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明治維新150周年記念事業 ∼明治維新と郷土の人々∼ について
1 事業の目的
本県では,平成30年に明治維新150周年の節目の年を迎えるに当たり,以下のような考え方の下,
当時の郷土の人々の生き方について,平成26年度から2か年をかけて,専門家ヒアリングや調査等を
通じ,整理・取りまとめを行い,近代日本の礎を築いた郷土の先人たちの志や明治維新の意義を改めて
考える契機とすることとした。
○ 明治維新という大きな変革期における郷土の先人たちの志や偉業を改めて見直し,我々鹿児
島県人が今後進むべき方向性を改めて考える契機とする。
○ 明治維新の原動力となった鹿児島を国内外に向けて情報発信することなどにより,今後一層
の経済発展が期待されている環黄海経済圏の一翼を担う鹿児島の役割と地位の向上を図る。
2 調査の視点・手法
明治維新を含め通史においては藩主や武士を中心に記述されることが多いが,この事業において
は,当時の郷土の人々の生き方について探るため,「明治維新と武士」,「明治維新と市井の人々」,
「明治維新と女性」,「明治維新と子ども」のテーマを設定した。
また,明治維新における薩摩藩の活躍は,開明君主・島津斉彬や西郷隆盛,大久保利通などを中心
に語られることが多いが,今回の取りまとめでは,これに加え,家老等や郷士の役割等を含め,藩の
組織・機能上の特徴等にも着目し,薩摩藩が明治維新において重要な役割を果たし得た要因を整理し
た。
調査に当たっては,専門家ヒアリングを実施するとともに,県内市町村への照会等により新たな史
料の収集・解読等を行い,これまであまり知られていなかった人物等も含めて整理した。
(89∼90 頁参照)
3 中間取りまとめについて
平成26年度における調査結果について,中間取りまとめを行い,広く情報発信することにより,明治維新
150周年に向けた機運醸成や関連した各種取組への活用を図る。
※ この中間取りまとめに関し寄せられた意見等については,最終的な整理・取りまとめの参考とする。