関西大学総合情報学部 授業計画 2015 法学 (春学期、秋学期 2単位) 福島 力洋 Jurisprudence ■授業概要 ■授業時間外学習 「法律家は悪しき隣人」などと言われ、一般市民 随時提示される問いに対し、自分の言葉で説明で にとって、法律はなじみがないもの、できれば関わ きるよう、アウトプットにも努めること。 り合いを持ちたくないものと思われていることが多 い。他方で、「社会あるところに法あり」という法 ■成績評価の方法 格言が示すように、法なくしては社会は成立しない。 定期試験(筆記試験)の成績で評価する。 逆説的だが、われわれに自由が確保されるのは、法 定期試験100% によってわれわれの行動がコントロールされている がゆえ、ということさえできる。 ■成績評価の基準 本講義では、できるだけ具体的な法現象を素材と これからの日本社会を支える市民として、一般に しながら、わが国における法状況を概観し、法的な 誤解されがちな点が正確に理解できているかどうか、 ものの考え方を解説し、日本国憲法やコンピュータ また、近視眼的思考に陥ることなく、目の前の問題 犯罪、知的財産法など、本学部の他の法律系科目を に対する結論の妥当性にとどまらない、その社会へ 理解するにあたっての基礎を提供する。 の影響等も含めた多面的思考ができているかどうか。 ■到達目標 様々な法的問題に対し、様々な要素を考慮した上 ■教科書 『はじめての法律学[第4版] 』 (有斐閣)松井茂記、 で、説得力ある理由付けを伴った妥当な結論を下せ るようになることを目標として設定する。 松宮孝明、曽野裕夫 『ポケット六法平成27年版(春学期)平成28年版(秋 学期) 』 (有斐閣) ■授業計画 六法はここに掲げたものでなくても構わないが、 1 オリエンテーション・イントロダクション できる限り新しいものが望ましい。 2 法って何だ? ■参考書 3 法律家の頭の中をのぞいてみよう 4 法の活躍舞台 5 刑事法の基礎(1) ■備考 6 刑事法の基礎(2) 語学学習に辞書が欠かせないものであるように、 7 刑事法の基礎(3) 法を学ぶ上で六法は必要不可欠です。本講義におい 8 刑事法の基礎(4) ても適宜参照しますので、毎回必ず持参するように 9 民事法の基礎(1) してください。 10 民事法の基礎(2) 11 民事法の基礎(3) 12 民事法の基礎(4) 13 民事法の基礎(5) 14 公法の基礎 15 トピックス ─ 29 ─ 関西大学総合情報学部 授業計画 2015 (デジタルパンフレット版)
© Copyright 2024 ExpyDoc