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平成26年度 藤橋小学校(算数科)授業改善推進プラン[成果と課題]
学年
児童の実態・指導上の課題
改善策
・ どちらが多いかは分かる
・ タイルを使って、量と言
が、
「○つ多い」という量
葉と数字を一致させなが
の大小は難しい。
ら繰り返し指導する。
させたことにより、数が
・ 文章問題の言い方になれ
大きくなっても対応でき
・ 文章問題では、問われてい
る内容が分からない。問い
1年
2年
るまで、課題を繰り返す。
成果と課題
(成果)
・ タイルを使って量を捉え
るようになった。
の文章に馴染みがない。だ
(課題)
から、立式が難しい。
・ 文章問題の演算決定はで
・ 5~9、0の量が分かって
きるようになってきた
いない(1から数えないと
が、違いを求める答え方
分からない)児童が数名い
の理解を更に深める必要
る。
がある。
・ 学習意欲は高く、足し算や
・ 児童の学習意欲を尊重
(成果)
引き算の筆算などの練習
し、質のよい問題を用意
・ 九九など繰り返し練習を
問題に進んで取り組んで
する。つまずきに、可能
重ねることで、計算の速
いる。
な限り早く対処する。
度や正確さが身に付い
・ 長さや水のかさ、十進数の
・ 数を言わせたり、書かせ
た。
イメージをもつことが難
たりしながら理解を深め
(課題)
しい児童がいる。
られるようにする。数カ
・ 十進数や長さ、水のかさ
ードやタイルなどの具体
などの量感が十分に身に
物を用意する。
付いていない児童が数名
いる。今後も、具体物を
用いながら、量感を養っ
ていく必要がある。
・ 意欲的に取り組み、「ガン
・ 答えを出した後、必ず見
ガンドリル」を行うこと
直しをするよう声かけを
で、計算力が上がってきて
する。
・ 短い時間で集中して計算
する習慣が身に付いた。
いるが、間違いを見落とす
(課題)
傾向がある。
・ 単元学習後、しばらく間
・ 既習の知識を応用して問
題を解決する力が十分身
3年
(成果)
に付いていない。
・ 文章題を読み取り、立式す
が空くと、既習事項を忘
・ 考え方のヒントを与え
れてしまう傾向がある。
て、問題に合った解決法
また、文章題を理解せず
を考え出せるように助言
に立式しようとする傾向
していく。
がある。今後も、文章と
ることに苦手意識をもつ
児童が見られる。
合っているかどうか、見
・ 図の活用や半具体物の操
作などを通して、情報を
整理する方法を理解させ
る。
直しをするよう声かけを
する。
・基礎的な計算技能の定着が
不十分な児童が見られる。
・ 毎日基礎計算のミニドリ
ルを行って定着を図ると
ともに、自信をもたせる。
・空位のあるわり算の筆算の
計算間違いをする児童が多
い。
4年
・ 復習の際に、空位のある
(成果)
・ ガンガンドリルを毎時間
行うことで計算の速度や
正確さが身に付いてき
わり算と空位のないわり
た。
算を混ぜて出題し、空位
(課題)
のあるわり算の意味を理
・ 授業で学習したことが生
解させる。
活場面に生かされない児
童もいる。また、前の単
元の内容を忘れてしま
い、問題が解けなくなる
児童がいる。復習の時間
を設け、学習の定着を図
る必要がある。
・ 筆算の方法など、基礎的な
・ 十分な練習量が確保でき (成果)
技能の定着が不十分な児
るように意識して取り組 ・ レディネステストの結果
童が見られる。
ませる。
を基に、児童の実態に合わ
・ 文章問題を読んで、自分か
・ 文章問題を自力で図に表
ら進んで図に表し、立式す
し立式する活動を繰り返
ープ分けができた。その単
る児童が少ない。
し行い、手順に慣れさせ
元で必要な既習事項の確
ていく。
認を行うことで、学習の理
・ 学習したことを応用して
問題を解決する力が不十
分な児童が少なくない。
せた習熟度別指導のグル
解度を高めることができ
・ 単元や問題に関連する既
た。
習事項を確認する機会を (課題)
もち、思い出してから問 ・ 4年生までの四則演算や
5年
題に取り組むようにさせ
図の計測などの、算数にお
る。
ける基礎的な知識や技能
を身に付けさせることが
不十分であった。
・ 他の教科と共通する課題
ではあるが、題意を読み取
る力である読解力が身に
付いておらず、処理はでき
るのに、課題を捉えて解決
方法を見いだすことがで
きない児童を大幅に減ら
すことができなかった。
・ 分数や小数など、数のしく
・ 図や数直線などの使い方
みの理解が不十分な児童
を重点的に指導し、定着
がいる。
を図る。
・ 図形領域について、苦手意
識の強い児童が多い。
・ 既習事項について振り返
るとともに、具体物や映
像を活用してイメージを
6年
捉えさせる。
(成果)
・ 図や数直線などを活用
し、いろいろな解き方で
挑戦してみようという意
欲が育ってきた。
・ 苦手意識をもっている児
童には映像などを活用
し、意欲を高めるように
できた。
(課題)
・ その場では、内容を理解
ができても繰り返し復習
することで更に定着を図
る必要がある。