神奈川県 意見交換 3 ロボット産業による地域活性化の取組について テーマ 1 趣旨 少子高齢化の進行により、高齢者を介護する人の不足や負担増への対応と、自力 での行動が制約される高齢者へのサポート体制の充実が大きな課題となっている。 また、大規模自然災害発生後、早期対応が必要な人命救助において、倒壊家屋の 内部調査や救出など、マンパワーの投入だけでは解決困難な場面への対応が緊急の 課題となっている。 一方、本県では、経済のエンジンを回し、地域経済の活性化を促進するため、 「か ながわグランドデザイン」において、今後も高い成長が期待される産業としてロボ ット産業を位置づけており、関連する産業の発展を促進することとしている。 そこで、これらの課題に対応するため、本県では、 「生活支援ロボットの実用化を 通じた地域の安全・安心の実現」を目標とし、生活支援ロボットの実用化を促進す る地域活性化総合特区として「さがみロボット産業特区」の指定を目指している。 この特区は、さがみ縦貫道路の全線開通を機に、沿線地域等を対象に、人口減少、 超高齢化を見据えた介護負担の軽減及び生活支援ロボットの実用化を担う企業の集 積を進めることで、実証環境の充実を図りつつ、地域経済の活性化を促進するもの であるが、こうした取組を効果的に進めるためには、地域の産業と密接に関わって いる市町村との共通理解と連携が必要である。 2 提案 生活支援ロボットの実用化や関連産業の集積促進などロボット産業による地域活 性化の取組について、情報を共有し、共通理解を深めるとともに、今後、 「京浜臨海 部ライフイノベーション国際戦略総合特区」などとの連携を図っていくことを提案 する。 5
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