授業改善のポイント【国語科・算数科・数学科】

授業改善のポイント【国語科・算数科・数学科】
【小学校国語科】
1 単元を貫いてどのように言語活動を扱っていくかを明確にする。
2 書く活動や話し合う活動については、条件を細かくする。(文字数・結論を先に書く等)
3 わかりやすくするために、モデルや手引きを提示する。よいモデルだけでなく不完全なモデル
(虫くいにしておく等)も用意する。また、モデルを「いつ・どこで・どのタイミングで示すか」
を工夫する。
4 ペア学習等により互いに考えを出し合う交流活動を位置づける。
5 めあてに対して、思考や判断のプロセスを振り返る。結果だけでなくプロセスを大切にする。
6 授業アイディア例BOXを授業づくりのヒントにする。
【小学校算数科】
1 内容の習得の状況を的確に把握し、個に応じた指導や単元の指導の重点を明確にする。
2 思考・判断したことを的確に表現することができるようにする。そのために、系統的に数学的
な思考力・表現力を高める学校の指導計画を構想する。
3 学習内容の確実な定着や思考力・判断力・表現力等の育成に向けて、「事前に見通しを立てた
り、事後に振り返ったりする」指導を構想し、実践する。答えを出して終わらないようにする。
4 授業アイディア例BOXを授業づくりのヒントにする。
【中学校国語科の授業改善】
1 結論を導き出すために、意見を整理する観点は生徒自身に考えさせる。
2 日常的な語句・語彙の指導に加え、まとまった言葉を学習する時間を設定する。
3 表現技法の種類やその効果について理解させ、自覚的に使わせる。
4 情報を活用して疑問を解決する際に、正しく読めているか、適切に書けているかを教師が評価
し、指導する。
5 文章の記述の一部を根拠にするだけでなく、文章の展開も根拠になることを理解させる。
6 授業アイディア例BOXを授業づくりのヒントにする。
【中学校数学科の授業改善】
1 数と式
・数量の大小関係を、文脈に沿って的確にとらえて表現する活動を重視する。
・事柄が成り立つかどうかの判断に応じて、判断する理由を説明する活動を充実する。
2 図形
・図形の移動や様子を観察し、移動前後の関係を視覚的に捉える活動を重視する。
・証明の方針を立て、その方針に基づいて証明する活動を充実する。
3 関数
・関数の意味を理解し、関数関係を見いだしたり関数を判断したりする活動を重視する。
・事象を数学的に解釈し、問題解決の方法を数学的に説明する活動を充実する。
4 資料の活用
・相対度数の必要性と意味を理解し、資料の傾向を読み取る活動を重視する。
・不確定な事象の起こりやすさを判断し、その理由を証明する活動を充実する。
5 授業アイディア例BOXを授業づくりのヒントにする。