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Title
Author(s)
Enteral nutrition and antibiotic use increase the risk for vitamin
K deficiency in patients with severe motor and intellectual
disabilities( 要旨 )
永江, 彰子
Citation
Issue Date
2014-09-10
URL
http://hdl.handle.net/10422/7655
Type
その他
Rights
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Shiga University of Medical Science
氏
名
永江 彰子
学
位
の
種 類
博 士
(医
学
位
記
番 号
博 士
乙
学)
第 407
号
学位授与の要件
学位規則第4条第2項該当
学位授与年月日
平成26年 9月10日
学 位 論 文 題 目
Enternal nutrition and antibiotic use increase the risk for vitamin K deficiency in
patients with severe motor and intellectual disabilities
(重症心身障害者において経腸栄養と抗生剤の使用でビタミン K 欠乏の
リスクが上がる)
審
査
委
員
主査
教授
村上
節
副査 教授
辻川 知之
副査 教授
寺田 智祐
別紙嶺式3
論 文 内 容 要,旨
(備考) 1.静文内容要旨は、研究の日的・方告・聴果・考察・緒飴の膚に紀戟し、 2千宰
程度でタイプ等で印字すること。
2.媒印の柵には田入しないこと。
41I
(故 紙)
【鰭果】
対轟音は男性41名女性41名であり、絶勝発兼および抗生剤拾廉はそれぞれ36名と19名であ
った。 PIⅥ【A・ Ⅱの基準上肢急8mAU血山地庶成人の95%を含む基準範虹の上限+急SD)を上回っ
たのは虚名如%)、 ucOCの基準上勝5.37的,5.47如)n如iL(同上)を上画やたの按、 25名(30%)
であった。血聴検査において明らかな拳固陣事は見られなかった.
玉回帰分析の練泉から両データの上昇には絶勝弟乗と抗生剤櫓癖が騨与していた。抗生剤治療
放射轟音が施勝発会か在日横取かによりで異なる影響を及ぼしていた。
抗生剤治療を行っていない舟点者に限定してV.K摂取丑と両データとを散布回に示すと両デー
タともⅤ.K摂取量と有意な相牌的係を示した。この散布園よりPIVKA-EではV.K頼鞍点が乳5、
uOOcでは用量が5.軸g佃Ⅵ相野以下の時に各々のデータが著しく上昇することが分かIDた。
【考察1
重症児者のV.K欠乏について報告した聴文杜、重症児21名を舟轟としたr重症心身時事児に
おけるビタミンK欠乏J (古川ら)以外見当たらない。我々は、 PIVKA-flおよびucOC
一夕により塵痕児者はV.K欠乏の状憩にある都合が高く、この原因は組醇栄兼と抗生剤治療にあ
ることを盛回帰分析こより明らかにした。
鹿曲舜聾者臆口摂取者に比し有意にV.K撫取革が低く(V.K摂政丑平場全体4.5,経口5.7お
よび注入2.0ug/BW/day)、これが一国となっている可能性がある.抗生剤治療によるV.K欠乏に
園Lでは二つの糠序が考えられる。 -つは抗生剤によるV.Kサイクル内のV.Kエポキシドレダク
タ-ゼ阻寮.もう一つは腸内細菌への脚轡である。
抗生剤拍廉を行っていない対象者に陳虚しで行った辞折の捨県から、肝臓ではVE錬取量が
盟,5ug/BW/day以下の甘食に、骨では同量が5.軸g侶WId呼以下の場合に、 V.Kが欠乏しデータ
が上昇す串ことがわかった。この革具措、小腸から吸収されたV.K鴫初肝林で利用され、その
徴に肝外臓醇で利用されるというr血由p乱胎effect!という触釦こ一致する.制月した解析絵は、
.K摂取量で空蝉に分け、望群のデータ平均値差異が最も大きく、またp億が最も小さくなるV.
摂取圭を変曲点とする方牡で、放川らの静文を参考に'した。度盛児者のPIVKA.-HやucOCの基
準値が不明でありたが.この方陰により両データが著しく上昇するV.K撫取畳を求めることがで
きた.
臼ヨ召し
重症児者乱脈と抗生剤姶癖が行われている場合に、 V.K欠乏に降る危険性がある。
凝固関連で必要とされる息を上回るVJK摂即葺骨形成では必要であるため、骨折のリスクが掛、
重症児者にとってV.Kを補うことは重要なことである。
別紙様式8 (課程・論文博士共用)
学位散文審査の着果の要旨
整理番号
永江 彰子
論文審査委員
(学位論文審査の結果の要旨) (明朝体1 1ポイント、 600字以内で作成の
ヽF.
ヽ.___
重度の肢体不自由(寝たきりまたは座位は可能)と重度の知的障害(IQく35)を有する重症心
身障害者においては、骨折や消化管出血などの報告がある。重症心身障害者では、癖下障害か
ら経腸栄養を必要とする頻度が高く、経腸栄養では栄養素が不足しがちになるほか、易感染性
から抗生剤の使用頻度も高いことが知られており、ビタミンK (V.K.)欠乏を引き起こしてい
る可能性がある。申請者らは、重症心身障害者82名を対象に、 V.K.不足の肝臓における指標と
なるPIVKA-IIならびに骨における指標となるucOCを測定し、V.K.の欠乏状態について解析し、
以下の点を明らかにした。
1)基準上限値を上回るPIVKA-IIならびにuc OCを呈したのは,各々52%、 30%であった。
2)抗生剤治療がV.K.不足の要因となる。
3)経腸栄養者は経口摂取者よりもV.K.が不足しやすい。
4)経腸栄養者に抗生剤が投与されるとV.K.欠乏に陥る危険性がある。
5)体格が小さく摂取カロリーの少ない重症心身障害者においても、日本人のV.K.摂取基準
を満たす必要があり、骨作用を考慮するとその3倍量の摂取量を必要とする。
本論文は、重症心身障害者においてV.K.欠乏について新しい知見を与えたものであり、最終
試験として論文内容に関連した試問を受け合格したので、博士(医学)の学位論文に値するも
のと認められた。
(総字数581字)
(平成26年 9月 2日)