる。ただ言われたものを買ってくるだけではだ
め、外に連れ出して自分で選ばせることが重要である。
・孤独の人が多い。今後も多くなるため、諸団体の繋がりが必要。
・昔は、三中地区にも地元の商店があり、そこが住人のたまり場になり、住民同士の交
流があった。たまり場が必要である。
・長銀住宅自治会では、今度防災安全課の職員に来てもらい、防災訓練を実施する。
五小防災会のマニュアル作り講習会に参加した際、
『一時(いっとき)避難所』という言
葉を知った。身近な広場にとりあえず集まることが必要だと思う。
・長銀自治会には自主防災組織がなく、防災を通した付き合いがない。
・緊急時の行動について、誰が責任を取るかという話になりがちだが、良かれと思ってや
ることに責任追及を行ってはいけないし、そんなことを言っていては、話が進まない。
・自主防災組織は入った方が良い。入らないと情報収集ができない。
・消防団は自主防災組織のない地区も網羅しており、活用できるのではないか。
・世代を越えたお祭りだけでなく、日頃から定期的集まる機会を作った方が良い。
例えばラジオ体操等。
・定期的に集まる機会としては、
『二水会』が近いが、お年寄りばかりで、世代間の交流に
は至っていない。
・親とお年寄りの繋がりに、親の子供を加えるのはどうか。
子どもとお年寄りが知り合えば、お年寄りが子どもを見守ってくれる。
子どもが他の住人と触れ合えば、楽しかった思い出として残り、大人になっても戻って
きてくれる。
・高齢者が竹とんぼを作り子どもにあげる等の取組が必要。
・定期的に会えば、情報交換に繋がる。
・とにかく数をうち、2 ヶ月に 1 回くらい会う機会を作った方が良い。
・
『乾杯の種』と絡めたらどうか、お母さん同士でご飯を作り、みんなで食卓を囲む。
地域の料理を教える機会にもなる。
B 班:課題
・水害の不安
・高齢化(丘陵地ということ、土日にかわせみ号がないことから外に出ない)
:
アクションプラン
・たまり場をつくる…自治会が実施主体となると無理がある。自治会とは別に団体の
枠を超えた核をつくっていくべき
●世代間交流…二水会(明星大ボランティア×老人会の交流の場第二水曜実施)
などの会を広めていく
・三中地区の水害とは、川の氾濫ではなく、丘陵地からの湧水による水害である。
・メンバーが減ってきたため『二水会にいらっしゃいませんか』という回覧を回した。
6人から12人に増加した。ゆるい集まりで、お茶飲み等している。
メンバーだけでなく学生も参加して毎回 12 人くらい来る。
会費 300 円でお金、お菓子、おにぎりが出る。学生がしゃみせん、大道芸をして高
齢者がそれを見る。その他、牛人パックの鉛筆立て作り、歌、防災寸劇、振り込め
詐欺の寸劇、高齢者のお宅に訪問して料理作り等、色々やっている。
・二水会がそれだけの活動をしていることを初めてしった。
それだけやっているなら、もっと活動の輪を広げた方が良い。
・二水会の活動場所の地区センターは坂の上にあるため、通いにくい。
・団地ごとに地区センターを作って欲しい。地区センターがあれば、たまり場・交流の
場になる。
・9/28 より、行政による傾斜地の調査が始まった。危険地帯についてはハザードマップ
を作るだけでなく、きちんと調査を行ってほしい。
命を守る、財産を守ることが大事である。
・今回の調査に限らず、市の広報等において「今、こういう活動をしているよ」と実況
を載せてほしい。情報を出すだけでなく、同時に経過報告を出すべきである。
・やっぱり交流ができていない。交流の場についても知らないことが多い。
住民に対して知らせていく方法を考えた方が良い。
・二水会についても今回の話を聞いて行きたくなったが、高齢者にとっては行きにくい。
動ける人は行った方が良いし、もっと PR をした方が良い。
・二水会は明星大学の学生にとっては行きやすい場所にある。
二水会のスタンスとしても「どうぞ、いらっしゃい」という感じであり、学生も無理
をして行っているわけではない。
・学生にとって、通学途中に行ける魅力的な場所にある。
C 班:課題
・地域のつながりが不安定…自治会脱退する人多い、参加する人が限られる、近隣の人
への興味がない
:アクションプラン
・イベント実施
・定期的なあいさつ運動
・自治会間の交流
D 班:課題
・地域のつながりの中心は自治会だが、存続すら危うい状況
:アクションプラン
・規模の小さい自治会間のつながりを創出する…例えば防災をテーマにつながる。
※C、D の内容はほぼ同じのため、まとめて意見出しを行った。
・昔は自治会連合、協議会があり、自治会同士が繋がっていたがなくなってしまった。
・昔の自治会には長老が中心となってまとめていた。今は会長が一年後退でやっている
ので、一年経つとゼロに戻ってしまう。
・どの自治会の会長に聞いても交代制で任期は一年だけ。1 年でやれることはたかがし
れている。次に繋げるアイディアが必要である。
・自治会の加入率が三中地区において高いのは、戸建ての家が多く、昔から地元に住ん
でいる人が多いため、昔からあるから存続している。新しい団地ができると、その団
地ごとに自治会ができる。その自治会と絡むために自治会を作る。
・長銀住宅自治会における自治会加入率は 99%である。前の東京オリンピックの時にい
た自治会員は、全て当時長期信用銀行に入職していた人たちである。
