PJ1(地域医療充実PJ)への意見 【回答:PJ1 ワーキングチーム】 No. ご意見のある施策 1 生活習慣病対策の充実 2 医師等の医療従事者の確 保 ご意見 回答 平成24年度は,体操教室が年間約2万8千回開催され,延べ約45万 人の方に参加をいただいておりますが,教室によっては参加者が少ない 同居している母親がシルバーリハビリ体操教室に通って 場合もあるものと考えます。 いるが,いつも参加者は数人,指導士の方が多いときもあ 県や県立健康プラザにおいては,ラジオ放送への出演や,広報誌・タ るそうだ。 ウン誌への記事掲載,10周年記念フォーラムの開催,ホームページへ 指導士の数を増やしていく,という記事を度々目にする の掲載などを通して,シルバーリハビリ体操の普及啓発に努めておりま が,同時進行で参加者も増やす取り組みはしているのか。 す。 指導士の個々のレベルを上げるとともに,こんな教室を シルバーリハビリ体操は,各市町村の介護予防事業の一環として取り やっています,と回覧板,ネット,市役所,支所,郵便局, 組まれており,体操教室の案内は,市町村の広報誌やホームページな スーパー…など,方々で呼びかけをするべきではないか。 どで広報されております。 今後は,住民の参加についても,さらに様々な広報の機会を捉えて呼 びかけるよう,市町村とも協力しながらすすめてまいります。 医療従事者の確保は,育成全体数が決まっているため困 難と思われる。対策は, 1.茨城県民からの育成 2.茨城県内の先端医療を研究開発・実施できる魅力ある 施設を作る(※中性子を使ったがん治療,がんワクチンな ど) 人は,最先端の技術を体験し身に着けることを優先し勤 務先を選択し,自然に集まってくることと考える。ぜひ,医療 機関として魅力ある施設・機関(予防も含め)の育成を。 1.県内高校の卒業生などを対象とした地域枠制度を設け,本県出身医 師の育成・確保を図っているところですが,本年は筑波大学に9名の定 員増をし,合計6大学38名となりました。また,高校生の病院見学会や 高等学校の医師訪問により出前講座を開催するなどして,ひとりでも多 くの県民に医学部に進学していただけるよう努めています。 2.本県では,県立病院に「手術支援ロボット《ダヴィンチ》」や「光トポグ ラフィー」等の高度な機器の導入を進めています。 No. ご意見のある施策 3 がん対策の充実 4 医師等の医療従事者の確 保 5 (指定無し) ご意見 回答 現在,胃がんの原因の80%はヘリコバクターピロリ菌の感 染による毒素とされている。 がん対策の中でピロリ菌の感染検査,除菌を取り上げな いのか。ピロリ菌の除菌を若年層に実施することにより,胃 がんの発生はもとより,慢性の胃潰瘍も根絶でき医療保険 料も大きく減額できる。 20年後の胃がん死0を目指して,「胃がん撲滅対策」を全 国に先駆けて計画しては(市町村レベルでは実施している ところもあるようです)どうか。 集団全体の死亡率減少を目的として市町村が実施する胃がん検診 は,国が策定した「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための 指針」に基づき,胃部エックス線検査により実施されています。ヘリコバ クター・ピロリ抗体検査は,現段階において胃がんの死亡率減少効果の 有無を判断する証拠が不十分であるため,市町村が実施する検診とし ての実施は推奨されておりません。 また,国のがん対策推進基本計画 において,ピロリ菌は胃がんと関連があることが明記されましたが,その 除菌の有用性については,内外の知見をもとにさらに検討するとされて おります。今後,国が設置したがん検診のあり方に関する検討会におい て,検診の見直しの検討が進められることとなっておりますので,県とし ましては,国の動向を注視しながら対応してまいりたいと考えておりま す。 医師修学資金貸与額を,各地方公共団体の例を参考に 改定の検討をすべき。 医師修学資金については,将来,県内の知事が指定する医療機関で 医師の業務に従事することを返還免除要件として修学資金を貸与する ことで,医師不足地域での医師確保や地域偏在の是正に資することを 目的とする制度です。貸与額は他県の事例等を踏まえながら,医師とし て従事する義務の期間及び内容とのバランスを考慮し設定したもので す。 がん診療については,国において,全国どこでも適切ながん診療が受 けられる体制の整備を進めており,本県では,現在9病院が国から「が ん診療連携拠点病院」の指定を受けているほか,本県独自に,その拠 ひたちなか市に住んでいるが,個人病院は多い。心臓系 点病院と同等の診療機能を持つ医療機関等の7病院を「茨城県がん診 の疾患,がん治療ができる設備,経験豊富な医者が少ない 療指定病院」として指定し,がん診療提供体制の整備を進めておりま ので東京での治療を指向せざるを得ない。がんなどの拠点 す。 病院を充実してほしい。 ひたちなか市については,「日立製作所ひたちなか総合病院」を「茨城 県がん診療指定病院」として指定しているところです。 県といたしましても,引き続き,これらの拠点病院等の機能の充実を図 り,質の高いがん診療の提供体制の整備を進めたいと考えております。
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