■第3次妙高市農業・農村基本計画(案)の施策体系 基 本 理 念 基本指針 基本目標 生産者が輝き、消費者が喜び、市民みんなが支える農業・農村づくり 基本施策 個別施策 個別施策の内容 ○チラシや梱包資材への「妙高産」表示の普及拡大など ○「上越妙高駅」でのPR活動、商談会への出展、多様なメディアを活用した情報発信の強化 (1)米を中心とした妙高産農 産物の需要拡大 ①「妙高」を前面に打ち出したPR・販売活 動の展開 ○妙高市特別栽培米の生産拡大などによる、妙高産米の区分集荷・区分販売の拡大 ○妙高産米の認知度、付加価値向上のための各種コンクールへの出展 ○妙高市にゆかりのある人たちによるPR活動 ②多様な販路の確保 ①市民が購入しやすい仕組みづくり ○農業協同組合や直売施設、スーパーなど、生産品目や生産量などに即した多様な販路の確保の促進 ○国・県・集出荷業者などと連携した、妙高産米の輸出拡大 ○市民に身近な農産物直売所の品揃えの充実や魅力アップのための取り組みの促進 ○市内のスーパー、量販店などへの「妙高産コーナー」の新設・増設の働きかけ ○福祉施設などへの地産地消の働きかけ ②学校・福祉施設などにおける地産地消 の推進 ○学校、保育園・幼稚園などへの利用拡大の働きかけ ○妙高産農産物を安定供給できる体制を整備するため、「地産地消推進会議(仮称)」の設置 Ⅰ 生 業 と し て 成 り 立 つ 農 業 経 営 の 推 進 (2)地産地消と食育の推進 ③観光・外食・食品産業などと連携した地 産地消の推進 ○農業者と観光・外食・食品産業などのマッチング機会の提供や妙高産農産物を活かしたメニュー・商品の開発・販売の促進 ○地産地消に取り組む飲食店などの認定、それらを対象としたイベントなどの実施 ○「妙高市食育推進計画」に基づく食育の推進 ④地産地消に対する市民意識の啓発 ○学校における農業体験、学校給食への妙高産農産物の供給を通じた食育の推進 ○妙高産農産物の展示即売や地域の「食」のPRなどを行うイベントの開催 1 農業経営の安定化 ○農業者・集出荷業者と一体となった妙高産米の品質・食味の向上、多様な品揃え ①需要に即した妙高産米の生産と、水田 フル活用 ○環境保全型農業(農薬・化学肥料低減栽培や有機栽培など)の普及拡大 ○主食用米を中心としながらも、国の交付金等を活用した非主食用米の生産拡大、多収性品種の導入 (3)需要に応じた生産の促進 ○水稲単一経営農家の園芸導入による経営複合化の促進 ②経営の複合化・多角化の促進 ○山菜類や薬用作物など、地域特性に即した作物の共同生産の促進による所得確保モデルの創出 ○生産のみの農業者に対する加工品の生産などによる経営多角化の促進 ○園芸導入や加工などに必要な機械や施設整備の支援 ①農地の集積・集約化の促進 ②生産効率の高い生産基盤の整備 (4)経営の効率化 ③低コスト技術の導入などの促進 ④農作業の共同化などの促進 ⑤効率化に必要な機械・施設整備の支援 ○農業委員会や農地利用集積円滑化団体と連携した、農地利用の調整強化、農地中間管理機構の活用促進 ○ほ場整備を契機とした地域内議論の活発化と中心経営体への農地集積・集約化 ○平場と中間地を中心とした生産基盤の整備 ○農業者の自力施工による畦畔除去、農道・用排水路の整備について、経費負担を軽減する中で実施 ○直播栽培技術の普及拡大 ○堆肥を利用した土づくりの利用拡大、それに向けた耕畜連携の促進 ○農作業の共同化や農業機械・施設の共同利用の促進 ○共同化などが進んでいる集落に対する集落営農の組織化の促進 ○低コスト技術の導入、農作業の共同化などに必要な機械や施設整備の支援 ■第3次妙高市農業・農村基本計画(案)の施策体系 基本指針 基本目標 基本施策 個別施策 個別施策の内容 ○農業経営の改善・発展を目指す農業者の、認定農業者への認定 (1)本市農業の中心を担う農 業者の確保と育成 ①経営感覚に優れた認定農業者などの 確保と育成 ○認定農業者を対象とした、専門家による経営指導や各種研修会の実施 ○意欲ある認定農業者への支援の強化 ②農業経営の組織化・法人化の促進 ①親元就農の促進 ○認定農業者の法人化の促進 ○認定農業者などが不足する山間地などにおける、集落営農の組織化の促進 ○即戦力となる農家子弟の就農の促進 ○新規学卒者・定年退職者・UJIターン者などへの就農情報の提供、総合相談窓口の体制整備など 2 多様な担い手の確保と育 成 (2)新たな担い手の確保 ②新規就農・就業の促進 ○就業希望者の受け皿となる農業生産法人の育成、マッチング機会の提供 ③企業参入の促進 Ⅰ 生 業 と し て 成 り 立 つ 農 業 経 営 の 推 進 ○基礎的な栽培技術などを学ぶ学習会などの定期開催 ○認定農業者などが不足する地域における、企業参入の促進 ○既存経営体などとの連携による事業展開 ○女性や高齢者などの役割を明確にするための、家族経営協定の締結の促進 ①女性、高齢者などの能力の活用 ○農家女性のネットワーク化、各種研修会の開催などによる経営参画の促進 ○園芸作物の少量多品目生産や軽量野菜の導入の促進 (3)多様な人材の参画の促進 ②農業以外の人材の活用 ○草刈りなどへ他産業従事者や元気高齢者などを活用する仕組みの構築 ○障がい者が農作業に携わる仕組みの構築、農業生産法人を職業訓練などの場とすることの検討 ○適地適作に配慮しながらの、重点品目(トマト、ブロッコリー、エダマメなど)を中心とした特産化 ①重点品目を中心とした生産拡大 ○トマトやナスをはじめとした加工・業務用野菜の生産拡大の促進 ○施設園芸などの導入による周年・計画生産の促進 ○水稲単一経営農家の園芸導入、自給的農家の出荷販売、定年対象者などの新規就農の促進 (1)園芸農産物の生産拡大 ②農産物直売所の品揃えの充実 ③品質管理の徹底 3 園芸農産物の産地化 ○農産物直売所と連携した少量品目、目新しい品目などの多品目生産の促進 ○施設園芸の周年・計画生産や、温泉や雪などの地域資源を活用した栽培・保存の取り組みの促進 ○栽培技術指導などの強化による、園芸農産物の食味・規格などの底上げ ○品質管理に関する生産者意識の高揚 ○温泉や雪などの地域資源を活用した栽培・保存の取り組みの促進 ①付加価値のある園芸農産物の生産 ○有機・無農薬栽培や減農薬・減化学肥料栽培の普及拡大 ○健康に有効な成分を多く含む機能成分高含有農産物など、新たな品種の導入の促進 (2)園芸農産物の競争力の 向上 ②価値の「見える化」の促進 ③特産化に向けた推進体制の構築 ○名称やパッケージデザイン、価値の表示などを工夫した商品化の促進 ○園芸農産物を原料とした加工品開発の促進 ○園芸農産物の特産化を図るためのプロジェクトの立ち上げ ○特産化の実現を目指し、プロジェクトを母体とした推進体制の構築 ■第3次妙高市農業・農村基本計画(案)の施策体系 基本指針 基本目標 基本施策 個別施策 ①新たな生産・加工・販売などの活動支援 個別施策の内容 ○地域内農林水産物を活用した加工品などの生産・販売活動経費の助成 ○「総合健康都市 妙高」としての安全で付加価値の高い地域産品を増やすため、試験生産や加工研究の実施 ○県農林公社などと連携した、専門家による研修会の開催 ②情報の提供、支援 (1)農業者の生産・加工・販 売活動支援 ○事務手続きなどのサポート ③加工体制の整備充実 Ⅰ 生 業 と し て 成 り 立 つ 農 業 経 営 の 推 進 ④販路の拡大 ①他産業への情報発信 (2)農商工連携の推進 4 六次産業化の促進と直売 