住人には地主の人もいるが、その人は長期信用銀行でなく、自治会もよその自治会に
加入している。
自治会役員は輪番制で、イベントも新年会等、決まったことしかできていない。
自治会の核になっていた人がいなくなり、今は何のイベントもできていない。
今、やろうとしているのは、防災組織の立ち上げであるが、一年経ち、自分が会長で
なくなったら、変わってくるかもしれない。
自治会の規約上、一年で交代をしなければダメであり、数年やるためには、規約自体
を変えなければならない。
・昔は自治会に加入していないと、ダストボックスを利用できず、ゴミが出せなかった
ため、自治会加入が生活するために必要であった。
ダストボックスを廃止したことにより、繋がりが希薄になった。
・区画整理のため、
それまで付き合いのあった地域同士が分断されてしまった例もある。
派閥ができてしまうこともある。
・神社であれば、氏子さんとの繋がりを利用する手もあるが、氏子さんを取り込んで、
何かやるというのも大変である。
・三中地区にも、老人会があるが、加入者は 50~90 代が入り混じる。
世代も違えば考え方も違うので話が合わない。調整が必要である。
E 班:課題
・つながりの希薄化の原因は、自治会がどんな活動をしているか情報がうまく伝わっ
ていないことにあるのではないか
:アクションプラン
・地域懇談会にもっと若い人を呼ぶ
この地域懇談会が情報交換の場、顔見知りになれる場にしてはどうか。
・現在の懇談会は顔見知りになる場として開いている。
・回覧板は回るのに時間がかかる。
ネットだと若い人は見るが、高齢者、ネットに疎い人は見ない。
掲示板なら若い人、高齢者も見る。
持ち回りで明るいニュースを載せる町の名物掲示板を設置したはどうか。
・市の掲示板の利用には市の許可が必要。
自治会の掲示板の利用については自治会長の許可が必要である。
4 つ自治会がそれぞれ 1 つずつ 4 つの掲示板を設置している。
・京王線多摩動物公園前の掲示板は市の管理だが、あそこは明星大学の学生も見ている。
学生の見やすい位置に掲示板があると良い。
・地域の方との交流のため、明星大学『きらぼし会』として、いくつかの団体がお祭り
のようにお店を出し合えば良いのではないかというアイディアを基に、住民に対して、
ポスティングを行った。
・ポスティングは難しい。ポストに入れても見るかわからない。
回覧板は自治会しか見ない。
・皆さんはどうやって地域の情報を知るのか。
子どもは回覧板を見ない。
・意外と、掲示板を立ち止まって見ている人は多いように思う。
・かわせみのマイクロバスの停留所の近くに掲示板を移設した方が良い。
バスを待っている間に見るから。
過去の商店の前にあったのがそのままになっている。
・住所表示の看板を活用できないか。暗くでも光っているため、よく見える。
F 班:課題
・丘陵地 防災面で土砂崩れなどの不安
・つながりがないゆえに情報伝達ができない
・地域に関心のある人はサロンなどに行っているが、
関心のある人ない人に差がある。
:アクションプラン
・どんなイベントも楽しく!
楽しい体験→口コミで広まる→人が増える
・楽しくする手段として大学生を入れる
大学生は 4 年でいなくなってしまうが、地域に大学生お世話焼きの人がいれば、
人が変わっても続いていくのでは
・ひのっちの自治会版をつくる(空き家などで地域で子どもの見守り)
・若い人が入ってくると。高齢者がそれにのっかるため良い・
自治会でなく、活動だけでも若い人に参加して欲しい。
・自分が自治会に入っていないのは、自治会の存在を知らないから入っていない。
掲示板を情報発信の場としてやっていくべきではないか。例えば「バンドやってい
ます」等、住民が受け身でなく積極的に情報発信を行う場として。
・大学生、独身、賃貸、だとなかなか入らない。
独身でも永住をしているならまだしも。
・大学生、独身で住んでいる人を取り込めば、大雪の時等助け合いができる。
・市に頼めば、融雪剤をくれる、雪かきをする必要がなくなる。
・ひどい人だと雪かきを全くせず、雪を放置したままの人もいた。
・学生もかかわりたくでも、どうすればかかわれるのかわからないことが多い。
・自分からは声をかけづらい。下手に話をしてもこのご時世何があるかわからず、不
安である。
・学生にとって、メリットがある形でやらないと、学生がわざわざ関わりを持とうと
思わない。
・関わりたくない、めんどくさいと思う人が今の時代多い。
道に落ちているタバコの吸い殻一つでも拾ってくれるような、気づきが欲しい。
・関わりたくない学生もいる。下宿先等で世話役の方から声をかけた等をした方が良
い。
・自分は自治会には入っていないが、団地住みなので、子ども会には入っている。
・団地の方が繋がりが強いのではないか。
地域懇談会の A 班~F 班の振り返りを終え、3 つのテーマに絞る。
○知る・伝えることが大事なのではないか。
○防災についても難しいが、深めた方が良い。
訓練等を定期的にやっていった方が良い。
○防災だけでなく救護もテーマにした方が良い。
○何事も継続性をもった取組、イベントについて考えた方が良い。
○防災も 1 年交代でなく、引き継ぎ事項が必要。
○全体として今後具体例を詰めていった方が良い
話合いの結果、①防災、救護 ②交通、繋がり
ーマを今後深めていくこととなった。
次回は、10 月 30 日(金)に実施する。
③知る、伝える
の 3 つのテ