東京都食品安全推進計画(平成 27 年度~平成 32 年度) 概要

東京都食品安全推進計画(平成 27 年度~平成 32 年度)
第1章
基本的な考え方
第2章
1 計 画 改 定 の 趣 旨
食品安全条例の基本理念のもと、全庁的に取り組ん
できた施策の継続を基本としつつ、食品安全に関する
諸課題や 2020 年(平成 32 年)東京オリンピック・パ
ラリンピック競技大会の開催も見据えた今後の課題
を整理し、食品の安全を確保する施策を一層推進
2 基
本
的
事
項
1
施
策
の
体
系
概要
参考資料1
食品の安全確保のための施策
都における食品安全確保施策の総合的な体系
化
○ 推進計画を総合的に実施するため、
施策を体系化
○「施策の柱1」
、
「施策の柱2」、
「施策の柱3」
に基礎研究や人材育成など施策の土台となる
取組を「施策の基盤」として、位置づけ
○ 計画の構成
①
②
③
生産から消費に至る食品安全確保施策の
総合的な体系(基本施策)
重点的に取り組むべき施策(重点施策)
推進計画の実施に向けた考え方
○ 計画期間
2
基
本
施
策
○ 都における生産から消費に至る食品安全
確保施策(46 施策)について、
「施策の柱」
、
「施策の基盤」ごとに一覧としてとりまとめ
平成 27 年度から 32 年度までの 6 年間
3
3 課題と対応の方向性
○
3つの「施策の柱」ごとに課題と対応を整理
施策の柱1
国際基準等を見据えた事業者による
安全確保の推進
(課題) 食中毒(ノロウイルス、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌)等の発生
海外の安全基準に対応した衛生管理システムの普及
(対応) 事業者による自主的衛生管理の推進
・都独自の認証制度の普及
・HACCP システムの普及
施策の柱2
情報収集や調査、監視指導等に基づく
安全対策の推進
(課題) 食品流通のグローバル化の進展
食品表示法の施行など新たな食品表示制度
(対応) 海外を含めた情報の収集・分析・評価
新たな食品表示制度の普及や体制の整備
施策の柱3
重
点
策
○ 課題に迅速・的確に対応するため、特に
重点的に取り組む施策を基本施策から選定
重点施策選定の視点
Ⅰ
食品安全に関する事件・事故の
未然防止・拡大防止対策の充実
Ⅱ
国際動向を踏まえた自主的衛生管理の
普及拡大や食品表示などの新たな制度への対応
Ⅲ
食品の安全に関する情報の世界への発信や
関係者間の協力・相互理解の促進
世界への情報発信、関係者による
相互理解と協力の推進
(課題) 食品中の放射性物質モニタリング検査結果の周知
都民自らが判断して食品を選択できる環境づくり
食物アレルギーのリスクの低減
(対応) 食品安全情報の世界への発信
都民・事業者・行政の意見交換の場の充実
総合的な食物アレルギー対策
施
第3章
推進計画に基づく施策の着実な推進
1 施策の推進体制
○ 関係各局が適切に連携し、全庁的に施策を推進
○ 各種審議会等の意見や提言を活用し、施策を推進
2 推進計画の実施と見直し
○ 重点施策を中心に進ちょく状況等を把握し、適切な点検と進行管理を実施
⇒ 進ちょく状況を年度毎に食品安全審議会へ報告、中間時期に広く都民に公表
○ 新たなリスクの顕在化等、計画の見直しや改定が必要な場合は食品安全審議会に諮問