中高校長室より「学校便り・ACTIVE第23号」が掲載されました。

ACTIVE
国本 女 子中 学 校・ 高等 学 校 学校 便 り
第
23
号
平 成2 7年 3月 4日
校 長
岡 本 喜 美 子
思い が けず 、第 2 2号 のあ と 、間 が 空い てし ま いま した 。
2月 2 2日 (日 ) は、 本校 の 大事 な 行事 であ る 『報 本祭 』 でし た 。
『 報 本 祭 』は 、 本 校 の 校 祖で あ る 有 木 春来 先 生 は じ め 、 本校 設 立 前 から 、 本 校の 誕 生に 力
を 尽く し てく ださ っ た多 くの 関 係の 方 々の ご厚 情 に思 いを 馳 せ、 感 謝を お伝 え する 日で す 。
例年と同様に報本祭の式典を執り行った後、今年度は、有
木春来先生の臨終を看取られた医師の白井徳満先生に記念講
演 をし て いた だき ま した 。
重度心身障害児の療育園園長である白井先生のお話に、生
徒は自身の幸せに気付き、周囲への感謝の念を強くしたので
した。子どものいのちを豊かにするものとして、我が子への
最 良 の 贈 り物 は 「 幸 せ にな れ る 能 力 」 で あり 、 そ れ は「 豊 か に 愛 さ れ て育 つ こ と」 で 得ら れ
る と話 さ れま した 。
右の写真は重い障害を持って生まれた赤ちゃんを、やっと沐浴させることができたお母さんと赤ちゃん
の 様子 を 説明 され る 白井 先生 。お 母 さん の顔 を 見つ め てい る赤 ちゃ ん のひ とみ が 印象 的で し た。
報 本 祭 に 先立 っ て 、2 月 4 日、18 日 の 朝 礼 では 有 木 先 生 の著 書 「 お む す び」 から 、 報本 祭
に 関連 す る部 分を 取 り上 げて 読 み聞 か せま した 。
ひ と つ は 『 金 詰 ま り の 今 日 、 す ら す ら と 講 堂 建 築 の 緒 に つ く の を 、人 は お ま じ な い と 片 付
け る が 、私 は 学 校 の 根 で あ る 地 下 に 眠 れ る 人 の 働 き を 思 う の で あ る 。 ~ 親 を 根 と し 、 子 孫 は
栄 え る 。 親 を 大 切 に す る こ と が 、運 命 の 上 に 重 大 な る 役 割 が あ る 。 花 や 実 に 対 し 人 は 尽 く す
こ と が で きな い 。 こ れ は天 ま か せ 、 自 然 の恵 み で あ る。 ~ 報 本 祭 と は 、こ の 元 を、 即 ち学 校
の 生 み の 親と 成 ら れ た 方々 の 、 既 に 世 に 去り 、 地 下 に眠 ら れ て 学 校 の 根と な っ てい る 方々 の
御 魂の 功 を思 い出 し 、そ の御 徳 に報 い んと する 営 みに 他な ら ない。』 とあ る部 分で す 。
二 カ 所 目は 『 報 本 祭 を大 切 な 行 事 と し て、 守 り 続 けて き た 本 校 は 、 学校 に 好 意を 寄 せて 、
培 い く だ さっ た 人 々 の 恩の み に と ど ま ら ず、 無 理 解 や、 そ し り 、 あ ざ けり 、 反 抗を 企 てた 人
々 の恩 を も忘 れま い とす る。すべ ては 感 謝一 色に 塗り つ ぶさ れ てい る。』と いう と ころ で す 。
何 とい う 心の 広さ 、 寛大 さ。 す べて を 受け 入れ る 有木 先生 の 大き さ に心 打た れ ます 。
生徒 と 一緒 に保 護 者の 皆さ ま も『 おむ すび 』を手 にと っ て読 み、感 想 を交 わし て くだ さい 。
おしらせ 茶道部
・・ ・高 3 の関 口 理子 さん が 、許 状(写 真左 下) を いた だき ま した 。
基本 的 なお 点前 を 美し い所 作 でで き るこ と、 挨 拶や お道 具 の扱 い 、
茶 室で の 振る 舞い 等 を見 ても 、 次の 段 階の お稽 古 に向 かう 心 の準 備 も
でき てい る、 と 橋 本先 生が 判 断
されて、許状を申請してださり、
裏千 家家 元か ら 頂 戴し たも の です 。
こ れを 励み に 、 さら にお 稽 古を
続け てほ しい と 願 って いま す 。
返 信欄
学校 便り 第 23 号 を 読み まし た 該 当するところに○を つけてください 。よろしかったら お名前を !
