古典A(理系)

【年間指導計画】平成27年度
教 科
学習の目標
国語
科 目
古典A(理系)
学年
2学年
履修単位
2単位
履修形態 必修
古典を読む能力を養い、ものの見方、感じ方、考え方を広くして、古典に親しむことによって、人生を豊かにする態度を育てる。
使用教材
教科書:標準古典A物語選(第一学習社)副教材:最新国語便覧(浜島書店)・体系古典文法(数研出版)・重要古文単語(桐原書店)
学習方法
●予習では、必ず何度も音読し、本文を写し、用言、助動詞、主な助詞について用法・活用の種類・活用形」等を調べ、ノートに書き
込む。
●授業では、正しい読み方を身につけ、単語の意味を的確に捉え、文法を踏まえた的確な口語訳が出来るように理解する。
●復習では、重要単語や文法事項を反復学習し、練習問題の課題をきちんと学習し、小テストの準備学習もしっかりと行う。
評価の観点
科目評価の観点の趣旨
関心・意欲・態度
国語で伝え合う力を進んで高めるとともに、言語文化に対する関心を深め、国語を尊重してその
向上を図ろうとする。
④
読む能力
文章を的確に読み取ったり、目的に応じて幅広く読んだりして、自分の考えを深め、発展させてい
る。
⑤
知識・理解
伝統的な言語文化及び言葉の特徴やきまり、漢字などについて理解し、知識を身につけている。
①
②
学習評価
③
評価の観点
① 関心・意欲・態度
授業への取り組み
◎
定 期 テ ス ト
小 テ ス ト
課題・提出物
音 読 ・ 暗 唱
観点別比重
② 話す・聞く能力
③ 書く能力 ◎
○
○
30%
④ 読む能力
⑤ 知識・理解
○
◎
○
○
◎
○
○
○
20%
50%
学習に当たってのアドバイス
予習では、まず何度も音読し、本文をノートに写し、わからない単語の意味を調べ、主な品詞(用言や助動詞)に印を付けて、出来る
限り自分の力で口語訳してみる。授業では、予習でわからなかったところに注意して、文法事項の説明と口語訳をしっかりと理解する。
復習では、授業で理解したことが身につくように何度も反復して暗記する。尚、課題・ノート等は必ず提出すること。
【年間学習内容】
学期 内容のまとまりと単元
説話
十訓抄
古今著聞集
物語(一)
竹取物語
伊勢物語
大和物語
漢文
故事・寓話
前
期
学 習 内 容
・学習の心構え
・1年の復習
・中世の説話を読んで、古文
に親しみ、話のおもしろさを
理解する。
・日本文化と中国文化の関係
について考える。
評 価 規 準
評価方法
④音読・朗読を適切に行っている。
①・⑤本文を適切に口語訳している。
④・⑤喩え話の内容を構成や展開に即して理解して
いる。
・予習で音読をし、ノー
トに原文を書き写してお
く。
・古文単語小テスト(通
年)
・歴史仮名遣いを正確に
理解する。
・古典文法の基礎(こと
ばの単位、品詞分類、用
言)を確認する。スタ
ディサポートを行う。
・伝奇物語・歌物語を読ん
④登場人物の行動と心情を読み取っている。
で、古文に親しむ。
④話の内容のおもしろさを理解している。
・話の構成や展開を把握し、 ④和歌にこめられた感情を読み取っている。
登場人物の行動や心情を読み
味わう。
・歌物語における和歌の役割
を理解する。
・積極的に音読する。
・時代背景や登場人物の
関係について理解する。
・話の内容のおもしろさ
を理解する。
・和歌にこめられた感情
を読み取る。
・否定・感嘆・疑問・使役・
反語などの句形の読みと意味
とについて理解し、それに即
して口語訳をする。
・故事や寓話にこめられた古
代中国人のものの見方・考え
方を味わう。
・予習で本文を書き下し
文に改める。
・否定・感嘆・疑問・使
役・反語などの句形の読
みと意味とについて理解
する。
・故事や寓話にこめられ
た古代中国人のものの見
方・考え方を味わう。
⑤本文を訓点に従って正しく読み、書き下し文に改
められる。
⑤否定・感嘆・疑問・使役・反語などの句形の読み
と意味とについて理解し、それに即して口語訳がで
きる。
中間試験
随筆
徒然草・方丈
記・枕草子
・随筆を読んで、人間・社会
などに対する作者の思想や感
情を読み取る。
