水 み ら い プ ロ ジ ェ ク ~身近な水とともに生きる生き物と私たち人~ 平成25年度 射水市立東明小学校5年生 62名 指導者 松本 薫、松野 梓、酢 幸雄 1.授業の流れと子供たちの反応 上記のように子供の思考が流れ、魚を捕獲し7月上旬か らその魚を5年生で飼育を始めた。 8/1の登校日には、 水 槽 の 掃 除 や え さ の 調 合 、結 露 防 止 マ ッ ト の 設 置 を 行 っ た 。 そして、学習のためとはいえ預かった命を失わせてしまっ た た め 、 亡 く な っ た 魚 の 埋 葬 を 行 っ た 。( 右 写 真 ) 捕獲した魚を調べると海水魚と淡水魚が同居しているこ とが分かった。また、浜辺の漂着物調査から海が汚れてい ることも知った。このことから子供たちは魚の住んでいる 環境について考えた。 捕獲した後、10月には水槽の水が悪化していき子供たちとその水をどのように改善 していくか話し合った。その中で、子供たちは命を守るために半分の水を抜いた後、住 ん で い た 水 を 半 分 ( 水 槽 全 体 の 1 / 4 )、 カ ル キ 抜 き し た 水 道 水 を 半 分 ( 水 槽 全 体 の 1 /4)入れることにした。子供たちは、捕獲した場所の水では汚いが、汽水域だから塩 分濃度を近いものにするため半分は必要であろうと考えた。しかし、汚れていることは 事実なので、きれいな水道水も半分必要であると考えた。この案を10月31日に実行 した。 2.成果と課題 (1) 成 果 ・ 魚の捕獲を通して、身近な環境について実感を伴いながら学ぶことができた。 ・ 日々のえさやりや定期的な水替えを通して、命を預かることの重みを学んだ。 ・ 近年県西部で存在が確認されていないアベハゼが捕獲できた。希少な魚が住んで いたことに子供たちは驚き、環境を守っていくことの重要さを実感した。 (2) 課 題 ・ 卵を産み数を増やすことができなかった。また、1年で命が尽きる種類の魚も存 在した。命を預かることの難しさを、教師、子供共々痛感した。
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