和風会だより - 医療法人和風会 中島病院

和風会だより
Vol.12
ご意見・ご質問 Q&A
発行日:2006.11.14
発 行:和風会中島病院 広報委員会
暖かい秋が続いておりましたが、11月の声を聞いてやっと秋らしい気候が戻ってきたようです。
紅葉狩りに出かけられた方も多いのではないでしょうか。
さて、今回は9月・10月に皆様からいただいた、ご意見・ご要望に対する回答です。
Q1:インフルエンザと普通の風邪との違いは?
Q:病棟のトイレにも手の乾燥機を設置して欲しい。
A1:原因となるウイルスの種類が異なる違う病気です。普通の風邪は、のどや鼻に症状が現れるのに対し、インフ
A:現在、外来トイレには手の乾燥機を設置していますが病棟には設置していません。最初の設置の時点で、病棟に
ルエンザは、突然の高熱と共に、全身倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状を伴って発症し、咽頭
設置するかどうかということを議論しました。その結果、病棟のトイレは病室から近く、夜間利用される方も多
痛や咳などの呼吸器症状が現れます。発熱は 2~3日持続した後、1週間程度で軽快しますが、特に高齢者で
いため、利用のたびに乾燥機の音が病室に響いて眠りを妨げることになるのではないかということで、設置を見
は、肺炎を合併して死にいたることもあります。
合わせることになりました。今後は、音の静かな良い機種があれば検討していくことになっています。
Q2:予防接種の対象となる方は?
A2:任意接種では、インフルエンザの発症と重症化を防ぎたい方すべて。定期接種では、65才以上の高齢者の方、
60~64才で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能に高度の障害がある方です。
Q:玄関前に長椅子の設置を希望(早朝順番を取りに来ても座れなくて困っている方あり)
。
A:以前からですが、入院されている方から「早朝に順番を取りに来られた方の話す声が病室に響く」という声をい
Q3:予防接種の望ましい時期は?
ただいていました。また夏場の気温の高い時期はまだ良いのですが、冬場の寒い時期に玄関の外で待たれている
A3:インフルエンザの流行は12月下旬から3月上旬であり、ワクチン接種の効果がでるまでに約2週間かかるこ
ということに対しては心配しておりました。このような理由から、玄関前の長椅子の設置はしないことになりま
とから、11月中の接種が望ましいです。津山市の定期接種の方は、12月末までに受けてください。
した。
Q4:ワクチン接種の費用に健康保険がききますか?
A4:予防接種は病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されず、全額自己負担になります。任意接種は、
当院では4300円です。定期接種の方は各市町村にお問い合わせ下さい。
Q:面会時間の時間帯表示をして欲しい。
A:面会時間は終了時間しか決めていません。入院されている方のご家族が仕事前にちょっと寄っていかれたり、バ
Q5:インフルエンザにかかった時の治療薬は?
スや汽車の時間にあわせて来られたりということがあるので、終了時間のみ午後の8時と決めています。終了前
A5:インフルエンザウイルスを殺せる抗ウイルス薬(内服薬のタミフル、吸入薬のリレンザ)があり、発症から48
には全館放送で、面会の終了をお知らせしています。
時間以内に服用すれば、発熱期間が1~2日間短縮されます。発症から3日以上経過してからでは、上記の
薬の効果は少なく、対症療法になります。インフルエンザが疑われたら、速やかに受診してください。咽頭・
Q:会計の待ち時間が長い。
鼻咽頭のぬぐい液でのインフルエンザ迅速抗原検出キットで、短時間に診断ができます。
A:お待たせして申し訳ございません。待ち時間調査を実施して改善策も考えてみるようにします。また処理の内容
(A ・S)
によってお待ちいただく場合もありますので、もし長いなと思われて、おかしいようであれば、受付窓口までお
申し出ください。
色々なご意見をありがとうございました。いただいたご意見に対して、必ずしも納得いく回答ば
当院リハビリ科は今年 4 月に開設し、現在理学療法士 3 名、作業療法士 1 名にてリハビリテーションを行ってい
ます。リハビリ科では病気の療養で体力や筋力の低下した患者さんや、脳卒中により手足の麻痺のある患者さん等を
対象にリハビリテーションを行っています。リハビリテーションの内容については現在の症状や、病前の状況によっ
ても異なりますが、
「立ち上がる」や「歩く」
、
「ベッドから起きる」など基本的な動作の練習(理学療法)や、食事、
整容、更衣や排泄、入浴など身のまわりのことを行う練習(作業療法)をしています。また障害により生活が困難に
なった患者さんに対し環境を整えるといった指導・支援も行っています。訓練は主に当院4階にあるリハビリ室にて
行いますが、病状などにより訓練室に出てくることのできない患者さんには病室にてリハビリを行っています。リハ
ビリ科ができて半年あまり、経験の浅い私たちですが少しでも患者さん、ご家族の力になれるように頑張っています。
(リハビリ科一同)
かりではないと思いますが、少しでもご期待に沿える病院であるようにスタッフ一同頑張って
います。これからもお気づきの点がございましたらお申し出ください。
(A・T)