平成27年度全国学力・学習状況調査結果と指導改善計画 【 中学校:数学 】 本年度の結果 阿蘇市 全国 数学A 数学B 61.1 64.4 39.7 41.6 数学A 阿蘇市 全国 数学B 阿蘇市 全国 数と式 図形 関数 資料の活用 63.0 67.7 60.9 63.4 57.7 61.7 62.3 63.0 数学的な見方考え方 数学的な技能 40.9 42.5 32.0 34.2 阿蘇市教育委員会 本年度の主な結果について ○等しい比の理解、加減乗除を含む正の数と負の数の計算などの数と式、 投影図から空間図形を読み取ること、グラフを具体的な事象と関連付けて 解釈すること、関数に改善が見られた。 ●数学的な表現を用いた理由の説明、図形の性質を用いた方法の説明、 など根拠を明らかにして筋道立てて説明することに課題がある。 成果と課題 学力調査から ±は全国平均正答率との差 【定着している内容】 ○12:9と等しい比を選ぶ(A1(1))、12-2×(-6)の計算(A1(2)) ○時間と道のりの関係を表すグラフを具体的な事象と関連づけて解釈すること (A12(2)) ○連続する5つの整数の和について成り立つことを説明すること(B2(3)) 【課題】 数と式 ●数量の関係を文字式に表すこと(A2(2))、連立二元一次方程式を作ること (A3(3))、事柄の成り立つ理由を説明すること(B2(2)) 図形 ●作図の根拠を用いられている平行四辺形になるための条件を理解している (A7(3))、図形の性質を用いて問題解決の方法を数学的に説明すること(B3 (2)) 関数 ●映像の明るさを2倍にするための投影画面の面積の変え方を選び説明するこ と(B1(3))、与えられた式を基に事象における2つの数量の関係を判断するこ と(B6(1))、数学的な表現を用いて問題解決の方法を説明すること(B6(2)) 資料の活用 ●さいころを投げる時の確率の意味の理解(A15(2))、資料の傾向を的確に捉 え数学的な表現を用いて判断の理由を説明すること(B5(2)) 質問紙調査から 【肯定的な回答の割合が高かったもの】 ○問題の解き方や考え方が分かるようにノートに書いている。 ○ノートに学習の目標(めあて、ねらい)とまとめを書いている。 【課題】 ●数学の授業の内容は分かる、数学ができるようになりたい。 ●公式やきまりを習うとき、その根拠を理解している。 ●数学の授業で問題を解くとき、もっと簡単に解く方法はないか考える。 課題等に対応した改善指導内容 【授業改善】 ○数量や図形についての意味を数学的活動や生活場面と関連させながら理解させる。 ○様々な問題を数学を活用して解決できるように、問題解決の方法や手順を説明する場 面を設定し、言葉や数、式、図、表、グラフなどの数学的表現を用いる能力を培う。 ○ペアやグループ活動で解き方や考え方を理由を挙げて説明し合う活動を取り入れていく。 ○わかる・できる・使える力を高めるため評価問題を作成し終末にさせ達成感を持たせる。 【日常的な取組】 ○めあてとまとめの板書、話し合い、まとめ、表現する学習活動やICTの活用を取り入れ る。 ○バブルチャートの結果を基に、少人数指導やTT指導等で基礎・基本の習熟、補充的・発 展的な問題の指導を行い、上位の生徒及び底辺の生徒の底上げを行う。 【家庭学習等】 ○自学学習の充実を進めるとともに、ゆうチャレンジ問題、単元別評価問題、全学調や県 学調の過去問題、文章問題等を与え、家庭と連携して生活習慣の充実を図る。
© Copyright 2024 ExpyDoc