複素数と方程式 2 (2 次方程式の解) 基本事項 1(2 次方程式の解) 2 次方程式の解の公式 √ b2 − 4ac 2 次方程式 ax + bx + c = 0 の解は,x = 2a √ −b ± b′2 − ac 2 ′ 2 次方程式 ax + 2b x + c = 0 の解は,x = a −b ± 2 2 次方程式の解の判別式 2 次方程式 ax2 + bx + c = 0 の判別式を D = b2 − 4ac とする時,2 次方程式の解 は以下のようになる。 D > 0 ⇐⇒ 異なる 2 つの実数解を持つ D = 0 ⇐⇒ 重解を持つ D < 0 ⇐⇒ 異なる 2 つの虚数解を持つ (2 つの虚数解は共役) 基本問題 01 次の 2 次方程式を解け。 (1) 8x2 + 28x + 27 = 0 基本問題 02 (虚数解を持つ 2 次方程式)[No.14112601] (2) 1 2 1 x − x+1=0 40 10 (3) (2 + √ √ 2 3)x + 2( 3 + 1)x + 2 = 0 (2 次方程式の解の判別)[No.14112602] k を実数の定数とする時,以下の方程式の解を判別せよ。 (1) 2x2 − 9x + 13 = 0 応用問題 01 (2) x2 − (k − 1)x + k 2 + 4k + 8 = 0 (3) kx2 − 2(k − 2)x + 1 = 0 (2 つの 2 次方程式の解の判別)[No.14112603] k を定数とした時,2 つの方程式 2x2 + 2kx + 2k + 4 = 0 および (k + 8)x2 − 6x + k = 0 について,次の条件 を満たす k の範囲を求めよ。 (1) 2 つの方程式のどちらも虚数解を持つ。 (2) 2 つの方程式の少なくとも一方が虚数解を持つ。 応用問題 02 (虚数係数の 2 次方程式の解)[No.14112604] x の 2 次方程式 (1 + i)x2 + (k + i)x + 3 − 3ki = 0 が純虚数解を持つ時,k の値を求めよ。 応用問題 03 (常に実数解を持つ条件)[No.14112605] [摂南大] 2 次方程式 x2 − (8 − a)x + 12 − ab = 0 が実数の定数 a の値によらず,実数解を持つ時,b の値の範囲を求め よ。 [摂南大] 解答 基本問題 01[No.14112601] √ √ −7 ± 5 (1) (2) 2 ± 6i (3) 3 + 1 4 基本問題 02[No.14112602] (1) 異なる 2 つの虚数解 (2) 異なる 2 つの虚数解 (3)k < 0, 0 < k < 1, k > 4 の時,異なる 2 つの実数解,k = 1, 4 の時,重解,1 < k < 4 の時,異なる 2 つの虚数 解 応用問題 01[No.14112603] √ √ (1) 1 < k < 2 + 2 3 (2) − 9 < k, 2 − 2 3 < k 応用問題 02[No.14112604] k = −1 応用問題 03[No.14112605] 2≤b≤6
© Copyright 2024 ExpyDoc