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地理歴史科・公民科「現代社会 j 学習指導案
1 単元名
第 2編 第 3章
(3) 基本的人権の保障と新しい人権
2 生 徒 の 実 態 ( 1年 6組 ・ 在 籍 4 5人 )
高入生のクラス。生徒の多くは授業に真剣に取り組んでいる。特進クラスでの授業よりも丁寧
な説明が必要な場合もある。また、自分の意見などを書くのは内進生と比べると少し苦手なよう
にも見える。
3 単元の目標
基本的人権の意義・あり方を考え、我々の人権がどのように保障されているかを理解すること
ができる。
単元の評価規準
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
資料活用の技能
知識・理解
l 基本的人権の考え
①教科書・資料集など ①人権のあり方を考
①基本的な人権のあり
方について考えること 方を学び理解することが 教材を参考に人権につ える為に代表的な半Ij例
できるか。
いて考えることができ 等の事案や、その根拠
ができるか。
②ただの知識ではなく
る力、
は る 融 } こ っb
②ニュースなどで人権 知識がある。
自分たちの権利として
の人権を考えられるか。
について考える事案や
情報を入手しそれに対
して自分なりの意見を
持てるか。
A
叩│
5 指導と評価の計画( 4時間配当)
次
程
ねらいと学習活動
「基本的人権の考え方」
憲法における基本的人権はなにか、どんな
第
権利が保障されているのか、考え方を学ぶ。
「平等権」
次
平等の考え方を学び、判例を参考にしなが
/ ら理解する。
評価の観点、
関 思 技 知
① ① ①
評価規準と評価方法
-基本的人権の意義と、
平等権の考え方を理解する
ことができたか。
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時
間i
「自由権」
自由権の全体像に触れてから、精神的自
次 由、人身の自由、経済的自由を 1頂に掘り下
/ げ、理解する。
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第
時
間
②
①
①
-判例などをもとに、そ
れぞれの自由の考え方を理
解することができたか。
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」
①
②
①
②
「参政権J 「青青求権」 「新しい人権」
具体的な説明や判例などからそれぞれの
/
1 人権のあり方を理解する。よく分かるよう
1
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f に自分の権利として考えてみる。
間
次
①
-それぞれの人権につい
て理解できたか。
-自分の権利として考え
を深めることができた
か
。
6
. 木時の指導と評価の実際(本時は全体の 2時間目/第二次の 1時間目)
(
1
) 日 時 平 成 26'
1
三
日
月 1 3日(金曜日)
第 6時
(
2
) 本時の目標
自由権の考え方を学び、三つの自由の一つである「精神的自由」の意義・考え方を理解する
ことができる。
(
3
) 本時の評価規準及び評価方法
自由権の意義・考え方を理解することができたか。(関心・意欲・態度)
(
4
) 本時の教材
ア教材
教科書『高等学校現代社会~ (第一学習社)
「基本的人権の保障と新しい人権 J (78頁
、 7 9頁)
イ教材観
自由権は人間が生まれながらにしてもつ権利であって、国家権力からの不当な干渉や侵害
を排除する権利である。自由権は「精神的自由」、
「身体の自由」、
「経済的自由 J に分類
される。精神的自由には、個人の内面的な精神活動を保障する思想及び良心の自由、信教の
自由、学問の自由とそれを外部に表現する表現の自由がある o. 無制限に保障されている内心
の自由と違い、外部に表現する自由は、公共の福祉によって制限されることを理解してもら
いたい。
(
5
) 指導と評価の実際
段
指導上の留意点
学習活動
随
一
「自由つてなんだろう?J
導 │ 自由権の全体像を説明する。
入│司精神的自由、人身の自由、経済の自由
/
1
評価の実際
・それぞれの自由が何
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を抑圧されない自由な
!のか、分かるよう
1
に説明する。
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分
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)思怨占及l
び良心の自由
i I仙の自由は無制制!限浪に保障される。窓緋法
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怯をわかりやすく行う。
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│の人犠 #
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定は国家が国民に保障したもので│・間接適用説をわかり
│あっ C私人間関には直接的には適用されな│やすいように説明す
(
間接適用説),
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言教の自由
IiO,教分間t
に関しては目的効果基準を判断│・畷昧な政教分離の基
準を納得できるよう説
口出曜にする。
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│明する。
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絶対保障される内心の自由と、公共の福
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:に..1:って制限される外部に表明する自由│・表現の自由は、どの
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ような場合に制限がか
刀防違いを理解する。
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(
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)学問の自由
│かるのか、理解して
もらう。
とうした精神的自由は明治憲法下では規
制ー弾圧されており、日本国憲法では広く
保障されている。内心の自由は無制限だが、
表現する自由は他の人の人権を侵害しない
-具体例によって思想、
及び良心の自由の意義
が分かったか。
-信教の自由、政教分
離を理解できたか。
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よ当盟主主L
一 │ 自分の考え方や思想、宗教は精神的自由
l
こよって守られ、国家から押し付けられた
ま│り、それによって抑圧を受けることもない。
と│だが、他の人の人権を侵害する場合は制限
め│がかかる。
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コ
L
-外部に表現する自由
を制限する意味を理解
できたか。