項目１家庭学習の充実の工夫教育委員会名 C町教育委員会取組のねらい各小・中学校で教員の指導力の向上を目指し、研究授業や研修など様々な取り組みを実施し、日々の授業では、漢字や計算のプリントを利用して、児童生徒の学力の向上を図ってきた。しかし、 C 町学力向上推進員会の中で、学校だけの取り組みの限界と各種調査から家庭学習の定着が低いことが指摘された。そこで、学校での取り組みとともに家庭の協力を得て、家庭学習の定着により学力向上を目指すこととした。２取組の実際 (1) リーフレットの作成及び配布学習リーフレットを町学力向上推進委員会で作成し、年度当初の学年保護者会や学級懇談会で説明し、保護者へ直接配布した。児童生徒に対しては、学級活動や学年集会で家庭学習の重要性やその仕方をリーフレットをもとに説明を行った。配布と説明は、学期ごとに保護者と生徒に対し実施した。このリーフレットの目的は、次の３点である。 ① 家庭学習に対する保護者への啓発と協力の依頼 ② 児童生徒への家庭学習の仕方の例示 ③ 家庭学習及び学習方法に対する指導への教員の意識の高揚 (2) 家庭学習チェックカードの実施＜中学校版＞＜小学校版＞学習リーフレットにより家庭学習の啓発を図るが、実際に家庭学習がどの程度定着したかを見届けるために、上記のようなチェックカードを作成し、町内小・中学校４校で９月と１月に実施する。その結果と今年度の３つの達成目標のテストの結果を分析・考察していく。 (3) その他各学年に応じた宿題（計算・漢字・音読）を課したり、「児童への挑戦」というテーマで校長自ら計算や漢字の問題を課している。３成果昨年度からの取り組みを今年度は定着させる段階であり、児童生徒の学力向上の成果は、まだ不明である。しかし、家庭学習に対する教員の意識と家庭への働きかけについては、向上してきている。また、家庭学習に対する保護者の協力も得られてきている。