再現答案【平成 26 年度 第2次筆記試験】受験番号 1404801-00093 お名前 菊地 元三 事例Ⅰ(組織・人事戦略) 第1問 経営環境の変化は、①自社のみで解決できない技術や独創的なアイディアを得るため、大学や企 業との共同開発が必要になった、②技術革新が速く、製品ライフサイクルも短くなり、他社との 競争が激化したため、迅速な開発と顧客対応が必要になった、こと。 第2問 理由は、①研究開発力の不足により、取引先の要望を超えるアイディアを提案することができな かった、②小規模生産に伴う高いコストと製品の低品質により、技術革新製品や代替品との競争 に勝てなかった、ため。 第3問 課題は、①取引先の要望を超える新しい技術や製品を継続的に提案していくために、研究開発力 を強化する、②研究開発費を捻出するために、官公庁の公的助成金を獲得し得る魅力的な研究開 発を行う、こと。 第4問 要因は、①近年昇進した中途採用の課長が製造管理能力を発揮し、良品率向上手法を取り入れた ため、②製造設備の改良・開発を継続的に行う文化が醸成され、製造スタッフの品質の維持・向 上能力が高まったため。 第5問 施策は、①取引先、共同研究の窓口業務や研究開発テーマについて権限と責任を与えて、仕事に やりがいを持たせる、②賃金体系に成果主義を導入し、開発品の製品化の際に一時金を支払う等 のインセンティブを与えること。 再現答案【平成 26 年度 第2次筆記試験】受験番号 1404801-00093 お名前 菊地 元三 事例Ⅱ(マーケティング・流通戦略) 第1問 a) 一般向けツアーは③の金のなる木に、海外研修ツアーは①の花形に、分類される。 b) 一般向けツアーは④の負け犬に、海外研修ツアーも④の負け犬に、介護付きツアーは②の問題児 に、それぞれ分類される。 第2問 戦略は、①友人などを紹介してくれた既存顧客に、割引券などを提供し、口コミによる新規顧客 開拓を行う、②SNSサイト上に掲示板を作成し、既存顧客と潜在顧客の交流を通じた人的コミ ュニケーションを促す、こと。 第3問 (設問1) B社の売上の構造は、平均総利用額の上位4位までの40世帯が全体の62.6%を占めるため、 少数顧客の重要性が高い状態である。従って、重要顧客層は、デシル1~デシル4の40世帯と 特定できる。 (設問2) 要因は、3 年の間に複数回、ツアーに参加したか否かである。デシル1からデシル4は、1.8 回以 上参加している。従って、ターゲットとすべきは、数年に1回以上、家族旅行を楽しみたいと考 えており、介護レベルの高い高齢者を有する世帯と考えられる。 第4問 内容は、①顧客データベースを活用し、介護の要望をオプション料金に反映する、②介護付き海 外ツアーを開発し、歴史史跡めぐり等を含めた高付加価値商品とする、こと。 再現答案【平成 26 年度 第2次筆記試験】受験番号 1404801-00093 お名前 菊地 元三 事例Ⅲ(生産・技術戦略) 第1問 強みは、高評価の精密加工技術と精密加工部品の一貫生産体制を持つこと。弱みは、小ロット、 短納期生産体制が整っていないこと。 第2問 短期的には、オペレーターの経験で行っているメンテナンス作業をマニュアル化し、故障対応の 効率を向上する。長期的には、自動旋盤の更新により加工精度を向上して、不良率を低減するた めに、更新計画を立案する。 第3問 (設問1) メリットは、①価格交渉力が上がるため、経営の安定性が向上する、②業務委託代が得られるた め、営業利益が増え、収益性が向上する、③末端顧客からの受注情報が得られるため、市場動向 が把握しやすくなる、こと。 (設問2) 生産計画は、X社から得られる発注情報を基に、計画の精度を向上しつつ、切削工程の連続生産 計画と全工程の加工順を決定して受注ロット毎に完成し次第納品する体制とする。 資材調達計画は、精度が高まった生産計画を基に、一か月毎に、製品の生産量と原材料の在庫を 確認し、必要数量のみを発注するように変更し、在庫を削減する。 第4問 提案は、①世界市場で著名という強みを活かし、海外展示会などへ参加して海外顧客開拓を行う、 ②役員の営業ノウハウを継承させた営業部員を増やし、新規顧客開拓を進める、③X社との取組 で構築した小ロット・短納期納品を他社にも提案していく、④自動旋盤を更新し、製品品質を向 上して、高付加価値製品を求める顧客に対応していく、こと。 再現答案【平成 26 年度 第2次筆記試験】受験番号 1404801-00093 お名前 菊地 元三 事例Ⅳ(財務・会計戦略) 第1問 (長所) ・売上高原価率(28%) セントラルキッチン方式を導入しているため、売上原価率が低く、収益性が高い。 (問題点) ・有形固定資産回転率(1.11 回) 古くからの店舗のいくつかは、店舗面積が狭く、客足も落ちているため、有形固定資産回転率が 低く、効率性が低い。 ・負債比率(500%) 店舗の拡充を借入金により実施しているため、負債比率が高く、安全性が低い。 第2問 (設問1)計算問題のため省略 (設問2)同上 第3問 (設問1)同上 (設問2)同上 (設問3)同上 第4問 (a)ストックオプション、為替予約 (b)ストックオプション メリット:円安時に買いコールオプションを行使することで、買い付けの為替差損を相殺できる。 デメリット:円高時には、オプションの手数料がかかり、損失がでる。 為替予約 メリット:円安になっても、予約レートが確定しているため、為替差損を回避できる。 デメリット:円高時に、低価格で輸入できる機会を損失する。
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