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ニュースリリース
2012 年 2 月 24 日
※ 本リリースはドイツ本社 2 月 21 日発表英文リリースの日本語版です。
Merck KGaA、電池用電解液事業を BASF へ売却
メルク株式会社(本社東京、会長兼社長カール・レーザー)の親会社であるMerck KGaA(ドイツ・ダルムシュタ
ット市、会長カール・ルドウィッグ・クライ 以下、メルク)は、同社の高性能電池用電解液事業をドイツの化学会
社BASFに売却することを発表しました。売却価格などの詳細は両社の合意により公表しておりません。
売却の対象となるのは、メルクがこれまで開発した高性能電池向け技術と製品の全てであり、メルクの取得
特許も含まれます。SelectiLyte®ブランドで販売している電解液材料の全製品、リチウムイオン電池電解液
用の各種添加剤のほか、新規電解質や添加剤関連のメルクの研究開発ポートフォリオも対象となります。
今回売却する事業を統括するメルクの先端技術部門統括責任者Dr. Klaus Bofingerは、「当社が長年にわ
たり取り組んできた電解液事業は市場投入の初期段階にあります。またこの事業は、メルクが手掛ける他
の化学品事業とは関連性が低い分野であり、電池メーカーのニーズの一部のみに対応するものでした」と
述べています。
グローバル・ビジネス バッテリー材料ユニットを新たに立ち上げたBASFは、電池メーカーへのソリューション
提供を中心に事業を展開していく予定であり、その一環としてメルクの電解液事業は今後BASFの事業戦略
の重要な要素になっていくと見込まれます。
英語原文リリースは下記をご参照ください。
(http://www.merckgroup.com/en/media/extNewsDetail.html?newsId=46D3FC48BDAE5334C12579AA003F3EBF&newsType=1 )
メルクについて
Merck KGaA(メルク)はドイツのダルムシュタットに本社を置く世界的な医薬品・化学品会社です。会社としての起源は1668
年まで遡り、現在は世界67カ国で事業を展開しています。グループ従業員総数は約40,000人に上り、起業家精神あふれる社
員のイノベーションによって成功を収めてきました。2010年総売上高は約93億ユーロでした。Merck KGaA の株式は全体の
30%が市場で取り引きされており、残りの70%はメルクファミリーが合資会社を通じて保有しています。なお1917年、当時の
米国子会社Merck & Co.の資産が接収された後、同社はメルクからは完全に独立しています。
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968 年に設立。液晶や顔料などの化学品の研究開発・製造・販売や、試薬・分析
機器などライフサイエンス関連製品・サービスの販売を手がけています。2011年には日本ミリポアと事業統合し、バイオサイ
エンス基礎研究から医薬品製造、創薬まで、ライフサイエンス分野の製品とソリューションを提供しています。メルク株式会社
についての詳細は、www.merck.co.jp をご覧ください。
本件に関するお問い合わせは下記まで
メルク株式会社人事本部 広報グループ ピンスカーまたは西上 (電話: 03-5434-6270)
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メルク株式会社
本社
〒153-8927
東京都目黒区下目黒 1-8-1
アルコタワー 5F
人事本部 広報グループ
電話 03 (5434) 6270