270212審議会資料2_ビジョン骨子案(PDF形式:4985KB);pdf

資料2
仮称 柏市水道事業
骨子 案

構成
第 章 水道事業
策定
1ー1 策定の趣旨
1ー2 位置づけ・計画期間
第 章 水道事業 概要
2-1 水道事業の概要
2-2 事業経営の概況
第 章 水道事業 現状評価 課題
3-1 市民が安心できる水道
3-2 安定して供給できる水道
3-3 健全な経営を持続する水道
3-4 市民から親しまれる水道
3-5 環境に優しい水道
3-6 今後における課題
第 章 水道事業 将来 見通
4-1 水需要の将来見通し
4-2 水道施設更新の将来見通し
4-3 財政収支の将来見通し
4-4 長期的な将来見通し
第 章 水道事業 将来像
第 章 将来像実現
施策
6-1 確実な給水の確保「強靭」
6-2 安全な水道の確保「安全」
6-3 供給体制の持続性の確保「持続」
第 章 施策実施 向
推進体制
1
第 章 水道事業

策定
策定 趣旨
水道を取り巻く様々な環境の変化から、厚生労働省は「新水道ビジョン」を公表。
これを受け、「柏市地域水道ビジョン(平成24年3月に改訂)」の見直しを行う。
国 厚生労働省
水道
見直
公表
事業環境の変化
流
柏市
見直
柏市地域水道
流
公表
事業環境の変化
将来的な人口・給水量の減少
人口減少社会の到来
老朽施設の増大
東日本大震災の経験
東日本大震災の経験
利根川水系水質事故の発生
新水道
公表
現行
見直
2

位置
計画期間
長期的視点を踏まえた戦略的な水道事業の計画として策定し、柏市の全体計画である
「柏市第五次総合計画」における水道の部門計画として位置付ける。
 計画期間 平成
平成
年度 施策推進期間
年度 将来見通 期間
3
第 章 水道事業 概要

水道事業 概要
柏市水道事業
昭和30年6月22日から地下水を水源として給水を開始した水道事業は、急激な人口 増加と都市化の進展に伴い、6度にわたる拡張事業を行い水道施設の整備を進めてきた。
事業名
創設事業
(昭和29年5月~昭和34年3月)
第一次拡張事業
(昭和37年3月~昭和42年9月)
富勢簡易水道創設事業
(昭和40年4月~昭和43年3月)
第二次拡張事業
(昭和44年1月~昭和54年3月)
第三次拡張事業
(昭和49年3月~昭和55年3月)
第四次拡張事業
(昭和59年6月~平成8年3月)
第五次拡張事業
(平成8年3月~平成11年3月)
第六次拡張事業
(平成14年3月~平成23年3月)
計画給水人口
計画一日最大給水量
事業 背景 主 施設
25,000人
5,000 m3
57,000人
20,000 m3
5,000人
750 m3
150,000人
67,500 m3
234,000人
117,000 m3
289,200人
122,500 m3
300,300人
126,300 m3
市制の施行を背景に水道事業を創設し、地下水を水源とする第一水源地、第二
水源地を整備
405,000人
169,800 m3
給水人口が計画目標値に達したこと、つくばエクスプレスの開通に伴う都市化の
進展、旧・沼南町との合併等を背景に、安定給水を図るため、給水区域を5ブ
4
ロックに設定し、配水池の拡張や幹線配水管などを整備
南部地域での活発な宅地開発を背景に、地下水を水源とする第三水源地を整
備
富勢地区への給水を行うため、簡易水道を創設し、地下水を水源とする富勢水
源地を整備
急速な市勢の発展を背景に、地下水を水源とする第四水源地及び第五水源地
を整備(富勢簡易水道を統合、第二水源地を廃止)
市勢の発展への対応と地下水の汲み上げ規制を背景に、1県7市2町の構成団
体により北千葉広域水道企業団を設立し、新たな水源として受水を開始
都市化の進展と旧米軍柏通信所跡地利用計画の具体化を背景に、第六水源
地を整備(浄水センターを設立し、遠方監視システムを導入)
水需要の更なる増加を背景に、水源施設給水区域(4ブロック)の設定や幹線配
水管を整備
柏市水道事業
特徴
地下水を水源として給水を開始した柏市水道事業は、昭和54年6月に北千葉広域水道企
業団からの受水を開始し、受水を中心に、地下水を水源とする自己水とのブレンドにより、給
水を行っている。
自己水(地下水)
 市内各所に設置された 本の井戸から取水
 取水された地下水は、水源地で除鉄・除マンガン 処理され、受水
して給水
深井戸(柏市の自己水源)
受水(北千葉広域水道企業団)
 利根川水系江戸川を水源とし、北千葉浄水場で 浄水処理され、柏市ほか近隣事業体へ送水
 高度浄水処理(オゾン・生物活性炭処理)が導入 され、異臭味の無いおいしい水の供給を平成26年 12月より開始
北千葉浄水場
(北千葉広域水道企業団) 5
水道事業
取
巻
状況
変化
将来的な給水人口・給水量の減少や老朽施設の増大等、柏市水道事業の内部環境や自
然災害の発生、河川水質事故等の外部環境等、水道事業を取り巻く状況は変化している。
外部環境
料金収入
減少
東日本大震災 利根川
水系水質事故 発生
柏市水道事業
水道政策
見直
内部環境
将来的 給水人口
給水量 減少
厚生労働省
新水道
公表
老朽施設 増大
顕在化
更新需要
増加
環境の変化にも柔軟に対応し、
安全な水を安定して供給していくための対策が求められている
6

