ご参考資料マーケットフォーカス（欧州市場） 2015年2月号市場概況･今後の見通し【 1月の市場概況】＜株式＞ドイツDAX指数は、ギリシャのユーロ離脱観測など背景に一時下落したものの、ECB （欧州中央銀行）による量的金融緩和拡大の決定を好感し、大幅上昇しました。英FTSE100指数は、石油株・鉱山株が下げを主導したものの、ECBの量的金融緩和拡大決定に加えて小売株などが底堅く推移したことから、上昇しました。＜為替＞ユーロ/円は、ユーロ圏の消費者物価指数下落やスイス中央銀行による対ユーロでのスイス・フランの上限撤廃に加え、ECBが量的金融緩和の拡大を決定したことから、大幅に下落しました。英ポンド/円は、BOE（英中央銀行）による金融政策委員会で半年ぶりに利上げ主張が取り下げられ、利上げ観測が一段と後退したことから、下落しました。【今後の見通し】ユーロ圏では量的金融緩和拡大の効果や域内各国の財政緊縮の緩和を背景に、先行きは景気回復ペースが徐々に速まる見込みです。一方、原油安によるロシア経済の深刻化などは回復の重石となりそうです。英国では住宅価格の上昇や企業景況感の伸びに頭打ち感が見られるものの、インフレの沈静化や賃金上昇による実質所得の改善が景気を下支えする見込みです。 2015年2月5日主要株式市場・為替市場の推移（2010年1月末～2015年1月末） 12,000 10,000 DAX（ドイツ） FTSE100（英） 8,000 6,000 4,000 2,000 （円） 200 180 160 （米ドル） 2.0 ユーロ/円（左軸）＜為替＞ユーロ/円は、ギリシャ政局不安、ウクライナ情勢悪化などのリスク回避の動きに加えて、 ECBによる量的金融緩和拡大の決定を受けて、上値が重い展開を見込みます。英ポンド/円は、英景気が底堅い推移を続けるものの、利上げ観測が一段と後退したことからもみ合い推移を見込みます。 1.8 ユーロ/米ドル（右軸） 1.6 140 1.4 120 1.2 100 1.0 80 10/1 11/1 【 1 月のマーケットデータ】＜株式＞欧州株式市場はユーロ圏の景気減速やギリシャ政局不安などへの警戒感が強いものの、ECBの量的金融緩和拡大を受けた投資マインドの改善、ユーロ安による業績改善期待が下支えとなり、底堅い推移を見込みます。英ポンド/円（左軸） 12/1 1月末 13/1 12月末 14/1 騰落率最低 0.8 15/1 （年/月）最高 10,694.32 9,805.55 9.06% 9,469.66 10,798.33 6,749.40 6,566.09 2.79% 6,366.51 6,852.40 ユーロ/ 円 133.88 146.54 ▲8.64% 131.33 143.94 英ポンド/ 円 178.29 187.03 ▲4.67% 176.59 184.20 DAX（ドイツ）株式 FT SE1 0 0 （英）為替 ※為替のデータは本邦営業日ベース、為替の騰落率はプラスは円安、マイナス（▲）は円高（出所）Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/6 ご参考資料欧州経済① ○実質GDP（国内総生産）成長率は、ユーロ圏（2014年7-9月期）が前年同期比+0.8％（前期比+0.2％）、英国（2014年10-12月期）では同+2.7％となった。 ○ユーロ圏消費者信頼感指数（1月）は前月比+2.4ポイントの▲8.5と2ヵ月連続の上昇。景況感指数（1月）は同+0.6ポイントの101.2に上昇した。実質GDP成長率（前年同期比）（％） 8 欧州委員会マインド指標（ユーロ圏）（2009年10-12月期～2014年10-12月期、四半期） 6 ユーロ圏ドイツフランスイタリアスペイン英国（2010年1月～2015年1月、月次） 0 140 -5 120 -10 100 -15 80 -20 60 -25 40 4 2 0 -2 -4 09/4Q -30 20 消費者信頼感指数（左軸）景況感指数（右軸） -35 10/4Q 11/4Q 12/4Q 13/4Q 14/4Q （年/期） ※ユーロ圏、ドイツ、フランス、イタリア、スペインは14/3Qまでのデータを使用 ※4Qは10-12月期を意味し、例えば09/4Qは2009年10月から12月の3ヵ月間を示す。 ※Eurostat公表ベース。ただし、英国は英国統計局公表ベース ※季節調整済み（出所）Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 0 15/1 (年/月) ※季節調整済み（出所）Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 2/6 ご参考資料欧州経済② ○鉱工業生産指数は、ユーロ圏（11月）が前月比+0.2％と3ヵ月連続で上昇した。