第2回キャリア教育推進協議会(PDF文書)

平成26年度第2回キャリア教育推進協議会概要
※運営上の成果(○)と課題(●)、「・」は主な感想等
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キャリア教育実践研究協議会の運営面について
○教員のみで構成される会が多い。だからこそ、若者トークセッションは新鮮であり、
学校ですべきことを考えさせられた時間であった。
○中・高のグループ協議の場を設定したことが有効であった。
●若者トークセッションにおいて、社会人をもう何人か入れてもよかった。反面教師
の社会人がいるとよかった。
●実践意欲をかきたてるような講演も必要である。
●中・高で連携して職場訪問を行うことについては、再度、市町村単位で集まって話
し合うなどの場を設定する必要がある。
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キャリア教育実践研究協議会の内容について
①若者トークセッションについて
・実際、働いている社会人の発言が貴重であった。
「自分は何をしたいのか」という、
逆から考える発想を教えることも大切である。
・社会人、大学生、高校生、中学生のそれぞれから、正直な自分の気持ちを聞いて、
学校でできることがまだあることを感じた。
・「自分探し」に関連して、仕事は生活の糧と考え、一方で趣味を大切にする生き方
があってもよいのではないかと考える。
・学校の意図が、企業側にまだ伝わっていないため、双方の連携が必要である。
・就職情報の在り方について考える必要がある。
・職を選ぶ基準が、給料や、名誉であるという傾向はまだあり、職の中身で決定す
る力を育てる必要がある。
・教師は、生徒に目標をもたせ、レールを敷きたがる傾向がある。
・「職種」、「業種」、「仕事」等の言葉が混在しており、使い分けをしたい。
②学校の体験活動等の在り方について
・学校が求めていることを伝えたり、企業が求めていることを伝えたりして、双方
の意見のやりとりをする必要があるのではないか。
・職場体験において生徒の課題を企業にも伝え、指導をしてもらうことは意味のあ
ることだと思う。
・基本的なことや日常的なことが、キャリア教育につながっていることをもっと学
校が意識し、小学校、中学校を通して実践するとよいのではないか。
・挨拶の大切さについては、早期に指導する必要性がある。
③グループ協議について
・中・高は進路や部活動等においてつながりをもちやすいため、キャリア教育の推
進についても連携を図りやすいのではないか。
・行事の摺り合わせをしながら一緒にインターンシップができないかなど、有益な
情報交換が行われており、協議が活発であった。
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協議のまとめ
・今後も保護者への啓発を一層推進する必要がある。
・学校と企業の連携をどのように図っていくとよいのか考える必要がある。
・他者を思いやる心等を、キャリア教育と結び付けて指導していく必要がある。
・学校で指導していることを更に強調するために、キャリアの教育の視点を個々の教
員がもつ必要がある。
・人との絆を大切にしていくことを伝えることが大切である。
・生徒が、学校を職場体験として選んだときに、どのような体験をさせるのかを考え
る必要がある。伝える力、相手の思いを汲み取る力等が挙げられるが、それは実は、
授業の中でいつでもできるのではないかといった視点で考えることも大切である。
・学校の特色を十分生かし、それぞれの学校が、キャリア教育を系統付けながら、ど
のようにデザインするかが重要である。
【今後の課題】
・保護者や地域への啓発
・学校と企業との情報連携
・日常におけるキャリア教育の在り方