事業経営 概況
水道施設
概況
柏市の水道施設の概況を整理する。
 水源:年間給水量の約8割が受水(地下水が2割)となっている




水源地:5つの水源地から5つの配水ブロックへ給水
管路:平成26年度末見込みにおける配水管総延長は約1,378km
水道水質:連続自動水質監視装置による24時間連続監視を実施
給水装置:直結給水方式の指導と貯水槽水道の管理指導を実施
年度
年間給水量 地下水 自己水源
受水 北千葉
備考
昭和50年度
1,630 万m3
100%
-
55年度
2,163 万m3
74%
26%
60年度
2,794 万m3
56%
44%
平成 5年度
3,443 万m3
40%
60%
15年度
3,513 万m3
39%
61%
18年度
3,981 万m3
33%
67%
旧沼南町との合併後
20年度
3,988 万m3
25%
75%
26年度
4,011 万m3
20%
80%
※H26年度末見込み
7
事業環境
経営状況
人事・組織、運営管理、財務 等の概況を整理する。
 人事、組織:事業の見直し等により職員数を削減し、組織機構の簡素化・効率化
(平成26年度時点の職員定数は64人)




事業運営:「柏市水道事業運営審議会」の設置による、事業運営の透明性確保
管理体制:包括委託を導入し管理体制を強化
財務:経常収支比率や料金回収率は100%を上回る状況で推移
料金体系:基本水量を設定しない節水努力の報われる料金体系を設定
業務委託の実施状況
委託業務
料金徴収・電算等(包括委託)
施設運転管理(包括委託)
庁舎総合管理
検定満期量水器取替
配水管等漏水状況現地確認
水道部職員数の推移
8
危機管理対策
危機管理マニュアル、応急給水設備、応援協定 等の概況を整理する。
 危機管理マニュアル:「柏市水道部災害・水質事故等対策指針」を策定し、危機
管理対策を強化
 訓練の実施:応急給水訓練及び防災訓練を継続的に実施
 応援協定:応援協定を締結し、水道事業体相互の応援体制、民間企業からの 応援体制を確保
 応急給水設備と資機材の備蓄:水源地での給水のほか、市内各地に応急給水所
を設置し、分散して給水源を確保
地震 風水害
柏市災害対策本部
水道部災害対策本部
応援要請
対策本部
災害用井戸
防災安全課
水質事故
応援要請
連携
応急給水
協議会
水源地 給水
耐震性貯水槽
地区災害対策本部
連携
地区本部員
柏市の応急給水体制
連携
水道部職員
柏市管工事
協同組合
9
市民
広報
広聴等
手続きサービス、広報・広聴 等の概況を整理する。
 市民サービス:口座振替の推進及び水道料金収納取扱い機関の拡大
 広報・広聴:柏市の水道への理解を深めてもらうために、積極的な広報・広聴を 実施
現在実施している広報活動
内容
かしわ水道だより
水道事業年報
出前講座
ホームページ
水道施設の見学
柏まつり参加
パネル展示
期間 回数等 発行数等
備考
1回あたり
年2回
主要日刊紙により市内全域に折り込み配布
(6・12月)
136,500部
1回あたり
年1回
柏市の行政資料室、図書館等へ配布
200部
随時
-
(要望による)
随時更新
-
水道事業の紹介等
年1回
その他随時
