腫瘍免疫領域におけるプレゼンス強化のため

報道関係各位
2014 年 11 月 27 日
参考資料
この資料は、2014 年 11 月 17 日に Merck (メルク)本社が発表した英語版プレスリリースの翻訳(一部省略)で、参考資
料として提供するものです。英語版は http://www.merckgroup.com をご参照ください。
メルク、腫瘍免疫領域におけるプレゼンス強化のため、
抗 PD-L1 製剤に関するファイザー社とのグローバルな戦略的提携を発表
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メルクとファイザー社は、メルクの抗 PD-L1 製剤を共同で開発・上市する
両社の共同投資、また強みと能力を組み合わせることにより、競争の激しい抗 PD-1/抗 PD-L1
分野におけるメルクの製剤候補の潜在力を更に最大限に向上する
2015 年には、承認申請の中心となる数件の治験を含め、優先順位の高い最大 20 件の腫瘍
免疫領域の臨床開発プログラムを立ち上げの見込みである
提携により米国の抗がん剤市場へのメルクの参入を加速する
2014年11月17日、ドイツ・ダルムシュタット発: 本日、メルク(MRK GY)は、ファイザー社(NYSE:
PFE)とのグローバル提携の合意に至ったことを発表しました。この合意のもと、腫瘍免疫領域にお
ける両社のプレゼンスを強化するために、複数のがん種に対し可能性のある治療としてメルクが現
在開発を進めている治験薬である抗PD-L1抗体MSB0010718Cの開発及び販売を共同で行います。
本剤は単剤として、またファイザー社とメルクが所有する幅広い承認薬および開発候補品との様々な
併用で開発が行われる予定です。さらに、ファイザー社の抗PD-1抗体を第I相試験へ進めるために、
両社の開発リソースと開発力を融合します。今回の合意の一部として、メルクは米国および他の複数
の主要市場において、非小細胞肺癌治療薬であるファイザー社のザーコリ (XALKORI) の共同プロ
モーションを実施します。
メルクの経営執行委員会会長であるカール-ルードビック・クライは次のように述べています。「私たち
は、当社の事業の3本柱であるヘルスケア、パフォーマンスマテリアルズ、ライフサイエンス事業を全
て強化するという点において、約束した通りの成果を挙げています。今年は既にAZエレクトロニックマ
テリアルズを買収し、シグマ・アルドリッチの買収提案を行ってきましたが、次の戦略として、今回ヘル
スケア事業の強化に焦点を向けました。このファイザー社との合意は、当社の製品パイプラインを推
進する上で非常に重要なマイルストーンです。」
続けて、メルクのバイオ医薬品事業部門であるメルクセローノの社長兼最高経営責任者(CEO)であ
り経営執行委員会のメンバーのベレン・ガリージョは次のように述べています。「ファイザー社とグロ
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ーバルに提携することで、当社は腫瘍免疫領域における両社の強みと能力の恩恵を受けることがで
き、複数のがん種においてがん患者さんのニーズに対応するために、この将来性の高い薬剤の開発
をさらに加速して行きます。2015年には、承認申請の中心となる数件の治験を含め、優先順位の高
い腫瘍免疫領域において最大20件の臨床開発プログラムの立ち上げが見込まれます。これに加え、
今回のグローバル提携により、米国の抗がん剤市場への当社の早期参入が可能になり、また他の
複数の重要なグローバル市場における当社の既存の抗がん剤ビジネスを強化することにもつながり
ます。」
メルクの抗PD-L1抗体の評価のため、現在2件の臨床開発プログラムが進行中です。第I相試験では、
複数のがん種において550人を超える患者さんがMSB0010718Cによる投与を受けました。2014年
9月18日にメルクが主催したAnalyst and Investor Day(アナリストおよび投資家向け説明会)では、
現在進行中の第I相試験の中間データが発表され、非小細胞肺癌および卵巣癌の患者さんにおいて
完全奏効および部分奏効が得られたことが示されました。追加データは2015年に複数の医学学会で
発表される予定です。また、稀少皮膚がんである転移性メルケル細胞がんを有する患者さんを対象
として本抗体を検討する第II相試験も現在進行中です。詳細につきましては、www.clinicaltrials.gov
をご参照下さい。
今回の合意条件のもと、メルクは8億5千万ドル(約6億8千万ユーロ)のアップフロント・ペイメントを受
け取る予定であり、また20億ドルを上限として承認および販売マイルストーン・ペイメントを受け取る
権利を有します。両社は全ての開発・販売コストに共同で資金を提供し、この提携から生まれた抗
PD-L1製剤または抗PD-1製剤については、その販売から得られる全ての収益を分け合うことになり
ます。
メルクの医薬品事業部門CEO兼経営執行委員会副会長であるステファン・オシュマンは次のように
述べています。「今回のグローバル提携を通して、私たちの腫瘍免疫領域重点化戦略が大幅に強化
され、当社の抗PD-L1抗体の潜在力を十分に発揮させるための資金を得ることになります。抗PD-L1
抗体開発プログラムの成功と、ファイザー社により認められた価値は、近年の当社の研究開発パイ
プラインで私たちが成し遂げた進捗を明確に反映するものです。」
ファイザー社のワクチン、オンコロジーおよびコンシューマー・ヘルスケア事業部門長であるアルバー
ト・ブーラ氏は次のように述べています。「今回のグローバル提携により、ファイザー社とメルク社が、
様々な種類のがん患者さんのニーズに応えるという目標に向けて協力し、強みを活かし合っていくこ
とが可能になります。腫瘍免疫分野は当社の最優先事項です。将来性のあるこの抗PD-L1抗体と当
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社の幅広い低分子および抗体製剤群を組み合わせることにより、がん患者さんに対して免疫療法を
使用する機会が増え、当社の抗がん剤事業を急速に拡大することが可能になります。また、今回の
提携は、当社の開発プログラムを大幅に加速させ、腫瘍免疫治療の領域で最先端に躍進することを
可能にするものです。」
Merck (メルク)について
メルクは、医薬・化学品分野において、最高水準の品質と高度な技術に基づく革新的な製品を提供するリーディングカ
ンパニーです。メルクセローノ、コンシューマヘルス、パフォーマンスマテリアルズ、メルクミリポアの 4 事業部を有し、
2013 年の総売上高は約 111 億ユーロとなっています。世界 66 カ国におけるグループ従業員約 39,000 名が、患者
さんのクオリティ・オブ・ライフの向上や顧客企業の支援、グローバルな課題の解決に向け取り組んでいます。メルクは
世界で最も歴史の古い医薬・化学品会社です。1668 年以来、革新性、事業の成功及び責任ある企業家精神を標榜
しています。メルクの創業家は全体の約 70%の株式を保有し、今日にいたるまで株式の過半数を所有し続けていま
す。EMD として事業を行っているカナダ及び合衆国を除き、ドイツ・ダルムシュタットのメルクは Merck の名称及びブ
ランドのグローバルな権利を有しています。
メルクセローノ株式会社について
メルクセローノ株式会社は、ドイツ・ダルムシュタットに本社を置くメルク(Merck)のバイオ医薬品事業部門の日本法人
で、2007年10月1日に発足し、がん及び不妊治療領域を重点領域としています。
メルクセローノ株式会社の詳細については www.merckserono.co.jpをご覧ください。
以上
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