所の充実 ○国・県などの支援制度の情報提供や成功事例の紹介、農業者の活動に見合った、先進地などの視察研修の実施 ○原料供給や人材確保のしくみの構築による生産の拡大 ○農産物直売所などへの加工室の整備検討 ○安定供給や品質改善を図るため、「地産地消推進会議(仮称)」の設置 ○農業体験の実施とあわせた食の提供や地産地消の推進 ○他産業への情報発信やマッチング機会の提供 ○農商工連携事業者を交えた先進地視察研修の実施 ○山菜や温泉などの地域資源を活用した生産拡大の支援 ②商工業者と連携した活動の拡大 ○山野草や菊芋などの需要のある作物の生産や出荷、集荷体制の確立 ○生産者組織の立ち上げや生産誘導による生産拡大 ①個性ある店舗づくりの推進 (3)魅力のある直売所づくり の推進 (4)直売所を中心とした販売 の拡大 ②計画的な生産出荷と品揃えの充実 ○ハートランド妙高や周辺観光事業者と連携したもぎ取り体験などの体験販売の実施 ○観光客を意識した陳列の工夫、郷土色あるイベント販売の促進 ○生産者への、計画的な生産や有利販売に役立つ情報のタイムリーな伝達 ○加工品生産や雪中保存など、付加価値の高い生産物の推奨 ③生産物の品質向上 ○県や農業協同組合などと連携した生産指導の充実 ④適切な施設の改修 ○販売品目の増加などに対応し、来場者の利便性向上につながる施設改修 ①集荷体制の充実 ○直売所まで運搬できない生産者に対する集荷体制の充実 ②新たな販路の拡大 ③六・十朝市の活用 ○学校給食や宿泊施設などへの販売の充実 ○インターネット販売など、通信販売の体制整備・拡充 ○六・十朝市に取りまとめて出店する組織グループの育成やしくみの検討 ■第3次妙高市農業・農村基本計画(案)の施策体系 基本指針 基本目標 基本施策 個別施策 ①生産効率の高い生産基盤の整備 (1)優良農地の確保 (2)優良農地の有効利用の 促進 Ⅱ 農 山 村 の 保 全 と 活 用 1 優良農地の確保と有効利 用の促進 個別施策の内容 ○中間地のほ場整備の実施 ○農業者の自力施工による畦畔除去、農道・用排水路の整備について、経費負担を軽減する中で実施 ②農用地区域の保全 ○農業振興地域内の農用地区域の保全、計画的な土地利用の推進 ①優良農地の集積・集約化の促進 ○農業委員会や農地利用集積円滑化団体が持つ農地の利用調整機能の強化、農地中間管理機構の活用促進 ②「生きがい型農業」の促進 ○農業の生きがい的要素や資源保全的要素を重視した農業生産活動の促進 ③耕作放棄地の再生利用の促進 ○国・県の関連事業を活用した、耕作放棄地の再生利用の促進 ①中山間地域等直接支払の活用の促進 ○中山間地域等直接支払を活用した、営農体制の強化 ○営農体制の構築に向けた、集落内・集落間での議論の活発化 (3)中山間地域での営農体 制の構築 ②集落内・集落間連携による営農体制 づくり ○農業機械の共同利用や農作業の共同化の促進 ○集落外の組織や団体などへの農作業委託の促進 ③新たな所得確保モデルの創出 (4)鳥獣による農作物被害 の防止 (1)地域の実情に応じた生 産基盤の整備 2 農業・農村整備と適切な 維持管理 (2)地域共同による農地・農 村保全管理活動の促進 ①総合的な被害防止対策の推進 ○薬用作物や山菜類など、地域特性に即した作物の共同生産活動の促進 ○鳥獣被害対策協議会が主体となった総合的な被害防止対策の推進 ○捕獲などに携わる人材の確保と育成 ②地域ぐるみの被害防止活動の促進 ○地域住民・猟友会・行政などの適切な役割分担に基づく、地域ぐるみの被害防止活動の推進 ①効率的な営農推進に向けた生産基盤 の整備 ○地域の実情や立地条件に応じた農業生産基盤の整備や、整備などにかかる地元負担の軽減 ②農業用施設の適切な維持管理 ○地元や土地改良区などと連携した、農業用施設などの適切な維持管理 ①多面的機能支払の活用の促進 ○多面的機能支払を活用した、地域共同による農地・農村保全管理活動の促進 ○多面的機能支払を活用した、水路の更新・農道の舗装などの施設の長寿命化のための活動の促進 ■第3次妙高市農業・農村基本計画(案)の施策体系 基本指針 基本目標 基本施策 個別施策 個別施策の内容 ①ツーリズム関係者と連携した誘致活動 の推進 ○観光事業者などが持つPR媒体への体験プログラムの掲載 ②企業などに対する誘致活動の推進 ○農村の癒し効果などを求める企業に対する、企業研修や福利厚生としての利用の提案と誘致 ○国少利用と農家民泊を組み合わせたプログラムの提案などによる誘致活動の実施 (1)積極的な誘致活動の実施 ③教育体験旅行の拡大 ④インバウンドへの取り組み支援 ○交流を深くするための、受入地域全体と来訪者の交流が図れる機会の創出 ○教育体験旅行の実績をつくってもらうための新たな支援制度の検討 ○旅行業者と連携した海外旅行者向けパンフレットの作成や勉強会などを行い、受入準備の支援 ○個性ある体験活動を推進できる若手リーダーを育成するための各種研修の実施 ①グリーン・ツーリズム推進組織の体制 強化 ○妙高市グリーン・ツーリズム推進協議会の会員拡大や組織体制強化への協力・支援 ○魅力あるホームページづくり、各種媒体を活用した情報発信の強化 ○受入実績のある地域を中心とした、体験交流活動に関する説明会の開催、意向調査の実施 (2)受入体制の充実 1 都市と農村の交流拡大 Ⅲ 都 市 農 村 交 流 の 推 進 ②受入農家拡大支援 ○受入意向のある農家に対する、安全・衛生管理講習会や民泊模擬研修などの実施 ○農家民宿の開業に向けた情報提供、必要な改修費の助成 ○本市の概要や豆知識をまとめた冊子の作製 ③農村滞在の拠点づくり ○都市農村交流施設や地域活性化施設、その周辺の整備 ○遊休施設、遊休農地を利用した交流宿泊の場などの整備の検討 ○大洞原花畑の地元と協力した維持管理、花を活用した体験活動による整備 ○周辺農家などと協力した貸付農園などの拡大、収穫作物の作付けと収穫・加工体験の場の提供 ①ハートランド妙高周辺の魅力づくりと交 流活動の拡大 ○ヴァイオリン製作体験教室参加者の交流継続を目指した、ヴァイオリンの森づくりなど ○献上わらびの収穫体験などと組み合わせた、「宝蔵院食の調理体験」の充実 (3)妙高らしい体験の場の提 供 ○花畑周辺の整備や体験活動に対応した施設の整備 ②食農体験イベントの実施 ③魅力ある農村滞在プログラムの作成 ①地域住民との交流機会の拡大 (1)クラインガルテン利用者の 移住への誘導 2 交流から移住・定住へ (2)クラインガルテンの利用促 進 ②移住の場の確保 ○野菜生産や加工が活発な地域などでの、食や景観などを楽しむウォーキングイベントの実施 ○地域のおすすめの景観や懐かしの体験などを盛り込んだ、新たな農村滞在プログラムの作成 ○山菜採りや森林整備、炭焼き体験など、妙高山里体験を組み合わせた年間プログラムの作成 ○クラインガルテン利用者の暮らしサポート、利用者と他農村地域住民との交流機会の拡大 ○住宅の改修助成や空き家紹介などによる移住の促進 ○活動をきっかけとした就農や起業による働く場の確保 ③定住総合窓口の充実 ○定住に向けた総合的な相談対応、サポートの実施 ①積極的な情報発信 ○田舎暮らし情報誌への広告掲載、友好都市へのPR、田舎体験イベントなどへの参加によるPR ②施設利用期間の見直し ○多くの都市住民に利用してもらえるよう、クラインガルテンの利用更新可能期間の見直し
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