-
夏休み親子見学会ほか
年1回
-
直接飲用普及のため冷やした水道水の配布
-
市内近隣センター及び沼南支所にてパネル 展示を実施
年1回
(水道週間)
10
第 章 水道事業 現状評価 課題
 概要
 現行のビジョンに掲げた基本目標・基本施策を基に、水道事業の現状を評価
 基本施策の取り組み状況と今後の課題について整理
現状評価 課題 構成
① 現状 課題
近年の柏市水道事業の状況を、業務指標(PI)等を用いて、給水人口20~50万人
規模の同規模事業体との比較を行いながら評価する。
② 具体事業 取 組
「柏市地域水道ビジョン(現行ビジョン)」で掲げた基本目標及び基本施策を実現し
ていくための具体事業の取り組み状況について、進捗状況を踏まえて評価する。
③ 今後取 組
課題
「現状と課題」、「具体事業の取り組み」より明らかとなった課題に対して、今後、柏
市水道事業が継続して取り組んでいくべき課題、新たに取り組んでいくべき課題を抽
出し、「(仮称)柏市水道事業ビジョン」へ反映する。
11

基本目標
現行
市民 安心
水道
◇水質の改善及び確保 ◇貯水槽水道の適正な管理
現状
取 組
 水質の安全性は確保されているが、夏期におけるCブロック(第五水源地)の トリハロメタンがやや高い状況
 鉛製給水管率は目標値の21%の達成に向けて、平成26年度末見込みで
21.0%と順調に取り組んでいるが、同規模の事業体と比べると使用率が高い
 小規模貯水槽水道の適正な管理に向けて、管理・指導を実施
今後取 組
課題
•
トリハロメタン対策の強化(ブレンド対策の実施)
•
鉛製給水管の取替え
•
適切な水質監視の継続と検査体制の維持
•
小規模貯水槽の管理指導への積極的な取り組み
鉛製給水管の取替え
12

基本目標
現行
安定
供給
水道
◇水源地施設および管路の耐震化 ◇安定供給の確保 ◇危機管理の強化
現状
取 組
 配水池の耐震化率は大幅に上昇している(平成26年度末見込みで74.6%)
が、浄水施設及びポンプ所の耐震化が進んでいない
 管路の耐震化率は年々向上し、平成26年度末見込みで21.2%と、目標値の
22.0%に向けて順調に推移
 災害時の応急給水に必要な資機材の備蓄に積極的に取り組んでいる
今後取 組
課題
•
水源地施設の老朽化対策と耐震化率のさらなる向上
•
老朽管の更新と耐震化の促進
•
井戸の掘り替え及び改修による地下水源の保全
•
受変電設備等の大規模設備の更新や適切な維持補修
•
水道庁舎の建替えと危機管理の強化
配水池の建替えが完了した第三水源地
13

基本目標
現行
健全 経営 持続
水道
◇組織体制の効率化・強化 ◇運営管理の効率化・強化
現状
取 組
 経常収支比率や料金回収率は100%を上回っており、企業債の繰り上げ償還
により自己資本比率が向上するなど、健全な事業経営が行われている
 組織機構の簡素化・効率化により、職員数は削減できたが、平均年齢が47.0
歳と高い状況が続いており、技術継承や専門職員の育成が必要
今後取 組
課題
•
組織体制の見直しを踏まえた技術継承及び技術力向上と体系的な研修体制の確立
•
業務委託範囲の拡大による効率化の促進
14

