ダウンロード - 松江市民レガッタ

はじめて松江市民レガッタに参加される方へ
(松江市民レガッタ参加者マニュアル)
松江市民レガッタへのご参加、ありがとうございます。ベテランの方も初めての方もおられる中、年
に一度の大会ですので、道具の取り扱い、乗り方、降り方、安全ルール、漕ぎ方などについて、今一度、
確認してください。ルールを守って気持ち良く安全にボートを楽しんでいただくために、ご協力をお願
いします。
最初に
・参加される方は、あらかじめ健康状態を整えておきましょう。不調な時は勇気を持ってやめます。
ボートは激しいスポーツなので、飲酒状態や二日酔いの方はお断りします。
・会場に駐車場はありません。公共駐車場をご利用ください。近隣の店舗(パチンコ店や電器店など)
などには絶対に駐車しないでください。
・公式練習の時間は60分です。開始時間の10分前までに艇庫へ集合します。クルー全員がそろっ
てから受付をしてください。
・ボートは初めての人でも簡単に漕げるようになりますが、レースに出るくらいにまで上達するには
数時間要します。初心者がおられる場合は、30分ほど早めに来て、前のクルーが練習する様子を見
学しておきましょう。スタッフに余裕がある場合は、時間前でも陸上でできる指導をしますので、声
をかけてみてください。
「時間に遅れそう」
「人数が揃わない」など困った時も早めにスタッフへ相談
してください。できる範囲で対応します。
・運動ができる(水しぶきがかかってもよい)服装で参加してください。裾が長い上着や、前をとめ
ないで羽織るだけの服では、シートにからまって危険です。上着はズボンに入れてください。足は裸
足でも構いませんが、ストラップで擦ることもあるので、くつ下や底の薄い上履きを別に用意して履
くことをお勧めします。
・暑い時は、帽子や日焼け止め、タオルを準備して、長袖の着用など熱中症に気をつけましょう。ハ
ダカで乗ることは品位が損なわれるので厳禁です。ペットボトルなどを持ち込んで水分補給をしてい
ただいても構いません。
・雨でも練習は行います。コックスは雨具を着るなどしますが、漕ぎ手は雨具を着ずに、風邪をひか
ないように厚着をして練習しましょう。万一に備え、いつも着替えを用意してくると安心です。
安全について
・ボートは自然を相手にしますので、風と波、雷に弱いスポーツです。水面が穏やかならば雨でも練
習します。風が強く波が高ければ晴れでも中止します。宍道湖が荒れていても、艇庫周辺の状況で判
断しています。遠くから来られる方場合などは、艇庫へ問い合わせて(TEL0852-27-6311)か
らお出かけください。
・ボートに乗る人は、最低限救助を待てる程度の水泳能力が必要です。乗艇前に、全員救命具を着用
してください。
・万一、事故が起きたら。沈没・転覆してもボートから離れないのが原則です。救助が来るのを待ち
冷静な行動を取ってください。
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・貴重品の管理は各自で管理していただきます。艇内にも持ち込めますが、水に濡れることもあるほ
か、水に落とすと拾えませんので、注意してください。
・ボートはカーボン製で、落したりぶつけたりすると壊れます。高価なものなので大切に扱ってくだ
さい。ボートの青い色が塗ってあるところは薄く、穴が開くので足をかけて踏まないでください。
・ボートの中で立ったり、動いたり、騒いだり、身を乗り出さないでください。またオールから手を
離さないでください。
ボートについて
・松江ボート協会艇庫に保管してあるナックルフォアとコンセプトⅡ社マコン形オールを使います。
通常、5人一組で乗り、4人が漕いで、1人が舵(かじ)をとります。練習では指導スタッフが後部
に乗ります。
・シートの名前(C:コックス、S:整調 or ストローク、3:3番、2:2番、B:バウ)及びペ
ア(ストロークペア、バウペア)、サイド(ストロークサイド、バウサイド)と自分のポジションの
名前は覚えてください。
・整調のオールが出ているほうが「整調サイド」。バウのオールが出ているほうが「バウサイド」で
す。
・用具の名前(オール、シート、ゲタ(ストレッチャー)、オールのハンドル、ブレード、ローロッ
ク)も覚えておきましょう。
コックス せいちょう さんばん
にばん
バウ
進行方向
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⇒
乗り方
