カナダ政策金利を年0.75%に据え置き - マニュライフ・インベストメンツ

ご参考資料(臨時レポート)
2015年3月5日
マニュライフ・インベストメンツ・ジャパン株式会社
カナダ 政策金利を年0.75%に据え置き
■政策金利を年0.75%に据え置き
カナダ銀行(中央銀行)は、2015年3月4日の金融政策決定会合で政策金利(翌日物金利)を、市場予想通り年
0.75%に据え置くと発表しました。
中央銀行は声明の中で、①CPI(消費者物価指数)、コアCPIは中銀の想定範囲にとどまっている、②3日に発表
された2014年第4四半期GDPは+2.4%となり、国内経済は中銀の想定内の動きとなっている、③原油価格下落
に伴うカナダ経済への影響については、2015年上半期に現われると引き続き予想しているが、1月時点の予想
よりも前倒しになる可能性が出てきている、④エネルギーを除いた輸出や設備投資は回復過程にある点、を指
摘しています。
政策金利の据え置きは、原油価格下落によるカナダ経済への影響を引き続き見極める中銀のスタンスの表れと
いえるでしょう。
■為替、国債利回りは上昇、株式は小幅下落
中銀の中立的なスタンスが示されたことから、次回(4月15日)の金融政策決定会合での利下げ観測が後退し、
国債利回り、為替は上昇しました。
・ 為替(カナダドル):対米ドルで1カナダドル当たり0.8003米ドルから0.8051米ドルと約0.6%上昇(カナダドル
高/米ドル安)し、対円でも、同95.811円から96.301円と約0.5%上昇(カナダドル高/円安) しました。
・ 債券市場:カナダ10年国債利回りは1.425%から1.508%に上昇(価格は下落)しました。
・ 株式市場:資源セクター、金融セクターが下落したことで、S&Pトロント総合指数は前日比で約0.3%の小幅
下落となりました。
【カナダ政策金利の推移(2009年1月~2015年3月※】
(%)
2.00
1.75
1.50
1.25
2010/9:0.75%→1.00%
1.00
0.75
0.50
2009/3:
1.00%→0.5%
2010/7:0.5%→0.75%
2010/6:0.25%→0.5%
0.25
0.00
2015/1:
1.00%→0.75%
2009/4:0.5%→0.25%
2009/1 2009/7 2010/1 2010/7 2011/1 2011/7 2012/1 2012/7 2013/1 2013/7 2014/1 2014/7 2015/1
※2015年3月は、3月4日時点
出所:Bloombergのデータをもとにマニュライフ・インベストメンツ・ジャパンが作成
上記は過去の実績であり、将来の動向を示唆・保証するものではありません。
1
ご参考資料(臨時レポート)
【カナダ国債利回りの推移】
(2013年12月31日~2015年3月4日)
【カナダドルの推移(対日本円、米ドル)】
(2013年12月31日~2015年3月4日)
(円)
(%)
(米ドル)
1.00
110
3.0
カナダドル高
0.75
0.5
0.70
0.0
カナダドル/日本円(左軸)
カナダドル/米ドル(右軸)
5年債
2014/4
2014/3
2014/1
2015/2
2015/1
2014/12
2014/11
2014/10
2014/9
2014/8
2014/7
2014/6
2014/5
2014/4
2014/3
2014/2
2014/1
2013/12
2013/12
2年債
80
2014/2
カナダドル安
85
10年債
2015/2
1.0
2015/1
0.80
2015/2
90
2015/1
1.5
2014/12
0.85
2014/11
95
2014/10
2.0
2014/9
0.90
2014/8
100
2014/7
2.5
2014/6
0.95
2014/5
105
【原油先物価格の推移】
(2013年12月31日~2015年3月4日)
【トロント総合指数の推移】
(2013年12月31日~2015年3月4日)
(ポイント)
(1バレル=米ドル)
120
16,000
15,500
100
15,000
80
14,500
60
14,000
13,500
40
13,000
20
12,500
12,000
2014/12
2014/11
2014/10
2014/9
2014/8
2014/7
2014/6
2014/5
2014/4
2014/3
2014/2
2014/1
2013/12
2015/2
2015/1
2014/12
2014/11
2014/10
2014/9
2014/8
2014/7
2014/6
2014/5
2014/4
2014/3
2014/2
2014/1
2013/12
0
出所:Bloombergのデータをもとにマニュライフ・インベストメンツ・ジャパンが作成
当資料に関する留意事項
● 当資料は、マニュライフ・インベストメンツ・ジャパン株式会社(以下「当社」といいます)が、投資判断の参考とな
る情報提供を目的として作成したものであり、特定の投資商品の推奨を目的としたものではありません。
● 当資料記載のデータや見通し等は、将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。
● 当資料は、信頼できると考えられる情報をもとに作成しておりますが、正確性、適時性を保証するものではあり
ません。
● 当資料の内容は、作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
● 投資信託は、預金または保険契約でないため、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象では
ありません。
● 証券会社以外でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の保護の対象になりません。
● 投資信託のお申込みの際は、必ず最新の投資信託説明書(交付目論見書)で商品内容をご確認の上、ご自身
で投資のご判断をお願いいたします。
● 投資信託(交付目論見書)につきましては、販売会社または当社までお問い合わせください。
● 当資料に関する一切の権利は、引用部分を除き当社に属し、いかなる目的であれ当資料の一部または全部の
無断での使用・複製はできません。
マニュライフ・インベストメンツ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1985号
加入協会:一般社団法人投資信託協会
上記は過去の実績であり、将来の動向を示唆・保証するものではありません。
2