基本目標
現行
市民
親
水道
◇市民サービスの向上 ◇広報・広聴の充実
現状
取 組
 市民サービスの向上のため、口座振替を促進
 「かしわ水道だより」の発行や柏まつりへの出展、親子見学会の実施等、広報
活動を活発化
今後取 組
課題
•
水道の利用促進に向けたPR活動の実施
•
口座振替の促進によるサービス向上
•
市民の要望が反映できる広聴体制と実施方法の検討
•
地域社会との情報共有・連携の強化
15

基本目標
現行
環境 優
水道
◇省エネルギーの推進、自然エネルギーの有効活用等 ◇漏水防止対策の推進
現状
取 組
 効率的な配水運用による省エネルギー(電力消費量の削減)への取り組み等
により、平成20年度時点より10%削減を実現
 漏水防止に向けて、老朽配水管、鉛製給水管の取替えを積極的に実施
今後取 組
課題
•
自然エネルギーの有効活用、省エネルギー対策の推進
•
漏水防止対策の積極的な取り組み
16

今後
課題
『柏市地域水道ビジョン(現行ビジョン)』で掲げた基本目標の実現に向けて、数々の事業
に取り組んできたが、現在も多くの課題を有しており、今後も継続的に事業に取り組んでい
くことが必要
柏市水道事業 抱
課題
• 水道施設 管路 老朽化 等
⇒ 老朽化した水道施設・管路の解消と耐震化の促進
•
業務委託範囲 拡大 水道部内 技術力低下 等
⇒ 経営の効率化の推進(アウトソーシング)
•
専任職員 退職 職員 高齢化 等
⇒ 組織体制の整備(技術継承)
•
口座振替 促進 地域社会
情報共有 連携 強化 等
⇒ 市民サービスの向上(広報・広聴の充実)
•
自然
活用 省
⇒ 環境対策の積極的な推進
対策 等
17
第 章 水道事業 将来 見通
 概要
将来の水需要の見通しとアセットマネジメント結果に基づいた中長期の水道事業の
将来見通しについて、水需要、更新需要、財政収支等の観点から整理
水需要 将来見通
施設更新 将来見通
財政収支 将来見通
長期的 将来見通
18

水需要 将来見通
水道料金収入の予測及び必要施設規模の想定をするため、実績人口に基づき将来人口
を推計し、その人口推計及び水需要実績に基づき水需要推計を実施
水需要 将来見通
平成37年度をピークに人口、給水量ともに減少傾向へ転じる推計となり、それに伴い、 将来的には料金収入の低下が想定される
19

水道施設更新 将来見通
水道の安定供給及び事業経営の健全性の確保の実現のため、アセットマネジメント※によ
る水道施設更新需要の平準化を実施
平準化前 更新需要
水道施設更新 将来見通
水道施設の多くは、建設から30年以上を経過したものが多く存在しており、水道施設の 更新需要は大幅に増大していくと想定される
20
※ 施設等の状態を把握した上で、今後必要となる施設整備費用と投資可能財源とを比較し、施設更新の前倒し・供用期間の延長
等により更新需要を平準化し、持続可能な事業運営を行うための資産管理手法

検討方法
将来60年間の水需要の見通しと更新需要(水道資産の更新事業費)に基づき、料金 値上げも踏まえた財政収支の見通しを検討
法定耐用年数
更新需要 把握
検討
検討
設定
更新しない
法定耐用年数
で更新
更新需要最大
実績 基
更新需要
新規事業
等
考慮
料金据置
値上
他事業体や使用実績に
よる使用年数の検討
事業計画
財政収支 見通
目標期間の事業計画
新規事業
耐震化
更新計画
平準化
更新需要
更新需要
健全度
健全度
料金据置ケース
料金据置ケース
料金据置ケース
料金値上げケース
料金値上げケース
料金値上げケース
更新需要
健全度
財政収支見通
検討
見直し
反映
更新基準年数の設定
更新需要見通
検討
将来見込
事業費
使用実績 基
更新基準年数
更新需要 見通
21

