豊田市産業振興委員会提言書2016の概要 (PDF 301.9KB)

豊田市産業振興委員会提言書 2016 の概要
提言の趣旨
4つのビジョン
●背景と目的
・本市産業は、国内屈指の自動車製造拠点として、我が国の製造業を牽引してきたが、海外生産比率の上昇、技術
革新やモジュール化の進展による部品点数の削減やコモディティ化により、従来の産業構造に変化が生じている。
・今後も、本市がものづくりの世界的な拠点として成長するためには、垂直統合型の産業ピラミッド構造の変化に対応
し、新たな事業に展開する取組が求められている。
・本提言は、企業、大学、行政などが地域社会を支えるパートナーとして、本市産業の将来を見据えて着実に成長し
ていくために、認識を共有しその戦略的な取組として示す。
ビジョン1
次世代を見据えた自動車産業の革新
ビジョン2
新たな挑戦を行う中小企業の創出
○目標像
○目標像
・次世代自動車の普及を見据え、環境・エネルギーな
・技術の高付加価値化、新たな販路の拡大に取り組
ど生産技術の高度化を促進
・グローバル化に対応するため、マザープラント、国内
開発拠点としての機能の集約と向上を図る
基本理念
む中小企業
・異業種連携や大学等との連携、自動車周辺領域へ
の市場開拓
【基本施策】
【基本施策】
●基本理念
(1)技術開発生産力の強化
(1)保有技術の高度化
「ものづくりのミライに挑戦する産業創造都市」
・立地や設備投資への奨励金、新製品等の開発補助
・登録アドバイザーによる新製品開発や知財活用支
自動車産業で培った技術力や人材を活かして、世界をリードする自動車研究開発機能の集積を図るとともに、地域
(2)社会環境の整備・啓発
資源を活かした新たなイノベーションを実現
・次世代自動車の取得支援、充電等施設の設置支
援、普及啓発
○FCV(燃料電池自動車)に代表される次世代自動車など高度な技術や製品開発を支える研究開発機能の集積を
(3)多様な連携による総合的支援
促進。
・規制緩和メニューの活用による実証実験の支援
援、公的試験研究機関との連携
(2)販路の拡大
・見本市等への出展支援、地域ブランド制度による PR
支援
(3)事業領域の拡大
・ビジネスマッチング、新事業展開に関する勉強会の
〇自動運転技術、人工知能、IoTなど情報通信分野と製造業の連携による新たなイノベーションを誘発し、自動車の
開催
新たな可能性を世界に先駆け発信
〇豊かな自然や多様な地域資源とものづくりで培った技術や人材をマッチングすることで、6次産業や地域の課題解
決型の新たな産業を創生
○世界水準の研究開発機能の集積と、地域に根差した新たなライフスタイルを実現する新産業の創出により、総合
力の高いオンリーワンの産業都市を目指す
ビジョン3
次代を担う新産業の育成
ビジョン4
持続的発展を支える産業基盤の強化
○目標像
○目標像
・本市の強みを活かし、今後成長が期待される産業分
・市内中小企業者の総合支援拠点の機能を拡充し、
野を対象に、企業の誘致や新たな立地を推進する
【基本理念】
ものづくりのミライに挑戦する産業創造都市
ビジョン1
ビジョン2
次世代を見据えた
新たな挑戦を行う
自動車産業の革新
中小企業の創出
ビジョン3
次代を担う新産業の育成
・農商工連携など本市の地域資源を活かした、新たな
事業展開を促進。
業発展を総合的に支援する体制の確立
【基本施策】
(1)企業立地環境の整備
(1)支援拠点の整備
・企業立地に係る奨励金、産業用地の取得支援
・中小企業の支援や次世代の技術者の育成を担う
(2)新産業の育成
「(仮)ものづくり創造拠点」を整備
・有望な産業分野を中心とする誘致、創業支援、新事
(2)人材確保・育成の強化
・流入人口の増加促進(UIJ ターンの支援等)
持続的発展を支える産業基盤の強化
・産官学金の連携により、企業の人材確保や育成、事
【基本施策】
業展開支援
ビジョン4
小規模事業者の事業環境を向上
<今後重点的に育成を図る産業分野>
次世代モビリティ分野/情報・システム関連分野
環境・エネルギー分野/ヘルスケア分野
・企業の中核人材育成を支援するとともに、女性や高
齢者など多様な人材の活躍を支援
(3)小規模事業者の企業力強化
・支援機関の連携により、セミナーや専門家派遣を実
施するとともに、事業承継やM&A等を支援