中 高 1 2 3 母 父(
) 地域
報本 祭と 同 時に 開催 さ れた ア ート フェ ス ティ バル 舞 台の 部 から 紹介 い たし ます
← ク ラ リネ ット 四重 奏
一番 右 はバ スク ラリ ネ ット
↓ 笑 顔 で演 技 !
眠 れる 森 の美 女 第 3幕
← オ ーロ ラ姫 の バリ エー シ ョン
素 晴ら しい ポ ーズ
← 指先 まで 神 経を
行き 届か し て
ミ ュー ジ カル アニ ーよ り
Tomorrow
←高く投げ上げて、キャッチ
お 見事 なバ ッ ク転 に大 拍 手
★
吹 奏楽 部の 『フ ィ ガロ の結 婚 』序 曲も 大好 評 をい た だき まし た
表 彰
2月 8 日(日)に府 中 の森 芸 術劇 場ド リー ム ホー ル で開 催さ れ た、
第 38 回 東 京 都 アン サ ン ブ ル コ ン テス ト に お いて 、 本 校 吹 奏 楽 部の メ ン バー に よる
管 打 八重 奏が 、 都大 会進 出 15 校 の中 で、 銀
賞 を受 賞 しま した 。
お
め
で
と
う
こ のコ ンテ ス トは 、全 日 本ア ン サン ブル コ ンテ スト の 予選 を 兼ね てお り 、惜 しく も
全 日 本へ の 出 場 は なり ま せ ん で し た が、 粒 ぞ ろ いの 1 5 校 の 演 奏 の中 で も 、ひ け をと
ら な い演 奏 で し た 。さ す が に 都 大 会 、レ ベ ル の 高い 演 奏 ば か り で 、演 奏 技 術、 楽 器の
音 色 、集 中 度 な ど にそ れ ぞ れ の チ ー ムの 個 性 が 出て お り 、 い ず れ 優劣 つ け がた い 演奏
で し た。 コ ン ト ラ バス ク ラ リ ネ ッ ト とか バ ス フ ルー ト と か 、 普 段 目に す る こと が 少な
い 楽 器を 目に し 、音 色を も 楽し む こと がで き まし た。
演 奏を 聴 い て く ださ っ た 吹 奏 楽 部 の保 護 者 、 中高 の 先 生 方 、 応 援有 難 う ござ い まし
た 。 小学 生 か ら 一 般の 大 人 の グ ル ー プま で が 参 加す る コ ン テ ス ト です 。 プ ログ ラ ムに
国 本 女子 中 学 高 等 学校 吹 奏 楽 部 の 文 字が 載 っ た こと で 、 我 が 校 の 吹奏 楽 部 が広 範 囲に
認 識 され るよ う に成 長し た こと を 喜ん でお り ます 。
続 卒業生の 活躍
横 浜 美 術 大学 よ り 、 平 成 2 6年 度 卒 業 制 作作 品 審 査 に おい て 、 グ ラ フ ィッ クデ ザ イン 科
に進 学 した 本校 の 卒業 生(石 橋美 香さ ん )が 、優 秀 賞を 受賞 さ れた と報 告 があ り まし た。
2 月 1 9 日 か ら 2 2 日 ま で の 大 学 内 で の 展 示 の 他 、 2 月 2 6 日 (木 )か ら 3 月 3 日 (火 )ま
での 期 間は 、横 浜 赤レ ンガ 倉 庫1 号 館2 階で の 選抜 展に 展 示さ れ まし た。
石 橋 美香 さん の 作品 は、 作 品名 「 夢の 巣」 ジ ャン ルは グ ラフ ィ ック デザ イ ンで す。
美 術 系に 進学 希 望の 生徒 が 多い 本 校で すが 、 先輩 の活 躍 は励 み にな りま す ね。