財政収支 将来見通
『4-1 水需要の将来見通し』 ・ 『4-2 水道施設更新の将来見通し』を基に、
水道事業運営のための財政収支予測を実施
財政収支 将来見通
長期的には給水収益は減少し、水道施設や管路の更新需要は増大していくことが見込ま
れるため、将来は厳しい財政状況となることが想定される
22

長期的 将来見通
4-1~4-3 水道事業の将来の見通し(水需要、更新需要、財政等)による
長期的な将来見通しから、将来的な課題を整理
長期的 将来見通



水需要の減少
水需要の減少に伴う料金収入の減少
水道施設更新需要の増大
将来的 課題

積極的な近隣水道事業体との連携

水道施設のダウンサイジング

多様な官民連携手法の導入
23
第 章 水道事業 将来像

基本理念
「連携」・「挑戦」する意識・姿勢を持ち、想定される困難な環境・状況に対し
一丸となった対応をするための、柏市水道関係者が共有すべき基本理念を明示
基本理念
生命
水 未来
柏 水道
方針
水道事業を取り巻く社会の潮流と、様々な課題に的確に対応しながら、
市民から信頼される持続可能な水道事業を確立し、
市民にとって欠くことのできない生命の水を未来へ引き継いでいきます
24

理想像 基本目標
水道の理想像の実現ため、『強靭』・『安全』・『持続』 の3つの観点から基本目標を明示
観点(新水道ビジョン(厚生労働省))
強靭: 自然災害等による被災を最小限にとどめ、被災した場合であっても、
迅速に復旧できるしなやかな水道
安全: 全ての国民が、いつでもどこでも、水をおいしく飲める水道
持続: 給水人口や給水量が減少した状況においても、健全かつ安定的な事業運営が可能な水道
基本目標1 : 確実な給水の確保「強靭」
災害 負
3つの観点
を踏まえた
基本目標
基本目標2 : 安全な水道の確保「安全」
安全 信頼
水道
水道
基本目標3 : 供給体制の持続性の確保「持続」
市民
水道
25
第 章 将来像実現
施策
 概要
 現状評価と課題を踏まえた、将来像実現のための具体事業を施策別に整理
基本理念
基本目標 :「強靭」
生命
水 未来
基本目標 :「安全」
柏 水道
基本目標 :「持続」
基本施策9:経営基盤の強化
基本施策1 :老朽施設・老朽管の更新
基本施策6:適切な水源保全の推進
基本施策10:効率的な組織体制への見直し
基本施策2 :水道施設の耐震化
基本施策3 :水道施設のレベルアップ
基本施策7:水質管理体制の強化
基本施策11:利用者サービスの充実
基本施策4 :応急給水の確保
基本施策8:小規模貯水槽水道対策の強化
基本施策12:官民連携の推進
基本施策5 :応急復旧体制の整備
具体事業の実施
基本施策13:環境保全の推進
具体事業の実施
将来像
具体事業の実施
実現
26

確実 給水 確保 強靭
確実な給水の確保へ向けた施策体系と基本施策を明示
基本施策
老朽施設
老朽管 更新
概要:老朽化した管路の耐震化・更新 等
基
本
目
標
『
強
靭
基本施策
水道施設
耐震化
概要:重要施設配水管の耐震化 等 基本施策
水道施設
概要:被災直後でも安定給水が可能なよう、基幹管路を整備・充実 等
基本施策
応急給水
確保
概要:耐震性貯水槽設置数の増設による応急給水設備の充実 等
基本施策
応急復旧体制
整備
概要:災害・水質事故等対策指針の見直しによる危機管理体制の強化 等
27