①シートをうしろに下げて、レール脇の足置き板(黒)の上に立ちます。土足厳禁です。
※レールは弱く、強く踏むと曲がります。レールの間及び脇にある足置き板を踏んで立ちます。
ベアリング付きシートは、レールに砂が乗ると、ゴリゴリして故障の原因になります。汚れた足
でレールを踏まないようにします。砂が入ってしまった時は、きれいに除去してから動かします。
②シートに座ってから、ストレッチャーに足を入れ、ストラップを締めて足を固定します。
③ハンドルを握り、すぐに漕げる準備をして、全員が準備できたか確認をします。
※シート編成は参加者の自由です、決まっていないときは練習経験者を整調へ、初心者はバウや2
番にします。全員が初心者だけの時はしっかりした方を整調にします。
乗艇直後
・オールを入れて、桟橋を離れたら、すぐにゲートピンを締めます。
・ゲートピンを締めたことを確認します。閉めないで漕ぐとオールが外れてたいへん危険です。
・桟橋周辺をすぐに離れます。岸の近くは浅く、流れもあるので速やかに離れます。
・広い水域まで、漕げる人だけを使って移動します。
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漕ぎ方
・ハンドルは、肩幅で、強く握らずに軽く握ります。肩に力を入れず、リラックスします。
・オールの先(ブレード)を垂直に水の中へ入れて漕ぎます。ブレードが深くならないようにまっす
ぐ引くことが重要です。オールがローロックから抜けないように常に外側に押します。一連の動作中、
止まらず、滑らかに動き続けます。
・コックスのかけ声に合わせて漕ぎます。漕ぎ始め・終わりの号令を覚えましょう。「ノーワークい
こう」で漕ぎはじめる準備をし、次の「さあいこう」で漕ぎ始めます。「ありがとう」または「イー
ジーオール」で漕ぎをやめます。
・コックスのかけ声に合わせて4人で漕ぐ練習をします。「キャッチ」の合図で水の中にブレードを
入れ、「ロウ」でブレードを水の中から抜きます。コックスは「キャッチ、ロウ」の合図のタイミン
グを覚えます。コックスの「キャッチ、ロウ」を聞いてから漕手が動作するのではなく、タイミング
を予想してお互いが同時になるように動くことが重要です。
・整調の漕ぎを見て、うしろの人が合わせて動きます。まずは4人が合わせることを覚えましょう。
・
「バックロウ、サイドロウ、方向転換(バウサイドロウ、ストロークサイドバックロウなど)、抵抗、
ちゃぶロウ、バランス」などをマスターしましょう。
・スピードアップする時は「パドル(ライトパドル)いこう」の号令がかかったら、そのままの強さ
で1本漕ぎ、次の「さあいこう。」の号令の次から、強く漕ぐ動作に変えます。
・安全上、止まるときや休むときもオールを離してはいけません。ブレードは上をむけて静かに水に
浮かべておきます。休憩時や止むを得ずハンドルから手を離すときは、からだと足でハンドルをかか
えこみ、バランスの動作を取ります。
・初めての人は上手く漕げないことが当たり前です。最初は楽しんでもらえれば結構です。
スタート練習
(1回目の練習から号令だけでも覚えます。2回目が天候不良等で練習できないこともあるためです。)
・公式ルールにのっとり、レースでは赤旗を合図にスタートします。拡声器の声だけに頼っていては
風で途切れて聞こえないことがあります。
・スタートの号令は「クイックスタート」、「アテンション」、…間…、「ゴー」です。
2回目の練習
・1回目にどこまで習ったかを申告してください。教わってないところから指導を受けましょう。
後片付け
・艇を運ぶときにはガンネルか、艇内の手すり、構造物を持ってください。リガー(金属)を持つと
変形します。
・艇を返すときは、中からラダーや背もたれが落ちてこないように気をつけます。
・返して置くときは、うまの上に水平になるように置きます。降ろす時は静かに降ろします。
・上向きに置く時は、艇の中の水は完全に抜いて、雑巾で水を拭きます。タイヤの上に置くか、木材
の上において安定板(三角の板)を入れます。
・オールは雑巾で水を拭き、倒れないように気をつけて立てかけておきます。
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・艇庫のまわりに落し物や忘れ物がないか、確認しましょう。
・ごみの持ち帰りにご協力をお願いします。
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