2015 年度 早稲田大学 国際教養学部 (英語) 全体概況 試験時間 大問数・解答数 難易度の変化(対昨年) 大問数:4題 ○ 難化 ○ やや難化 解答数: 48問 / ● 変化なし 問題の分量(対昨年) ● 多い ○ 変化なし 出題分野の変化 ○ あり ● なし 出題形式の変化 ○ あり ● なし 新傾向の問題 ○ あり ● なし 85 分 リスニング問題は除く。 ○ やや易化 ○ 易化 ○ 少ない 総評 READING SECTION, WRITING SECTION, LISTENING SECTION の各々に関し問題が2つずつという構成に 変化はなく、昨年度入試とほぼ同様の出題形式が採用された。READING SECTION では、問題Ⅰにパラグ ラフ毎の論点や主旨を問う従来パターンが踏襲され、内容不一致選択・空所補充・表題決定問題といっ た小問も出題された。また問題Ⅱは、2013・2014年度同様、論説文ではなく物語・小説文であ った。当面、問題Ⅰ・Ⅱとも論説文という2012年度までの形ではなく、Ⅰ:論説文 / Ⅱ:物語・ 小説文という二本立ての出題が続くことが予想される。なお、READING SECTION2題の総語数が約29 00語と、昨年比で400語ほど増えている点、また、小問数も、Ⅰが1問、Ⅱは6問も増えており、 従来以上の問題処理スピードが要求されている。 WRITING SECTION については、問題Ⅲで、主要論点(the main points)を抽出するタイプの要約問題 が2年連続で出題された。日本の裁判員制度に関する昨年度の英文よりも、内容・表現・展開の全てに 関し平易ではあったが、2020年の東京五輪で予想される高温多湿の過酷な競技条件に関し、具体的 数値を交えて解答する厳密さも要求されよう。問題Ⅳは、刑事責任年齢を何歳に設定すべきかについて の自由英作であった。昨年度が、フェイスブックの年齢制限についての自由英作であったことを考えれ ば、2年連続で‘年齢’条件に関する意見表明と、それに見合う論述力(=論理的構成力+英語表現力) を要請された形である。 READING SECTION の2題と WRITING SECTION・Ⅲの英文が易化した分、本文の分量と小問数が増大し、 また WRITING SECTION・Ⅳがやや難化したため、全体としては‘例年並み’の難度といえるだろう。 Copyright (C) 2015 Johnan Prep School
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