基本施策
老朽施設 老朽管 更新
具体事業例
老朽配水管 更新
・老朽管改良事業
・未譲渡配水管の解消
事業
効果
・老朽化管路の耐震化
・管路の適正な管理
例
・老朽化した配水管の耐震化更新
・未譲渡配水管の調査(特定)と更新の推進 等
老朽管の更新 L=20km/年
未譲渡配水管の調査・更新 L=1km
・耐震化率60%(平成47年度)
・未譲渡配水管の解消(平成37年度)
・老朽管改良事業 :2,109,030千円/年
・未譲渡配水管の解消:15,510円/年 (H27年以降) 等
28

安全 水道 確保 安全
安全な水道の確保へ向けた施策体系と基本施策を明示
基
本
目
標
基本施策
適切 水源保全 推進
概要:長期的な有効活用のため、井戸の適正な維持管理を実施 等
基本施策
水質管理体制
強化
概要:水質監視の強化を図るとともに、利用者へ情報発信 等
安
全
基本施策
小規模貯水槽水道対策
強化
概要:小規模貯水槽水道の実態調査の継続 等
29

基本施策
水質管理体制 強化
具体事業例
水質監視 強化
・管末測定局の設置・更新、管末測定項目の拡充と結果の公表
・水質検査機器の更新、魚類等監視水槽監視カメラ設置・更新
事業
効果
・確実な水質監視による水質の安全性強化
・水質に関する、市民への透明性の確保 例
・水質の監視継続による安全性確保及び利用者への情報発信の実施
・老朽化した水質検査機器の更新による確実な水質監視の実施 等
測定局2局増設
水質監視装置更新
監視カメラ更新
水質検査機器の更新
コントローラ更新
測定局1局更新
測定局全9局の更新
購入実績に基づき
更新
・定期的な水質検査の実施回数
・結果の公表頻度 等
・水質管理
:7,800千円/年
・TOC計購入 :3,850千円 (H31年度) 等
30

供給体制 持続性 確保 持続
供給体制の持続性の確保へ向けた施策体系と基本施策を明示
基本施策
経営基盤 強化
概要:アセットマネジメント実施による持続可能な事業経営の推進 等
基
本
目
標
基本施策
効率的
組織体制
見直
概要:定期的・積極的な研修による技術継承と人材育成の促進 等
基本施策
利用者
充実
概要:利用者サービスの充実と料金徴収業務の効率化 等
持
続
基本施策
官民連携
推進
概要:直営事業の外部委託化による業務効率化の推進 等
基本施策
環境保全
推進
概要:CO2排出量削減への取組み 等
31

基本施策
利用者
充実
具体事業例
民間委託形態 検討
・業務委託範囲の拡大
・委託形態の検討(H35~)
事業
効果
・業務の効率化
・ノウハウを活かした連携による、将来にわたる技術水準の向上 等
例
・現在の委託形態に捉われず、新たな委託形態の導入を検討
・メーター交換・漏水修繕業務等の委託拡大 等
業務委託範囲の拡大
委託形態の検討
・職員一人あたりの配水量 :622,500m3/人 (平成47年度)
・給水収益に対する職員給与費の割合:9.1% (平成37年度) 等
・メーター交換 :140,000千円/年
・漏水修繕業務 : 73,000円/年 等
32
第 章 施策実施 向
推進体制
取組みを確実かつ効率的に実施していくためのPDCAサイクルの推進体制を整理
 毎年度、施策(具体事業単位)の進捗状況を評価し、結果を公表
 概ね5年後を目途にビジョンの見直しを実施
改善策を見直しに反映
意見
市
民
等
意
見
市民の声を反映した
◆ 水道事業ビジョンの策定,
中間見直し
評価結果を活用した
◆ 施策及び具体事業の見直し
◆ 予算措置の見直し
柏市水道
評価と見直しの継続実施
数値目標に基づいた
◆ 基本施策の評価
◆ 具体事業の進捗管理・評価
情報公開
関係者との連携
(審議会・民間企業
・関連団体等)
成果を重視した
◆ 基本施策の推進
◆ 具体事業の実施
関係者との連携
(審議会・研究機関)
33