~ 下値は限定的ながら米国大統領選の不透明感が上値を抑え、 ~ 英国のEU(欧州連合)離脱決定に伴う景気下押し圧力への警戒感 が後退していく中、緩やかに上昇 ~ 揉み合う展開 ~ 週刊日本株レポート (8/8~8/12) (10/3~10/7) 週刊日本株レポート 2016年10月3日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 <円/ドル> <米国株> <日本株> 円 ドル 22,000 19,000 日経平均 125 NYダウ 円 円/ドル 120 20,000 18,000 115 18,000 17,000 110 16,000 16,000 14,000 15/10 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/09 15,000 15/10 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/09 105 100 95 15/10 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/09 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/9/30 (前月末) 16,449.84 18,308.15 101.35 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 18,668.44 2016/8/15 125.86 2015/6/5 2016/9/30 (前週末) 16,449.84 18,308.15 101.35 過去3年安値 水準 日付 13,748.94 2013/10/8 14,719.43 2013/10/9 96.57 2013/10/8 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 米国大統領選を睨みながら揉み合う展開が続いた後、週末に下落 ~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲304.18円(▲1.82%)、TOPIXが▲26.78ポイント(▲1.98%)とな り、米国大統領選を睨みながら揉み合う展開が続いた後、週末に下落しました。業種別(東証33業種)にみると、鉱業、石 油・石炭製品、卸売業など7業種が上昇する一方、銀行業、保険業、空運業など26業種が下落しました。 週明け26日の日本株市場は、先々週末の米国株市場の急落を受けて、下落して始まりました。翌27日は、米大統領選第1 回TV討論会後のクリントン氏優勢の報道などを受けて反発したものの、28日は、円高ドル安の進行や9月末の配当権利落 ち(TOPIX約11.1ポイント、日経平均約119円)の影響などを受けて、再び下落しました。29日は、OPEC(石油輸出国 機構)の減産合意による原油価格の急上昇を受けて米国株市場が上昇したことなどから反発したものの、週末は信用不安の 高まったドイツ銀行株の急落等を受けて、日経平均は16,500円を割り込む展開となりました。 3.今週の主な予定 日程 曜日 10月3日 Mon 10月5日 Wed 10月6日 Thu 国・地域 米国 ISM製造業景況指数 9月 ADP雇用統計 9月 177千人 貿易収支 8月 -395億㌦ ISM非製造業景況指数(総合) 9月 51.4 製造業受注指数 8月 1.9% 景気先行CI指数 8月 100.0 景気一致指数 8月 112.1 非農業部門雇用者数変化 9月 151千人 失業率 9月 4.9% 米国 米国 Fri Sun 7-9月期 6 49.4 G20(20ヵ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議(ワシントン) IMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会(ワシントン、9日まで) 米国 10月9日 前回 日銀短観 大企業製造業 日本 10月7日 項目 日本 米国 大統領選 第2回テレビ討論会 日本 決算発表 : 10/3 しまむら 10/4 J.フロント リテイリング 10/5 イオン、良品計画、ミニストップ、エービーシー・マート 10/6 セブン&アイ・ホールディングス 10/7 髙島屋、吉野家ホールディングス 米国 決算発表 : 10/5 モンサント、ヤム・ブランズ 決算発表予定 他 ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 4.日本株市場 今週の見通し ~ 下値は限定的ながら米国大統領選の不透明感が上値を抑え、揉み合う展開 ~ 今週の日本株市場は、日銀によるETF(指数連動型上場投資信託受益権)の買入れが下値をサポートするものの、米国大 統領選の不透明感が上値を抑えるため、揉み合う展開が続くと予想します。先週、日銀が29日を除いて毎日733億円の ETF買いを行ったことを受けて東証の空売り比率が43%台から38%台まで急低下するなど、株式のショートポジション を回避する傾向が強まっているため、株価の下値は限定的とみています。一方、米国大統領選を約1ヵ月後に控え、クリ ントン候補がトランプ候補に対してやや優勢の状態に留まっています。こうした中、外交を含めた政策の大幅な変更が見 込まれるトランプ候補の支持率が上昇する局面では、内外株式に対する調整圧力が高まると考えます。なお、今週末には 米国雇用統計の発表を控えていますが、市場予想から大きく乖離しない限り、これまでに比べ金融市場への影響は小さい とみています。その他の注目材料として、日本では3日の日銀短観や小売り業を中心とした2月決算企業の決算発表、米 国では3日のISM製造業景況指数や7日の雇用統計など主要経済指標の発表などが注目されます。また、週末9日に行われ る米国大統領選の第2回テレビ討論会には要注意です。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあ りません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の 実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客 様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1610004
© Copyright 2024 ExpyDoc