英国（11月)は前月比で▲0.1％と2ヵ月連続で低下した。 ○小売売上高指数は、ユーロ圏（12月）が前月比+0.3％と3ヵ月連続の上昇。英国（12月）は前月比+1.0％、3ヵ月連続の上昇となった。鉱工業生産指数小売売上高指数（2009年11月～2014年11月、月次） 120 ユーロ圏ドイツフランスイタリアスペイン英国（2009年12月～2014年12月、月次） 120 110 110 100 100 90 90 80 80 09/11 10/11 11/11 12/11 13/11 14/11 (年/月) ※Eurostat公表ベース ※季節調整済み（出所）Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 70 09/12 ユーロ圏ドイツフランスイタリアスペイン英国 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 (年/月) ※イタリアは2014年11月までのデータを使用 ※Eurostat公表ベース ※季節調整済み（出所）Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 3/6 ご参考資料欧州経済③ ○消費者物価上昇率は、ユーロ圏（1月、速報値）は前年同月比▲0.6％と2ヵ月連続で下落。英国（12月）は同+0.5％と前月から▲0.5％減速した。 ○失業率は、ユーロ圏（12月）は11.4％とわずかながらも4ヵ月ぶりに改善。英国（2014年9-11月）は5.8％、8-10月から▲0.2％と3ヵ月ぶりに改善した。消費者物価上昇率（前年同月比）失業率（2010年1月～2015年1月、月次）（％） 6 5 ユーロ圏ドイツフランスイタリアスペイン英国（2009年12月～2014年12月、月次）（％） 30 25 4 ユーロ圏ドイツフランスイタリアスペイン英国 20 3 2 15 1 10 0 5 -1 -2 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 （年/月) ※ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、英国は2014年12月までのデータを使用 ※Eurostat公表ベース。ただし、英国は英国統計局公表ベース（出所）Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 0 09/12 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 （年/月) ※英国は2014年11月までのデータを使用 ※Eurostat公表ベース。ただし、英国は英国統計局公表ベース（国際労働機関基準） ※季節調整済み（出所）Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 4/6 ご参考資料欧州金利・株式 ○欧州10年国債利回りは、ECBの量的金融緩和拡大を受けて多くの国で過去最低利回りを更新。一方、ギリシャは債務問題への懸念から上昇した。 ○欧州株式は、スイスを除き総じて上昇。ドイツDAX指数は連日で史上最高値を更新。英FTSE指数も一時約4ヵ月半ぶり高値をつけた。欧州各国の株価推移欧州各国の10年国債利回り（％） 40 35 30 25 （2010年1月末～2015年1月末、日次）（2010年1月末～2015年1月末、日次） 200 ドイツドイツフランスフランスイタリアイタリアスペインスペイン英国英国 150 ポルトガルスイスギリシャ 20 15 100 10 5 0 10/1 50 11/1 12/1 13/1 14/1 （出所）Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 15/1 （年/月） 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 （年/月） ※ドイツ：DAX、フランス：CAC40、イタリア：FTSE MIB、スペイン：IBEX35、英国：FTSE100、スイス：SMI ※グラフ開始日を100として指数化（出所）Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 5/6 ご参考資料【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書（交付目論見書）の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等（外貨建資産には為替変動リスクを伴います。）に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 6/6