・表現上の特色を理解し、優
れた表現に親しむ。
・無常観について理解し、日
本文化の特質を考える。
漢文
・漢詩の形式・押韻・対句等 ①・⑤形式・押韻など理解している。
を理解する。
①・④ 漢詩を味わい、主題をとらえている。
漢詩
・漢詩を味わう。
・自然・情愛など普遍的な主
題をとらえる。
・軍記物語・歴史物語の展開
を把握し、登場人物の行動や
心情を読み味わう。
・敬語の知識を確認し、解釈
にいかす。
物語(二)
平家物語
大鏡
漢文
史記「鴻門之会」
前半
①・④人間・社会などに対する作者の思想や感情を
読み取れた。
④・⑤ 文章の内容を構成や展開に即してとらえられ
た。
・予習で本文を書き下し
文に改める。
・否定・感嘆・疑問・使
役・反語などの句形の読
みと意味とについて理解
する。
・故事や寓話にこめられ
た古代中国人のものの見
方・考え方を味わう。
・漢詩の形式など理解す
る。
・人物や状況を捉え、鑑
賞する。。
・普遍的な主題を理解す
る。
期末試験
④・⑤話の内容を構成や展開に即して理解してい
る。
①・⑤登場人物の行動と心情を読み取っている。
⑤『大鏡』の戯曲的な構成について理解している。
・長めの文章を読んで、漢文 ①・④脚注を参考に、話の内容をつかんでいる。
に親しみを持ち、話の内容を ④・⑤ 登場人物の言動を把握し、その理由について
理解する。
理解している。
・『史記』の文学性と作者司
馬遷についての概要を知る。
・物語に接し、積極的に
内容を理解する。
・登場する歴史上の人物
について調べたり発表し
たりする。
・登場人物の性格・人物
像、話の背景をつかむ。
・禁止・疑問・抑揚・否
定・感嘆・仮定などの句
形の読みと意味とについ
て理解する。
第1中間試験
物語(三)
後
期
源氏物語
堤中納言物語
漢文
史記「鴻門之会」
後半
・長編物語の展開を把握し、
登場人物の行動や心情を読み
味わう。
・文章の内容を構成や展開に
即して的確にとらえる。
・助詞・助動詞の知識を確認
し、解釈にいかす。
①長編物語に接し、積極的に内容を理解しようとし
ている。
①・④ 本文を正しく音読している。
①・⑤ 冒頭部分を正しく暗誦している。
・話の展開を把握し、登場人 ①・④脚注を参考に、話の内容をつかんでいる。
物の行動や心情を読み取る。 ④・⑤ 登場人物の言動を把握し、その理由について
・漢楚の興亡についての概要 理解している。
を知る。
・重要語句の意味を古語
辞典で調べる。
・内容を構成や展開に即
して理解する。
・長編物語の内容のおも
しろさを理解している。
・登場人物の性格・人物
像、話の背景をつかむ。
・禁止・疑問・抑揚・否
定・感嘆・仮定などの句
形の読みと意味とについ
て理解する。
第2中間試験
日記
蜻蛉日記
紫式部日記
更級日記
漢文
諸家の思想
・日記を読んで、自然・人
間・社会などに対する作者の
思想や感情を読み取る。
・文章の内容を構成や展開に
即して的確にとらえる。
・助動詞について理解する。
①日記に接し、積極的に内容を理解しようとしてい
る。
①・④作者の思想や感情を読み取っている。
①・⑤古典の日記文学の特質を理解している。
・助動詞「る」「らる」
「す」「さす」の基本的
な意味・用法を理解す
る。
・日記について、文学史
上の基本的な知識を持
つ。
・中国の主要な思想である儒
家・道家・法家の主張の概要
を理解する。
・感嘆・反語・疑問・禁止・
否定・限定などの句形の読み
と意味とについて理解する。
・古代中国の思想から、現代
に通ずるものの見方・考え方
を知る。
①・④それぞれの思想家の主張を読み取っている。
④・⑤ 感嘆・反語・疑問・禁止・否定・限定などの
句形の読みと意味とについて理解し、それに即して
口語訳をしている。
・孟子・老子・荘子・韓
非子について、それぞれ
の思想の特徴について学
ぶ。
・本文中の語句につい
て、漢和辞典で調べる。
・脚注を参考に内容をと
らえ、理解する。
期末試験
備考: 授業の進度・内容は途中で変更することもあります。尚、評価の観点の①~⑤は、前ページの①~⑤に対応しています。