2015 年度 慶應義塾大学 文学部 (英語) 全体概況

2015 年度
慶應義塾大学 文学部 (英語) 全体概況
試験時間
大問数・解答数
難易度の変化(対昨年)
大問数:
○ 難化
1題
○ やや難化
解答数:
● 変化なし
問題の分量(対昨年)
○ 多い
● 変化なし
出題分野の変化
○ あり
● なし
出題形式の変化
○ あり
● なし
新傾向の問題
○ あり
● なし
120 分
10 問
○ やや易化
○ 易化
○ 少ない
総評
昨年と同様、本年度も読解 1 題だけで構成されている。この読解をその分量から見た場合、合計語数
は 1978 語であり、昨年度の 2060 語とほぼ同じである。その出題形式も、空所問題・英文和訳・内容説
明・和文英訳・語句整序とその多くは同じだが、昨年出題された新傾向の設問は単年で姿を消した。
読解をその難易度から見た場合、「笑顔(表情)」という受験生にとって馴染みのあるテーマを扱いな
がらも、その内容は掴みづらく難解なものになっている。また、その設問である(Ⅷ)内容説明も、二つ
の段落という広い範囲から「先行研究と実験」を探し出し、制限字数内にまとめ上げないといけないた
め、解法手順を心得てないとかなりの時間を要することになるだろう。
例年、難解な英文を出題してくる慶應文学部だが、辞書持込可であることから、細かい単語に関して
気にする必要はないし、試験時間が 120 分もあるため特別な速読法を身につける必要もない。大切なの
は、文構造をしっかりと解析できる力であり、受験数ヶ月前から、問題形式別の解法手順を身に付ける
ことである。また、設問の多くが記述式であるため、実際にペンと紙を使って解答を作成する過程を疎
かにしてはならない。
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