関西大学総合情報学部 授業計画 2015 〈C〉 ブレイン・コンピューティング(春学期 2単位) 林 勲 Brain Computing ■授業概要 ■授業時間外学習 脳に関わる計算機能の観点から基礎内容を概説し、 授業前にスライド資料の印刷を用意し、予習と復 特に、神経細胞の機構、視覚処理機構、記憶と学習、 習を欠かさないこと。 脳情報処理、脳工学、脳と身体性、ブレインマシン インタフェース等について、より詳細に、かつ、系 ■成績評価の方法 統的に講義する。まず、神経細胞レベルでの生理学 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポー 的な機構構造を紹介する。次に、視覚機構を例にし ト等)で総合評価する。 て記憶と学習の構造について概説し、工学的な脳情 講義内テスト(90%) 、レポート(10%) 報処理の観点からニューラルネットワークや身体知 獲得モデルについて学習する。最後に、ロボットに ■成績評価の基準 関わるブレインコンピュータインタフェースの最新 1.各回の授業内容を理解しているかを評価する。 研究について言及する。 2.講義中の機構アルゴリズムと方法論の理解度 を評価する。 ■到達目標 1.脳とコンピュータに関わる基礎知識を修得す る。 ■教科書 教材提示装置によるスライド資料の配布により講 2.視覚系ニューラルネットワークの機構を修得 義を行う。 する。 ■参考書 3.脳と身体との関連を理解する。 4.ブレインコンピュータインタフェースの機構 ■備考 を理解する。 履修が望ましい科目:ファジィ情報処理、インタ ■授業計画 フェース工学、ヒューマンエージェントインタラク 第1回 脳工学とは ション、認知ロボティクス、ロボットブレインコン 第2回 脳研究の機構 ピューティング実習 第3回 神経細胞の計算モデル 第4回 神経回路網の活動電位モデル 第5回 視覚心理と脳機構 第6回 視覚情報機構(1) 第7回 視覚情報機構(2) 第8回 視覚情報機構(3) 第9回 視覚系ニューラルネットワーク(1) 第10回 視覚系ニューラルネットワーク(2) 第11回 視覚系ニューラルネットワーク(3) 第12回 脳活動計測 第13回 身体知獲得モデル 第14回 ロボットとブレインコンピュータインタ フェース(1) 第15回 ロボットとブレインコンピュータインタ フェース(2) ─ 168 ─ 関西大学総合情報学部 授業計画 2015 (デジタルパンフレット版)
© Copyright 2024 ExpyDoc